がおう牙王
- 登場作品
- 仮面ライダー電王
- 初登場回/初登場作品
- 『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』(2007年8月4日公開)
「デンライナーはもらったぜ」
■プロフィール
種族:人間
性別:男性
年齢:不明
職業・身分など:強盗団の頭領
家族など:不明
演:渡辺裕之(わたなべ・ひろゆき)
■この人物が変身する仮面ライダー
・仮面ライダーガオウ
■説明
多数のイマジンたちを引き連れ、時の列車ばかりを襲う強盗団の首領。ハナが名前を聞いただけで驚くなど、その世界では有名だった。
“喰らう”ことに執着心が強く、パイナップルや焼き魚、鳥の丸焼きなど、ことあるごとに何かを食べていた。
性格は荒々しく、手づかみで食べ物を食べ、気に入らないことが起こればすぐに暴力を振るって解決しようとする。一方で相手の性格を見抜く術にも長けており、デンライナーをハイジャックした際には、モモタロス、ウラタロス、キンタロスは特殊な壁に囲い閉じ込めたが、リュウタロスは「良いものを見せる」といって味方側に引き込もうとした。
強盗として名高いことや、「時間に飽き飽きしている」という理由で時間そのものを消滅させようとしていることから、長期間さまざまな時間を彷徨っていたと考えられる。言及されてはいないが、牙王もまたどこかの時間の「特異点」なのかもしれない。
己が目的達成のため、「神の列車」と呼ばれるガオウライナーを手に入れようと画策。部下を使って野上良太郎を2000年5月8日におびき寄せ、モレクイマジンが戦っているあいだにデンライナーを強奪。さらにオーナーからマスターパスを奪うと、持っていたインフィニティチケット(赤)を使って神の路線へと入り、追ってきたゼロライナーを蹴散らして江戸時代へ。そこで真田幸村を脅して火薬を調達し、崖を破壊してガオウライナーの封印を解いた。
計画の最終段階にはいった牙王は、手始めに良太郎の時間を消さんと彼が生まれた1988年12月26日に向かう。しかし、桜井侑斗がさまざまな時間から連れてきた良太郎によって、ソードフォーム、ロッドフォーム、アックスフォーム、ガンフォームと4体が勢揃いした仮面ライダー電王と仮面ライダーゼロノスとの激闘の末、最後は電王 ソードフォームが繰り出した必殺技の一撃に敗れ、自身が消え去るという皮肉な結末を遂げた。
■戦闘時の決め台詞など
「喰われなきゃわからないらしいな」
「俺はな、時間に飽き飽きしてんだよ」
「バカのそろい踏みだな。いいぜ、全員俺が喰ってやる」
「つまらん、お前も時間と共に消えてしまえ」
「時間に喰われるのは、俺のほうか……」