用語辞典
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- かめんやかい 【 仮面夜会 】
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錐通村に伝わる婚姻の奇習。
かつて、村の王族にも等しかった鏡野家の財力はすさまじく、それを目当てに取り入ろうとする女性も多かった。
そこで、外見に惑わされずに内面だけで花嫁を決めるために、土地の魔除けの仮面をつけて当主に御目通りさせるという風習が生まれたのだという。
鏡野家を支える嫁の資質として求められていたのは、仮面姿の化かし合いに打ち勝つ最強の悪女であること。
そうして鏡野家に嫁いだ鏡野キクは、没落する家を支えるためにミュージアムと取引し、アルコールメモリを入手。
人体実験としてアルコール・ドーパントへと変身し、その力で邪魔者を排除したり金を奪ったりと暗躍し続けてきた。
そして現在。自らの寿命を悟ったキクは、「自身の後継者=新たなアルコール・ドーパントとして孫と鏡野家を陰から支える存在」を見つけ出すため、4人の花嫁候補を集めて仮面夜会を開くのだった。