DICTIONARY

用語辞典

あいこんしすてむ 【 眼魂システム 】

イーディスが考案した、赤死病に怯えることなく生き永らえるためのシステム。
妻と多くの民を亡くしたアドニスから「人の死なない世界を創りたい」と告げられたイーディスは、眼魂(アイコン)システムを立案・構築。
それは、生身の身体をカプセルに保管し、分身となるアバターに心を同期させることで、赤死病にかからないアバターの身体で生活できるというものであった。
肉体を維持するカプセルは代謝を制御することにより、体をそのままの状態で保存し続けることが可能。
アバターにはナノテクノロジーが応用され、核となる眼魂に「人から取り出した心のデータ=魂」を格納する。
全ての民をシステムに組み込み、アバターを維持するには技術が足りなかったが、アドニスの願いを聞き入れたグレートアイがそれを可能にした。

あいこんしすてむのいへん 【 眼魂システムの異変 】

眠りの間のカプセルに保存された肉体が崩壊し、黒い霧となって消滅する現象。
その原因は、眼魂(アイコン)システムに発生したバグ。
眼魂システムはカプセル内の肉体から生体エネルギーを抽出することで、システムの維持に必要なエネルギーを得ていた。
だが、バグによって生体エネルギーが過剰に抽出され、生命維持に必要なエネルギーまでも奪われてしまう事態が発生。
やがて肉体は消滅し、抽出対象となる肉体が減少した分、他の肉体からの抽出量がさらに増加し、消滅する個体が増えていく悪循環に陥っていた。
そして、生体エネルギーを他から調達する方法として、アデルは地球の人間を資源に利用することを思いつくのだった。

あいこんじま 【 眼魂島 】

イーディスが英雄の選定のために創った箱庭のような世界。
英雄のゴーストたちが暮らしており、天空寺龍が英雄眼魂(アイコン)集めに失敗した場合に備えて、アルゴスと深海大悟が眼魂島へと送り込まれた。
なお、眼魂島は仮面ライダーエクストリーマーとの戦いの後、消滅した。

あかのろうごく 【 赤の牢獄 】

赤死病の患者が集められた医療所。
当初は伝染病の可能性が疑われたため、発病した者を隔離・収容することとなった。
だが、病気の発生を抑えることはできず、やがて外出できなくなった人々は地下での生活を余儀なくされた。

いのちのおんじん 【 命の恩人 】

命の危機から救ってくれた人を指す。
天空寺タケルにとっての命の恩人は、医者の宝生永夢。
ハテナバグスターとの戦闘後に倒れたタケルは心停止状態に陥るが、永夢の懸命な救急処置により息を吹き返した。

いのりのひろば 【 祈りの広場 】

紀元前三世紀の時代に「神の石(モノリス)」が置かれていた場所。
アドニス率いる部族はそこを聖地と定め、守護神として神の石を崇拝。
その後、凶王の軍勢に追い詰められたアドニスたちは祈りの広場へと集まり、新たな世界へ導いて欲しいと皆で一心に祈った。
願いを聞き入れたグレートアイは、彼らを別の惑星へと移すためにモノリスを操作。
なお、この時のモノリスは、グレートアイの計らいによって有機物が通過できるような状態となっていた。

いのりのま 【 祈りの間 】

アドニスがグレートアイへの祈りを唱える部屋。
グレートアイからの反応がなくなってもなお、アドニスは祈りを欠かすことはなかった。
その一方で、誰よりも純真に自分の理想を妄信するアデルを心配し、彼がグレートアイと繋がって新たな悲劇を呼ばぬよう、「祈りの間」から遠ざけていた。

えいゆう 【 英雄 】

自分だけの道を見つけ、その道を信じて進み、命を燃やし尽くした者たちのこと。
天空寺龍たちの計画は、彼らの魂を眼魂(アイコン)化して15体のガンマイザーに対応させ、その障壁を打ち破ることでグレートアイに接触し、世界を救うものであった。
天空寺龍や天空寺タケルもまた英雄の一人であった。

えいゆうのむら 【 英雄の村 】

眼魂島に存在する、英雄たちの村。
英雄のゴーストたちが楽しく暮らしていたが、「究極の眼魂(アイコン)」を生み出そうとするアルゴスらによって、全ての英雄が眼魂化されてしまった。