DICTIONARY

用語辞典

じしゅ 【 自首 】

警察をはじめとする捜査機関が犯罪発生を知る以前、もしくは犯罪発生は知っているが犯人を特定していない段階で、犯人が自発的に犯罪を捜査機関へ申し出ること。

自分を捕獲しようとした警官隊を倒した長田結花に対し、これを知った海堂直也が「自首しろ」と告げていた。

しっぱいさく 【 失敗作 】

村上峡児と会った際に、澤田亜希が「同窓会の日を思い出すことすら恐れている様子だった」という草加雅人を評した言葉。

澤田は自分も含めた流星塾生が人工的にオルフェノクを誕生させる実験台にされたことを思い出しており、オルフェノクとして覚醒しなかった者たちを失敗作と考えていた。

しっぺ 【 しっぺ 】

揃えて伸ばした人差し指と中指で相手の手首や前腕部を打つ行為。おもにジャンケンやパーティーゲームなどでの簡単な罰ゲームとして用いられる。名称は、瞑想者の気の緩みを戒めるために肩を打つ竹篦(しっぺい)という器具が元になっている。

ラッキー・クローバーのメンバーに、北崎は「勝者が皆にしっぺをする権利」を賭けて誰が最初に木場勇治を倒すかの勝負をしようと提案していた。北崎は力を制御できずに触れたものを灰に変えてしまうため、これを聞いて琢磨逸郎は震え上がっていた。

しつぼう 【 失望 】

期待が外れて気が沈むこと。また、それによって希望がもてなくなること。

手に入れたファイズギアとカイザギアを奪われた琢磨逸郎と影山冴子に対し、村上峡児が「失望している」と口にしていた。こちらの期待を相手が承知、納得しているなら、失敗した相手を改めて発奮させるために有用なこともある。しかし、一方的に期待を抱いていただけならただの押しつけになり、当然ながら相手はいい気がしない。

しとさいせい 【 使徒再生 】

オルフェノクが人間をオルフェノク化すること。人間の体内にオルフェノクエネルギーを注入し、心臓を灰化させて命を絶つことで行う。

方法はオルフェノクによって異なるが、触手のように変化させた体の一部を口や鼻から体内に差し込むケースが多い。そのほかには、噴射したガスや液体で顔を覆って体内に取り込ませたり、ホースオルフェノクのように剣で直接心臓を灰化する場合もある。

しのうんめい 【 死の運命 】

花形が木場勇治に明かしたオルフェノクの運命。

オルフェノクは人類の進化形だが、肉体はその急激な進化に耐えられず、通常の人間よりもはるかに短い期間で命を落とすことになる。

じんたん 【 仁丹 】

さまざまな生薬を配合して丸め、銀箔でコーティングした口中清涼剤。

添野錠二がよく口にしているもので、時折沢村刑事に勧めているが、ほとんど断られている。

すきやき 【 すき焼き 】

主に牛肉や長葱、白菜、春菊、しらたきなどの食材を浅い鉄鍋に入れ、醤油ベースで煮焼きした料理。

西洋洗濯舗 菊地が再開した日の夕食として出されたが、猫舌である乾巧は器に盛られた豆腐を長い間息を吹きかけて冷ましていた。[#06]

すこっち 【 スコッチ 】

スコットランドで製造されるウイスキー。日本では世界5大ウイスキーのひとつに数えられる。

村上峡児がバー・クローバーでいつも頼むお酒。

すこんぶ 【 酢昆布 】

酢をベースとした調味料で味付けした昆布のこと。酸味がある駄菓子の一種で、おつまみにする人もいる。

海堂直也が好んでおり、彼と交流があった菊池啓太郎もしばしば口にしていた。

すたじあむ 【 スタジアム 】

観客席を備えた、規模の大きい競技場。野球場やサッカー場、陸上競技場などさまざまだが、近年ではさまざまなスポーツが行える複合的なものが多く、歌手のライブなどのイベントが行われるケースも多い。

カイザポインターを手に入れた仮面ライダーカイザといラビットオルフェノクはスタジアムの観客席で死闘を繰り広げた。[#25]

また、久しぶりに花形と合うために園田真理と阿部里奈が待ち合わせした場所でもある。しかし、消滅まで時間がなかった花形は行く手をさえぎった草加雅人の前で灰になってしまい、結局ふたりには会えなかった。[#48]

すまーとぶれいん 【 スマートブレイン 】

都心の高層ビル街に本社がある大企業。日本では非常に知名度が高く、CMではワインやミネラルウォーター、携帯電話などを紹介していた。

秘密裏にライダーズギアの製造を行い、さらに落命者の蘇生といった技術や自社製の人工衛星も保有しているなど、その資金の出所なども含め知名度の割には会社の実態はほとんど知られていない。

前社長の花形や現社長代理を務める村上峡児はオルフェノクで、新たなオルフェノクを見つけてはスマートレディを派遣し、住居の提供といったバックアップをしている。しかし、その代わりに社の方針、すなわち人間を襲うことを強要しており、従わないオルフェノクに対しては一方的に裏切り者と見なして粛清していた。

すまーとぶれいんたわーけんせつよていち 【 スマートブレインタワー建設予定地 】

スマートブレインが所有していた土地。

地下に広大な空間があり、オルフェノクの王であるアークオルフェノクはここで覚醒した。

すまーとぶれいんのとくべつなびょういん 【 スマートブレインの特別な病院 】

スマートブレインの医療施設のこと。

スパイダーオルフェノクによって命を落とした園田真理の蘇生オペレーションが実施された。[#35]

同じ病院かは不明だが、かつてオルフェノクの手にかかった流星塾生たちがオルフェノクの記号を埋め込まれ、人工的にオルフェノクをつくる実験台にされた施設もある。彼らはみな、一度は命を奪われて復活したので、スマートブレインの技術で真理が生き返るのは2度目になる。

せいようせんたくほきくち 【 西洋洗濯舗 菊地 】

東京にある菊地啓太郎の実家。創業100年の老舗クリーニング店だが、両親はアフリカへ行って留守、啓太郎は旅をしていたためしばらく休業していた。

啓太郎が九州から帰ると営業を再開し、乾巧、園田真理がアルバイトとして住み込むようになる(のちに草加雅人も加わる)。オルフェノクとの戦いが激化し、アルバイトたちが働き手として頼りにならなくなった際には追加のアルバイトを募集。乾巧の動向を探りに来た元流星塾生の木村沙耶がこれに応募し、採用されている。

せんぱい 【 先輩(仮面ライダー555) 】

学問や年齢、地位などが、自分より上の人のこと。

T-CLUBで働くことになった園田真理に添野ひかるが話しかけたところ、彼女に先輩といわれ、うれしそうにしていた。[#18]

また、新たにオルフェノクになった小林義雄は、前向きに生きる海堂直也に憧れるあまり、彼を「先輩」と呼ぶようになっている。[#24]

そうさいじどうえんふれんずほーむ 【 創才児童園フレンズホーム 】

東京都調布市にあるとされる児童養護施設。

新たに引き取られた鈴木照夫のほかにも数人の児童たちが暮らしている。当初はスマートブレインの関連施設だったが、のちに独立した施設となった。三原修二と阿部里奈が働き始めた施設でもある。

そのだまりのしゃしん 【 園田真理の写真 】

澤田亜希が手帳に挟んでいた園田真理の写真。幼い頃の真理が写っており、裏には「1995・園田真理」と記されている。澤田は影山冴子と会った際に手帳を落として真里への恋心を知られ、のちに真里が冴子に仕える中年の男に襲われるきっかけとなった。