用語辞典
- たいせつなひとがわーむだったただそれだけのことだ 【 「大切な人がワームだった。ただそれだけのことだ」 】
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風間大介が天道総司に放った言葉。
間宮麗奈(擬態)がウカワームの擬態と知ってなお、彼女に惹かれる大介は、天道のもとを訪れ、二度と手を出すなと警告する。相手はワームと口にする天道に対し、風間はこう口にする。妹の日下部ひよりがネイティブと知ってなお、その愛情を貫き続けてる天道にとって、風間の言葉と苦悩は痛いほど理解できるものだった。[#40]
- たけのこのにもの 【 タケノコの煮物 】
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タケノコをはじめとした食材を煮込んだ料理。
劇中では天道総司からおすそ分けされた白子筍を使って日下部ひよりが作り、お返しをした。野菜や肉を醤油とみりん、酒などを合わせた汁に煮込む筑前煮と思われる。[#13]
- たちぐいそば 【 立ち食いそば 】
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立食スタイルでそばを提供する店舗。あるいは、そうした店舗で食べるそば全般を指す。
岬祐月と加賀美新は、しばしば「江戸丸」という立ち食いそば屋でそばを食べていた。
- たまねぎのぽったらに 【 玉ねぎのぽったら煮 】
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皮をむいた玉ねぎをまるごと鍋に入れ、肉と香味野菜で出汁をとったブイヨンやオリーブオイル、塩コショウなどを入れて煮込んだ料理。
天道総司が妹の樹花のためにつくった料理のひとつ。天道が言うには「玉ねぎのあまさと香りが体の芯までしみわたり、魂がほっと溜息をつく」という。[#17]
- ちゃーはん 【 チャーハン(仮面ライダーカブト) 】
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炊いた飯粒を具材とともに油で炒めた中華料理。
中華料理店で炒める際に鍋振りするのは、舞い上げた飯粒を直接火に当てて水分を飛ばす意味がある。ただ、家庭用の一般的なガスコンロで作る場合、火力の問題から常に飯粒を鍋肌に当てて水分を飛ばさないとパラパラにはなりにくい。
劇中では、洋食店「ビストロサル」で日下部ひよりがつくった賄いとして登場。評判を耳にして来店した生簀一郎は「豚の餌」と評し、作ったひよりに説教をしていた。[#29]
- ちゅうかふうひややっこ 【 中華風冷奴 】
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葱姜醤やラー油、またはごま油などを使用し、中華風の味付けをした冷奴。
天道総司と矢車想が残り1丁だった豆腐をかけて行った料理対決の際、天道がつくった。その審査は日下部ひよりが務め、天道は敗北。理由は「温かい料理が好きだから」で、味は関係なかった。[#07]
- ちらりずし 【 チラり寿司 】
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洋食店「ビストロサル」で高鳥蓮華がつくった料理のひとつ。料理の皿に被せるドーム型の蓋クロッシュを開け閉めすることで、料理をチラチラ見せることから名づけた模様。
料理内容はにんじんやキュウリ、エビフライなどを丸ごと巻いた巻き寿司。味は良いらしく、食べた神代剣(擬態)は美味いと喜んでいる。[#43]
- つうしんしせつ 【 通信施設 】
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人類をネイティブにするための特殊なエネルギーを送信する施設。
ネイティブが地球に飛来した際に使ったと思われる隕石と、仮面ライダーダークカブトが繋がれており、スイッチを入れることで屋上のアンテナを通じて放射されたエネルギーがワーム感知器にショックを与え、身に着けている者や周囲にいる人間をネイティブに変貌させてしまう。
この通信施設は、仮面ライダーガタック、仮面ライダーカブトによって破壊され、人類をネイティブ化する計画も阻止された。[#49]
- でぃすかびるけ 【 ディスカビル家 】
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イギリスの名門。神代剣を擁する神代家は、その本家筋という由緒ある家柄だという。
かつては栄華をほこっていたようだが、剣の代ではかなり困窮しておいたが、剣はそのことを知らず、じいやが神代家のため粉骨砕身し、その家計を支えていた。
剣の没後は岬祐月がディスカビル家復興のために「ディスカビルコーポレーション」という会社を設立。レストランを経営している。[#49]
- でぃすかりばー 【 ディスカリバー 】
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ディスカビル家に代々伝わっていた名剣。
家計の足しにするため、じいやが売ってしまっていたが、神代剣(擬態)が天道総司にサソードゼクターを売り渡したのちにじいやが買い戻した。変身できなくなった剣(擬態)は、この剣だけでワーム(サナギ体)4体を倒したこともある。[#33]
- てうちそばほていや 【 手打ちそば 布袋家 】
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田所修一が加賀美新、岬祐月を連れて訪れたそば屋。
そばにはかなりうるさい田所から、そばの香りやつゆの作り方について注文をつけられる。
- てんくうのはしごけいかく 【 天空の梯子計画 】
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対ワーム秘密組織「ZECT(ゼクト)」が実行しようとしていた大規模な計画のひとつ。
宇宙ステーションにある巨大な「クロックアップマシン」を起動。空間を移転させて巨大な彗星(氷の塊)を引き寄せ、この塊を地球に落下させることで、地表では残りわずかとなった水資源を確保しようというもの。
しかし、これは表向きの話だった。ZECT上層部は、実際は多数のワームの卵が含まれた巨大隕石を地球に引き寄せて再び地球へと落下させることで、地球をワームのはびこる星へとかえ、人類はワームの中で生きようと考えて計画されたものだった。[#劇場版]
- てんどうごろく 【 天道語録 】
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天道総司がしばしば口にする格言の数々。
そのほとんどが彼を育てた祖母の言葉の引用で、その場合は「おばあちゃんが言っていた」から始まる。
同じく祖母の影響が強い天道樹花が引用することもある。
劇中で語っていた主な天道語録は以下の通り。
「天の道を征き、すべてを司る男……俺の名は天道総司」[#01]
「俺が望みさえすれば、運命は絶えず、俺に味方する」[#01]
「世界は自分を中心に回っている。そう思った方が楽しいってな」[#03]
「人は人を愛すると弱くなる。けど、恥ずかしがることはない。それは本当の弱さじゃないからってな。弱さを知ってる人間だけが、本当に強くなれるんだ」[#04]
「花は全ての女性を輝かせる。俺も同感だ」[#05]
「二兎を追う者は二兎とも取れ」[#07]
「汝、天の道を征き、総てを司るべし」[#08]
「病はメシから。食べるという字は、人が良くなると書くってな」[#09]
「友情とは友の心が青臭いと書くってな。青臭いなら青臭いで、それを本気でぶつけなければ意味がない!」[#10]
「食事は一期一会。毎回毎回を大事にしろって」[#11]
「すべての女性は等しく美しいと」[#12]
「男がやってはいけないことが二つある。女の子を泣かせることと、食べ物を粗末にすることだ」[#13]
「本当の名店は看板さえ出してないって」[#14]
「戦いはヘソでするものだってな。ヘソに気合を入れろ!」[#15]
「仕事は納豆のように粘り強くするものだとな」[#16]
「悪魔のささやきは時として天使の声に聞こえるってな」[#16]
「未熟な果物はすっぱい。未熟者ほどケンカをするってな」[#17]
「食事の時間には天使が降りてくる。そういう神聖な時間だってな」[#18]
「子供は宝物。この世でもっとも罪深いのは、その宝物を傷つけるものだってな!」[#18]
「人の物を盗む奴は、もっと大事な物をなくすってな」[#19]
「男はクールであるべき。沸騰したお湯は、蒸発するだけだ」[#20]
「本物を知るものは、偽物にはだまされないってな」[#21]
「誰にもわからないように隠し味をつけるのは楽しい。だが、それを見せつけるのはもっと楽しいってな」[#22]
「美味しい物を食べるのは楽しいが、一番楽しいのはそれを待っている間だってな」[#23]
「美味しい料理とは粋なもの。さりげなく、気が利いていなければならない」[#24]
「どんな調味料にも、食材にも、勝るものがある。それは料理を作る人の愛情だってな」[#24]
「この世にまずい飯屋と、悪の栄えたためしはない」[#25]
「強さにゴールはない。俺はさらに強くなる。いつまでも、どこまでもな」[#27]
「手の込んだ料理ほどまずい物。どんなに真実を隠そうとしても、隠しきれるもんじゃないってな」[#28]
「刃物を握る手で人を幸せにできるのは、料理人だけだと」[#29]
「自分に溺れる者は、いずれ闇に落ちる。この勝負、俺の勝ちだ」[#30]
「たとえ世界を敵に回しても守るべきものがある」[#32]
「料理の味を決めるのは下準備と手際の良さ。戦闘も同じだ」[#33]
「人生とはゴールを目指す遠い道。重い荷物は捨て、手ぶらで歩いたほうが楽しい」[#35]
「俺の進化は光よりはやい。全宇宙の何者にも俺の進化にはついて来れない」[#37]
「子供の願い事は未来の現実。それを夢と笑う大人はもはや人間ではない、お前は教育者の風上にも置けない奴だ」[#38]
「絆とは決して断ち切ることのできない深いつながり。たとえ離れていても、心と心はつながっている」[#38]
「人の道を歩むのは人の道。その道を開くのは天の道」[#41]
「俺は世界の中心。ならば、世界は俺が作ってやる」[#43]
「本当に美味しい料理は、食べた者の人生まで変える」[#47]
「太陽が素晴らしいのは、塵さえも輝かせることだ」[#47]
「正義とは俺自身。俺が正義だ」[#48]
「世の中で覚えておかなければならない名前はただひとつ。天の道を往き、総てを司る男。天道総司」[#49]
「一度しか言わないぞ。同じ道を往くのは、ただの仲間に過ぎない。別々の道をともにたって往けるのは……友達だ」[#49]
「強気を助け、弱気をくじけって。強い者だけが生き残ればいいんだ」[#劇場版]
「ちゃぶ台をひっくり返していいのは、よほどメシが不味かった時だけだ」[#劇場版]
「人のマネをするのも悪くない。本当の自分を見つけるためにはってな」[#ハイパーバトルDVD]
- てんどうのぞうきんりょうり 【 天道の雑巾料理 】
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天道総司がじいやの弟のもとで修行した際につくった「雑巾の天ぷら」「雑巾のステーキ」「雑巾のうどん」の3品のこと。
当初、天道はお題の意図を掴めなかったが、雑巾は料理するものではないという事実を通じ、物としての本質を見極めることが大事であり、そのためには自然を知り己を知ることが必要だと悟る。[#30]
- てんぷらそば 【 天ぷらそば 】
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熱いつゆをかけたそばに天ぷらを添えた料理。
劇中では、そば屋でアルバイトをしていた神代剣(擬態)が出前として風間大介に届けている。お代は540円だったが、1000円札を受け取った剣はディスカビル家再興のための寄付金と称して釣り銭を渡さなかったばかりか、もっとよこせと言い出した。[#27]
- とうふ 【 豆腐 】
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煮た大豆のしぼり汁「豆乳」ににがりなどの凝固剤を加えて固めた食品。
天道総司は、しばしばボウルを手に、上質な豆腐を買いに出かけている。その拘りは尋常ではなく、ワームやネイティブとの戦いのあとは、フランスのパリにまで豆腐を買いに訪れていた。
- とくせいみそだれそーすのれいしゃぶ 【 特製味噌ダレソースの冷シャブ 】
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冷ました茹で豚肉に味噌ベースのタレをかけ、糸口サイズにしたトマト、細切りの人参、キュウリ、レタスを添えた料理。
劇中では、天道総司が義妹である樹花の夕食として作っていた。生簀一郎(擬態)との料理対決を見越した試作料理としての面もあったようだが、珍しく樹花にはかなり不評で天道自身もショックを受けていた。[#30]
- とまとだしのみそしる 【 トマト出汁のみそ汁 】
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出汁にトマトを使ったみそ汁。トマトには昆布やかつお節などと同じくイノシン酸やグルタミン酸が含まれているため、出汁をとるにはうってつけの材料である。また、宮城県などトマトをみそ汁の具材する地域もある。
ゴンの母親である高山順子がよく作っていた。彼女はこの方法をいきつけの居酒屋の店主にも教えており、これが記憶を失ったゴンの過去につながる有力な情報となる。[#18]
- とんじる 【 豚汁 】
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豚肉を野菜などの具材と一緒に煮込んだ味噌汁の一種。
一緒に入れる具材はゴボウ、人参、大根、コンニャクなどが一般的だが、特に決まった作り方があるわけではなく、地域や家庭によってまちまち。
劇中では、天道総司が義妹の樹花の朝食として用意し、焼いたアジの干物や漬物と一緒に提供。このとき、天道は樹花から「呪いの鏡」にまつわる学校の噂話を聞いた。[#37]