のがみ りょうたろう野上良太郎
- 登場作品
- 仮面ライダー電王
- 初登場回/初登場作品
- 第1話『俺、参上!』(2007年1月28日放送)
「弱かったり、運が悪かったり、何も知らないとしても、それは何もやらないことの言い訳にならない」
■プロフィール
種族:人間
性別:男性
年齢:18歳
職業・身分など:喫茶店「ミルクディッパー」アルバイト
家族など: 野上愛理(姉)、野上真一(父)、野上加代子(母)、野上幸太郎(未来の孫)、ハナ/コハナ(姪になるはずだった女性)
演:佐藤健(さとう・たける)
■この人物が変身する仮面ライダー
・仮面ライダー電王
・仮面ライダー幽汽
■説明
仮面ライダー電王に変身する青年。「特異点」と呼ばれる存在のひとりで、時間改変の影響を受けず、記憶を持ち越すと同時に自身の記憶をもとに時間の流れを修復することができる。その特殊な力をハナに見込まれ、仮面ライダー電王に選ばれた。
1988年12月26日生まれ。幼い頃に両親が亡くなり、姉の愛理とともに祖母の家で育てられた。姉が記憶喪失になったことを機に高校を中退し、普段は姉が経営する喫茶店「ミルクディッパー」でアルバイトとして働いている。
性格は気弱、ひ弱で体力もない。また、デザインセンスやネーミングセンスはかなり悪く、本人にその自覚がないため周囲を辟易とさせてしまうこともある。加えて非常に運が悪く、思わぬ怪我をしたり、妙な事件に巻き込まれやすい。ただ、そんな日々にはすっかり慣れてしまっており、自分の不幸に他人を巻き込まないよう配慮することを忘れていない。
身体能力的には決して戦闘向きのタイプではないが、一途で頑固な面もあり、こうと決めたらどんなに自分がボロボロになろうが絶対やり通すという芯の強さがある。自身が不幸に見舞われやすいが故に、他人の不幸に関しても敏感で、特に他者を陥れる者は絶対に許さないという思いが強く、それが良太郎の戦う理由とひとつとなっている。
また、適応能力の高さも目を惹くものがあり、電王として戦うこと、そしてそのために自分自身にイマジンに憑依させるということにもまったく抵抗を見せず、結果的にモモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスと4人のイマジンを一手に引き受け、疲労に苦しみながらも最後まで戦い抜いた。
ハナとの出会いから、時の運行を守る番人として活動し、過去を変えようと目論むイマジンたちと戦う日々を過ごしていたが、ある時、過去で姉の婚約者であった謎の男(桜井侑斗)と出会ってしまい、さらに今の時間にも仮面ライダーゼロノスに変身する桜井侑斗を名乗る青年が出現。
自分が知っている桜井侑斗とはあまりにも違う青年の存在に、最初は嫌悪感に近い感情すら抱いていたが、時間を守るためにともに戦うなかで、ふたりの関係性は少しずつ軟化。やがて青年が侑斗であることを認め、ともに友情めいた感情まで抱くほどになった。
イマジンを操る黒幕・カイが出現すると、彼の身勝手な計画で多くの人が不幸になることを許せず、全力でこれに応戦。
だが、良太郎の時間が守られるということは、イマジンたちの未来が消滅してしまう。イコール、モモタロスたちも消滅する……。その事実に気づいたことで、仲間のイマジンたちを拒絶。自分ひとりで戦おうとしてしまったこともあったが、「今」という時間を自分たちも守りたいというモモタロスの言葉に心動かされ、仲間のイマジンたちとの絆はより強固になった。
そして迎えた最終決戦で、カイの計画を阻止することに成功。本来であれば、モモタロスたちも消えるはずであったが、良太郎の強い思いがそうさせたのか、未来は新たな道へと繋がっていき、モモタロスたちも復活を果たした。
その後、良太郎は普通の生活を取り戻すが、時間を乱す輩は跡を絶たず、必要とあらば即参上! と、時の番人=電王として今も戦い続けている。
■戦闘時の決め台詞など
「行くよ、モモタロス」
「ごめんなさいは?」
「そんなの、僕は絶対認めない。変身」
「決めたんだ……強く、なる」
「僕と、最後まで一緒に戦ってくれる?」