用語辞典
- わーむ 【 ワーム 】
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渋谷隕石とともに地球へと飛来した地球外生命体。
卵から孵化したワームは、まずサナギ体という姿になる。この姿はほぼすべてのワームがフードを被ったような全身緑色の姿をしているが、まれに体色が白い個体が出現することもある。
ここから成長すると、体が赤熱化し外皮が茶色に変化。脱皮することで成虫へと変態する。サナギ体とは違い個体によって異なる姿をしているが、なかには似たような外見と能力を持つ個体も存在する。
ワームには共通して「擬態」「クロックアップ」という能力がある。擬態は対象の人間の姿をコピーする能力。外見はもちろん、身に着けている服やアクセサリー、さらには記憶までコピーすることができ、ワームはこの能力で人間に成り代わり、擬態元の人間を始末してその人に成り代わり、社会に忍び込む。なお、擬態した状態では、人間と同じように成長する。
クロックアップは、成虫のワームのみがもつ能力で、一定時間のみだが人間には目視できないほどの高速での行動を可能とする。
ワーム(サナギ体)と似た姿をしているネイティブとは敵対関係にある。
- わーむかんちき 【 ワーム感知器 】
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根岸らネイティブが制作した、緑色の石の装飾があるネックレスで、ワームが近づくことで石が赤く変色する。その場に擬態したワームが存在することが判明できる。
……しかし、身に着けた人間をやがてネイティブへと変貌させるという、もうひとつの効果が秘められていた。また、特殊なエネルギーを照射すると、ワーム感知器を媒介にして、ネイティブ化の効果が周囲にいる人々にも波及する。
ワーム感知器が程度行き届いたところで、通信施設からエネルギーを照射。全人類をネイティブ化するのが根岸の目的だった。
- わふうふるこーす 【 和風フルコース 】
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白御飯、味噌汁、厚焼き玉子、しら胡麻和え、焼き魚、漬物という天道家のある日の朝食内容を見て、天道樹花が例えた言葉。
理想的なメニューと思わず騒いでしまう樹花だったが、兄の総司から学校に遅刻すると促されると、厚焼き玉子を口に入れて騒がしく家を出ている[#19]