用語辞典
- さいきょうのせいぶつ 【 最強の生物 】
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神田博士が目指した物。複数のファンガイアの力を1体のファンガイアに吸収させ強化することで最強の生物を誕生させ、対ファンガイアの兵器にしようと企んだ。
しかし、強くなったファンガイアをどう制御しきることまでは考えが及ばなかったようで、神田博士によって強化されたファンガイア(楓)は、それまで彼女を縛っていた電磁波発生装置をものともしなくなっていた。[#35]
- さかなのほね 【 魚の骨 】
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紅渡があちこちで集め歩いていた魚の骨。
煮込んで出たエキスをニスと混ぜてバイオリンに塗り、父の遺品であるブラッディ・ローズと同じ色合いを出そうとしていたが、試みは失敗に終わった。
- さがのよろい 【 サガの鎧 】
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15世紀頃、ファンガイア族が他種族への侵攻を行うため、ファンガイアの王であるキングの守護を目的として作られた鎧。
ナイト&ポーンが最初に完成させた鎧であり、「運命の鎧」という別名も持つ。
同時期に、サガの鎧の力をコントロールし、発動するキーにもなる小型ゴーレム・サガークも開発された。
サガの鎧を装着した初代キングは圧倒的な力を誇示し、あらゆる種族に恐怖の象徴として刻まれていった。
2008年では、その当時のキングである登太牙が装着し、仮面ライダーサガとして戦っている。
- さくらようちえんぱんだぐみ 【 さくら幼稚園パンダ組 】
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紅音也と久美が所属していた幼稚園と、そのクラス。
- さんかくかんけい 【 三角関係 】
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三者のあいだにある恋愛関係。相思相愛の関係に3人目が割り込んでくる形のものや、全員が片思いをしあうような形など状況はさまざまだが時間とともに関係が変化することも多い。
紅渡と鈴木深央はお互いに惹かれ合っていたが、深央の婚約者を名乗る登太牙の登場で三角関係となる。さらに太牙が渡の友人でありのちに兄と分かったり、渡にも自分と同じファンガイアの血が流れていることを知った深央が己の思いを隠さなくなったりと関係は複雑になっていき、ついにはビショップの介入で三角関係は悲劇的な最後を迎えてしまった。
また、父である紅音也も麻生ゆりと結ばれながら、自分を理解してくれる唯一の女性である真夜にも惹かれる三角関係となる。こちらは最終的にゆりが身をひき、音也と真夜が結ばれた。
- さんかくたべ 【 三角食べ 】
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主食→主菜→汁物→主食……というように、ご飯のメニューを順序よく少しずつ食べていくこと。かつては学校給食などで指導され広まった食べ方だが、指導方法や三角食べの食べ方そのものに疑問の声も上がったことから近年では指導されることはまずない。
定食屋で好物の焼き魚定食を食べていた麻生恵が、ご飯ばかりを食べているのを見た麻生光秀が彼女に栄養のバランスを考え三角食べをするように注意している。[#29]
- さんぐらす 【 サングラス 】
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日光や照明など強い光から目を守るために身につけるメガネ。レンズ部分は光を吸収、屈折、反射させるための加工がされている。とくに白人は身体的に光による被害を受けやすく健康目的でかけている人が多い。
ルークは新しいタイムプレイのルールとして「サングラスをかけた人間」を襲うようになり、ルークを倒すため現れた次郎も偶然サングラスをしていたことから「ちょうどいい」と返り討ちにされてしまった。
その後、協力してルークを倒すため紅音也、力、ラモンもサングラスをつけて彼を捜し回っている。
- しいたけ 【 しいたけ 】
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キシメジ科に分類されるキノコの一種。水分をよく吸うため、刻んで汁物料理に入れることが多いが、そのまま焼いて醤油をかけるというワイルドな食べ方もオススメ。
紅渡がバイオリンの色味に使う素材として、煮込んでいた。しかし、その調理中、大ちゃんに全部食べられてしまった。[#16]
- しつれんきねんび 【 失恋記念日 】
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失恋は自分の恋心が相手に通じなかったりすでに相手に恋人や配偶者がいて想いが叶わない状態だったりすること。
紅渡は想いを寄せる鈴木深央に婚約者がいることを知り、わざわざそのことを記念日として自虐的に祝うことで彼女への恋心を忘れようとした。しかしそれでも思いを捨てることができず、婚約者である登太牙にそのことを打ち明けている。
- しにんのかお 【 死人の顔 】
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まるで血が通っていないような、生気がない顔を比喩した言い方。
まるで何かに取り憑かれたようにブラッディ・ローズの製作を行う紅音也に対し、久しぶりに訪ねた次郎がそう評した。[#35]
- じひょう 【 辞表 】
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所属する企業や、役職を辞める時に提出する文書。辞める理由や日にち、直属の上司や企業のトップの名前などを書く。なお、「辞表」は正確には役員クラスの人物や経営者、公務員が提出するもので、一般的な職員や会社員が出すのは「退職願」や「退職届」である。
戦士として戦う姉を心配する麻生光秀は、勝手に麻生恵の辞表を書き嶋護に渡す。恵の気持ちを知ってか知らずか、辞表を読んだ嶋はこれは預かるとし、一緒に居合わせた名護啓介も家業を頑張るよう恵に言うが、本人は納得がいかず絶対に辞めないと啖呵を切った。
- しゃわーきゃっぷ 【 シャワーキャップ 】
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入浴やシャワーを浴びる時に髪が濡れないようかぶるキャップ。そのほかにも、トリートメントした髪を保護するというようにヘアケアをするためにかぶる場合もある。
過去に飛んだ際、真夜に渡したボタンを紅渡が持っていたことを知った名護啓介は彼が何者なのか探るため、渡と一緒に風呂にはいったが、そのときシャワーキャップをつけていた。どうやらこのときは髪が濡れると困る事情があっただけのようで、その後再び渡と風呂にはいったときはシャワーキャップをかぶっていなかった。
- じゃんぬのしょうぞうが 【 ジャンヌの肖像画 】
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画家モディリアーニが描いた女の肖像画。
長い首がキバットバットⅢ世にはたまらないらしい。またキバットは麻生恵が肖像画の女性に似ているという理由で、彼女を「モディリアーニの姉ちゃん」と呼んでいる。
- しょうきんはいつものところにきふしてください 【 「賞金はいつものところに寄付してください」 】
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名護啓介が賞金首を警官に引き渡し、去っていくときに告げた言葉。
この言葉に紅渡は感銘を受け、名護に心酔するようになった。
- しょけい 【 処刑 】
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刑罰を執り行うこと。特に「死刑」をが実行されるときに使う。
誇り高いファンガイア族にとって、見下している人間を愛することは禁忌でありチェックメイトフォーのクイーンによる処刑の対象だった。また、人間に味方することも重大な裏切りであり処刑の対象としてクイーンや同胞に狙われることになる。
- しょけいりすと 【 処刑リスト 】
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ビショップが鈴木深央に渡した、裏切り者のファンガイアをまとめたリスト。黒い表紙でクイーンの紋章が描かれている。
クイーンの仕事であると名前が書かれている者を処刑するように頼まれたが深央にはそれができず、燃やして処分してしまった。[#25]
- じょそう 【 女装 】
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男性が女性の衣服を着用したり、メイクをすること。
紅渡がレジェンドルガ族の襲撃から身を隠すため、紅音也の発案で女装して外出していた。
- じょっきこーひー 【 ジョッキコーヒー 】
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カフェ・マル・ダムールの客を狙う敵の囮になるため、紅音也が木戸明に淹れてもらったジョッキ一杯分のコーヒー。
じつはコーヒーが苦手だった音也は、飲み干した直後に笑い出して昏倒した。
- しよりおもいけいばつ 【 死より重い刑罰 】
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人間を愛した真夜に対してキングが下した刑罰。
彼は真夜からクイーンの力を剥奪しほかのファンガイアに狙われるようにすることで生き地獄のような生活を送らせようとした。しかし、これを快く思わなかったキバットバットⅡ世は彼の元を離れることになる。
- しりょくのていか 【 視力の低下 】
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目の力が衰える、あるいは外部からの影響によって見えていたものが見えにくくなること。
麻生恵をかばい、スワローテイルファンガイアの攻撃を顔面に受けてしまった名護啓介は視界がかすみ、コーヒーに砂糖をいれられなくなるような状態になってしまう。
それでも戦士として戦おうとする名護は恵の協力でコンビネーションを磨き、スワローテイルファンガイアを再戦。そしてふたりで見事に宿敵をたおしたとき、名護の視力は回復していた。
- しんらこうとうがっこう 【 森羅高等学校 】
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民生委員の奨めで、紅渡が入学した高校。
運動部、文化部を問わず、クラブ活動が非常に盛んなのが特徴。
- しんらさい 【 森羅祭 】
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森羅高等学校で開催された文化祭。
バイオリン同好会の記念すべき初演奏会が行われた。
- すいしょうだま 【 水晶玉 】
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水晶を球体に加工した物体。水晶には呪術的な力があると信じられていたことから魔よけとして持ち歩いたり、あるいは占いに用いられることもある。
- すいせんじょう 【 推薦状 】
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特定の人物や企業などを評価し、第三者に伝える文書のこと。
登太牙によって嶋護が倒されたと思われていた頃、名護啓介は嶋護の意思を継ぐのは自分しかいないと素晴らしき青空の会の会長に立候補し、その推薦状に麻生恵の名前を書かせようとした。
- すずきみおのはか 【 鈴木深央の墓 】
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ビショップの謀略によって消滅してしまった鈴木深央の墓。彼女が亡くなった場所に近い小高い丘の上に建てられ、その墓前で紅渡と登太牙は決着をつけようとする。
- すとらでぃばり 【 ストラディバリ 】
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17世紀~18世紀にかけてイタリアで活躍した、弦楽器製作者の3人の父子のこと。父親がアントニオ・ストラディバリ、2人の息子はフランチェスコ・ストラディバリ、オモボノ・ストラディバリという。
彼らが製作した弦楽器は「ストラディバリウス」と呼ばれており、他の弦楽器とは異なる魅惑的な音色を奏でることや、すでに製法が失われているという希少性から、非常に高価な価格で取引される。『仮面ライダーキバ』番組放送時、2006年に競り落とされたストラディバリ作のバイオリン「ハンマー」の価格は約4億円。
ストラディバリウスの表面に塗ったニスの原材料に関しては、ストラディバリが研究や思考を重ね、セミの抜け殻や羽根を集めて煮詰めて試してみたことがあるとも言われており、渡のニス材料集めは、このことを参考にしているとも考えられる。
2019現在では、2011年に12億7420万円で落札されたストラディバリウス「レディ・ブラント」が世界最高記録となっている。
- すなば 【 砂場 】
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公園や学校などの施設にある遊び場。人工的に作られたくぼみを砂で埋め、その砂を使って遊べるようにしている。
名護啓介から命じられてコンビニ強盗の小田秀明を追っていた紅渡は、公園の砂場で登太牙と再会。小田が逃げていくのもかまわず、お互いが幼少の時に砂場で遊んだことを思い出しながら砂遊びに興じていた。[#32]
- すばらしきあおぞらのかい 【 素晴らしき青空の会 】
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人類の天敵となるファンガイアに対抗するため、嶋護が結成した組織。
具体的な規模や会員数こそ不明だが、
同じく嶋が会長を務めており表向きの組織である嶋財団をはじめ、多数の企業からの寄付もあって、莫大な資金力を有している。
その資金力を注ぎ込むことで、ファンガイアスレイヤーやイクサシステムなどの対ファンガイア兵器を完成させた。
また警察とのパイプも太く、嶋いわく警察上層部にも会員が存在するとのこと。
しかし嶋が直接コンタクトをとるメンバーは限られており、主にカフェ・マル・ダムールやスポーツジムを会合場所としている。
- すばらしきあおぞらのかいりんじかいいん 【 素晴しき青空の会臨時会員 】
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トップの嶋護をはじめ、次々と関係者が逮捕されて弱体化していく素晴しき青空の会を立て直すため、嶋は面会に訪れていた紅渡と襟立健吾を臨時会員に迎え入れ、組織を守ろうとした。
ふたりは青空の会のメンバーが使う武器であるファンガイアバスターを扱うための練習に励むが、仮面ライダーキバに変身しないと運動神経はからっきしの渡に対し、健吾はあっさりと武器を使いこなし、クラブファンガイアとの戦いでもなかなかの戦いぶりを披露している。
その後、健吾は嶋の誘いで青空の会の正式な会員に昇格している。
- すもうがらのてぃーしゃつ 【 相撲柄のTシャツ 】
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相撲を題材とした絵や文字などがデザインされたTシャツ。今日では珍しいものではなく多種多様な相撲柄のTシャツが販売されている。
1986年、木戸明の誕生日プレゼントとして麻生ゆりが渡した。正面には相撲の錦絵が、背面には決まり手のひとつ「押し出し」という文字がデザインされており、木戸も気に入った様子で身につけてはしゃいでいた。[#23]
- すりーだぶりゅーえー 【 3WA 】
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素晴らしき青空の会とは別に存在する、対ファンガイア組織。
正式名称は「ワールド・ワイド・ウィング・アソシエーション」。
素晴らしき青空の会よりも魔族に精通しており、モンスターの力を転用したライダーシステムの開発を進めている。
- せいぎのみかたとよびなさい 【 「正義の味方と呼びなさい」 】
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タイタン金融の賞金首にバウンティハンターと呼ばれた際、名護啓介が言い返した言葉。
主観的ではあるが「正義の味方」であることのプライドが感じられる。
- せなかのきず 【 背中の傷 】
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嶋護の背中にある傷。
嶋はかつて登太牙を預かり育てていた時期があったが、彼は太牙に対して愛情を注ぐことが出来なかった。こうしたお互いの気持ちのすれ違いから嶋は太牙に攻撃され消えない傷を背負うことになってしまう。
- そのいのちかみにかえしなさい 【 「その命、神に返しなさい」 】
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名護啓介がこれから戦うファンガイアに向けて放つ決め台詞。
- そばやのかんばん 【 そば屋の看板 】
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「手打ちそば うどん つかもと」の店名が書かれた木製の看板。
紅渡と野村静香がこっそり切り取ってバイオリンの修理に使おうとしていたが、そばや店主に見つかって未遂に終わった。