用語辞典

- あつれつだん 【 圧裂弾 】
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対アマゾン用として開発された特別製の銃弾。
命中と共に爆発を引き起こし、有効範囲内に存在するアマゾンを確実に粉砕・消滅させる。
圧倒的な破壊力を持つ一方で製造コストが高く、4Cが溶原性細胞の対応に追われていた頃は、まだ量産化できる状況ではなかった。
当然ながら街中での使用は禁止されていたが、ホタルアマゾン=反町昇を駆除する際には試作段階の圧裂弾が止むを得ず使用されることとなった。[#外伝 蛍火]
- あつれつだんのぱーつがついたうでわ 【 圧裂弾のパーツが付いた腕輪 】
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千翼から情報を引き出し服従させるために、加納省吾が用意した腕輪。
圧裂弾の数パーセント程度の衝撃を装着者に与え続けることが可能。
イユのネオアマゾンズレジスターにも同様の機能が組み込まれていたが、それは彼女の活動を停止させるための廃棄システムであった。
- あまぞんさいぼう 【 アマゾン細胞 】
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野座間製薬の研究によって生み出された、ウイルスサイズの人工生命の集合体。
高度なものではなく、タンパク質(特に人のもの)を好むという単純な習性を持つ。
それを人型にまで成長させたのが「実験体アマゾン」であり、野座間製薬の研究所で起こった事故が原因で約4000体ものアマゾンが街へと流出した。
- あまぞんずいんじぇくたー 【 アマゾンズインジェクター 】
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ネオアマゾンズドライバーに装填する注射器型のユニット。
アマゾン細胞を活性化する特殊なタンパク液などが充填されており、仮面ライダーアマゾンネオや仮面ライダーアマゾンニューオメガへの変身時に用いられた。
また、武装生成用や栄養補給用といった成分・用途の異なる複数のタイプが存在。黒い外装のインジェクターはイユへの栄養補給用であった。
なお、反町昇=ホタルアマゾンは仲間から受け取った新型レジスターを通してインジェクターを使用。
レジスターの機能で倍増した薬剤効果により大幅な強化を遂げ、仮面ライダーアマゾンオメガとの死闘を繰り広げた。[#外伝 蛍火]
- あまぞんずれじすたー 【 アマゾンズレジスター 】
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約4000体の実験体アマゾンに取り付けられていた腕輪。
内部に充填された「食人衝動を押さえるための抑制剤」を装着者に投与する機能を持つ。
薬剤の消費ペースには個体差があるものの、アマゾン達が覚醒し始めるまで約二年は持つという想定であった。
また、装着されたアマゾンの覚醒(薬剤が尽きた場合も含む)を受けて野座間製薬に信号が送られる仕組みとなっており、その情報をもとに駆除班を出動させていた。
なお、薬剤が尽きる前に抑制剤が効かなくなるケースもあり、信号が発せられる前に人間を襲い始めた場合、信号をキャッチできないために発見されるまでに時間がかかり、被害者が増え続けることとなる。
- あまぞんのかいふくりょく 【 アマゾンの回復力 】
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個体差はあるものの、アマゾンは人間とは比較にならない高い回復力を持つ。
水澤悠は仮面ライダーアマゾンシグマや仮面ライダーアマゾンアルファに腹部を貫かれた状態から回復を遂げ、千翼も人間なら即死という傷をカラスアマゾンに負わされながら無事回復した。
また、彼の父にあたる鷹山仁はトラロックを乗り越え、後に失った視力までも取り戻した。
- あまぞんれすとらん 【 アマゾンレストラン 】
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人間を調理して提供する、アマゾン専用のレストラン。
客は覚醒前のアマゾンたちであり、彼らは「人間を少しずつ食べていれば、アマゾンとしての完全覚醒を少しでも先延ばしできるかもしれない」という根拠のない微かな望みを抱いていた。
なお、他のアマゾン達に迷惑が掛からぬよう、覚醒した場合は速やかに退店しなければならない。
食材の持ち込みも可能となっている。
- あまぞんをかんちするのうりょく 【 アマゾンを感知する能力 】
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アマゾンが他の個体を感知する能力。
感知できる範囲はアマゾンによって異なるが、覚醒した個体などが範囲内に存在する場合、視覚で捉えられない場所に潜んでいたとしても察知することができる。
鷹山仁よりも水澤悠の方が感度は高く、飯柴紬=ホタルアマゾンも感知能力に優れていた。
- あろまおぞん 【 アロマオゾン 】
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「株式会社ギフト+」によって製造されたナチュラルミネラルウォーター(鉱水)。
一時期使われていた採水地付近に「オリジナルの腕」が埋められており、そこから溶原性細胞が混入してしまった。
延べ人数では万単位の人間が水を飲んだ計算であったが、必ず感染するわけではないとも考えられていた。
- いいしばつむぎ 【 飯柴紬 】
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ホタルアマゾンの一個体。
同じロットで製造された同型のアマゾン=反町昇に対して異常なまでの執着を抱き、彼を生かすためだけに行動。
昇を食物連鎖の頂点に立たせ、彼を脅かす者のいない世界を実現するという、水澤悠に対する水澤令華と似通った思想を抱いていた。
最後は昇と共に仮面ライダーアマゾンオメガに立ち向かい、敗北。その身を散らしながらも、息絶える寸前まで昇のことだけを想い続けていた。[#外伝 蛍火]
- いゆのくちずさむうた 【 イユの口ずさむ歌 】
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シグマタイプとなったイユが時折口ずさんでいた歌。
彼女の父・星埜始が機嫌の良い時によく歌っていたもので、彼がハゲタカアマゾンと化して家族を喰らった際も同じ歌を口ずさんでいた。
- いゆのはいきしすてむ 【 イユの廃棄システム 】
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シグマタイプであるイユの活動を停止させるためのシステム。
「システムYBR19」を起動・実行することでイユに装着されたネオアマゾンズレジスターが作動。
圧裂弾の数パーセントの衝撃を断続的に与え、5~6時間で彼女の活動を停止させるという仕組みであった。
なお、廃棄システムの作動中であってもカラスアマゾンに変身することは可能。
- えむ 【 M(『仮面ライダーアマゾンズ』) 】
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マモルの呼称。
水澤令華と加納省吾はマモルをMと呼んでいた。
- おしどりあまぞん 【 オシドリアマゾン 】
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オシドリ型の実験体アマゾン。
オスとメスの2体で活動する習性を持つ。アマゾン体としての固有の能力は不明。
ある個体は夫婦のようにふるまいながら人間社会に溶け込み、幼子をさらっては喰らうという凶行を繰り返していた。
その後、夫のオシドリアマゾンは志藤真ら駆除班によって始末され、妻はホタルアマゾン=反町昇に食べられてしまった。[#外伝 蛍火]
- おりじなる 【 オリジナル 】
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人間をアマゾンへと変貌させる「溶原性細胞」の感染源。
溶原性細胞は二次感染しないため、感染源となり得る個体はオリジナルと呼ばれる2体のアマゾンに限定されていた。
該当する個体は千翼=ネオアマゾン素体、およびクラゲアマゾンと化した泉七羽。
また、ネオアマゾン素体の腕はウォーターサーバー用の水源地付近に埋められ、人間をアマゾン化する計画に利用されることとなった。
- おりじなるのうで 【 オリジナルの腕 】
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ネオアマゾン素体の腕。
トラロックを生き延びた実験体アマゾン、マモルたちによってウォーターサーバー用の水源地付近に埋められたものであり、その腕を構成していた溶原性細胞が地下へと流出。
溶原性細胞を含んだミネラルウォーターが商品として出荷され、人間をアマゾンへと変貌させる事象を引き起こした。
なお、マモルたちにオリジナルの腕を渡したのは櫛原躍人。
櫛原はトモダチの反町昇に希望を与えたいという思いから、自身を実験台として「変異したアマゾン細胞によって人間をアマゾンに変えられること=アマゾンの個体数を増やせること」を証明。
マモルたちにオリジナルの腕を託し、最期はカマキリアマゾンとして駆除された。[#外伝 蛍火]