用語辞典
- しきべつこーど 【 識別コード 】
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実験体アマゾンに取り付けられた腕輪「アマゾンズレジスター」から発せられる信号(取得可能な個体情報)。
同タイプのアマゾンであっても識別コードによって区別することができる。
加納省吾によれば、腕輪の信号は「アマゾン体」になった時のいわばアラーム。
普段は反応しないため、駆除班のメンバー・大滝竜介がトンボアマゾンであることも分からなかったのだという。
- しぐまぷろじぇくと 【 シグマプロジェクト 】
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人間の遺体にアマゾン細胞を移植し、コントロール可能な兵器としてのアマゾンを開発・製造する計画。
倫理的な問題も抱えていたため、鷹山仁が野座間製薬にいた頃に一度立ち消えとなった。
その後、シグマプロジェクトは橘雄悟によって再開され、前原淳の遺体と複製品のアマゾンズドライバーを利用したシグマ(仮面ライダーアマゾンシグマ)が誕生。
シグマはサンプルでありながらも兵器として高い実力を発揮し、仮面ライダーアマゾンアルファと仮面ライダーアマゾンオメガを退けるほどの戦闘能力を備えていた。
また、新バージョンのアマゾン細胞を移植されたことで「ものを食べる」という行為も必要なく、ドライバー込みで兵器として売り出す計画が実現するかに思われたが、水澤悠、鷹山仁、駆除班との戦闘でシグマは敗北。
計画は頓挫し、その後、非公式に技術の使用許可を取った橘雄悟により、イユの遺体を利用した最後のシグマタイプ=カラスアマゾンが生み出されることとなった。
なお、野座間製薬の研究所にはシグマプロジェクトのプロトタイプにあたる個体が存在。
前原淳(シグマ)から受け継いだアマゾンズドライバーで仮面ライダーアマゾンシグマに変身したものの、サンプルよりもスペックは低く、反町昇=ホタルアマゾンと互角の戦いを繰り広げた末に撃破された。[#外伝 蛍火]
- しぐまぷろじぇくとようあまぞんちくさんけいかく 【 シグマプロジェクト用「アマゾン畜産計画」 】
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橘雄悟が佐古島晋作に提出した資料のタイトル。
草食のアマゾンを飼育し、食糧問題を解決するための新しい家畜として利用するという計画。
切子村の養護施設「切子聖園」では鷹山仁の髄液を利用して生み出されたアマゾンを飼育しており、育ったアマゾン達は食材として資産家などに出荷されていた。
- じっけんたいあまぞん 【 実験体アマゾン 】
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野座間製薬で生み出されたアマゾン細胞を、人型にまで成長させた人工生命体。
その形態を様々にデザインすることが可能となっており、人間に擬態する能力にも優れている。
何らかのかたちでの実用化を目指して研究が進められていたが、研究所の爆発事故により約4000体の実験体アマゾンが街へと流出。
特殊研究開発本部長の水澤令華らは、その対応に追われることとなった。
なお、鷹山仁は元野座間製薬の研究員であり、アマゾンの研究開発に携わった人物のひとり。
実用段階を目前にしてアマゾン細胞そのものに疑問を抱くようになり、同社を去ったという経緯を持つ。
- しどうまことのくらぶ 【 志藤真のクラブ 】
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志藤真がオーナーをつとめるクラブ。
チームX(キス)の拠点となっており、4Cから抜け出した千翼はそこで寝泊まりしていた。
- しんしゅのあまぞん 【 新種のアマゾン 】
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トラロックから五年後に出現し始めた新たなアマゾンたち。
溶原性細胞を体内に取り込んだ人間が変貌したものであり、腕輪(アマゾンズレジスター)は装着されていない。
その多くは溶原性細胞を含んだウォーターサーバーの利用者。飲料水として溶原性細胞を取り込んだことによる感染および変異がほとんどであったが、溶原性細胞の研究者やネオアマゾン素体と交戦した者など、負傷時に傷口から感染するケースも存在した。
- そりまちしょう 【 反町昇 】
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ホタルアマゾンの一個体。
仲間思いの優しい性格であり、ひっそりと平和に暮らせれば十分という考えを抱きながら生活していたが、ある日を境にアマゾンを捕食したいという欲求に目覚めてしまう。
ヒトの細胞だけでなく他の個体のアマゾン細胞も喰らう「変異したアマゾン細胞」を有しており、「覚醒して人間を喰らったアマゾン」を捕食して更なる強さを獲得することが可能。
仲間を守りたいという思いを抱く反町昇はその後、脅威である鷹山仁と水澤悠を倒すことを決意。
だが、100体を超える実験体アマゾンを喰らい、新型レジスターとインジェクターを使用した状態でも仮面ライダーアマゾンオメガには敵わなかった。
その後、瀕死の状態で市街地へと赴き、4Cと交戦。TV番組の中継カメラを通して「生きるために戦え」というメッセージを仲間たちに残し、最期は圧裂弾を受けて消滅した。[#外伝 蛍火]