用語辞典
- にねんまえのじこ 【 二年前の事故 】
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野座間製薬の研究所で発生した事故。
施設内部で爆発事故が発生したことにより、管理されていた約4000もの実験体アマゾンが街へと逃亡。
やがて食人衝動に目覚めるアマゾン達が、擬態能力を利用して人間社会に溶け込むこととなった。
- にんげんしゃかいにとけこむあまぞんたち 【 人間社会に溶け込むアマゾンたち 】
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野座間製薬の事故で逃亡した実験体アマゾンたちは当初、下水道などの人目につかない場所に隠れ潜んでいた。
やがて擬態能力を利用して人間社会に入り込んだ彼らは、裏社会との繋がりを得た仲間を足掛かりとして、偽造された身分証などを獲得。
公園や釣り場を会合場所として情報を共有しながら仕事に就き、人間との区別がまったくつかないほどに社会に溶け込んでいった。
また、食人衝動に目覚めた個体は仲間との関係を断ち、他の個体にまで野座間製薬の手が伸びないよう消息を絶つ慣わしであった。[#外伝 蛍火]
- のざませいやく 【 野座間製薬 】
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製薬会社として知られる大企業。
長年に渡って人工生命の研究開発に力を入れており、その完成形のひとつがアマゾン細胞であった。
だが、実用段階を目前に控えた頃、研究所の爆発事故により4000体もの実験体アマゾンを街へと流出させてしまう。
その二年後、大がかりなアマゾン駆除作戦「トラロック」によって多く個体を駆除することに成功。
だが、事態が明るみに出た影響で野座間製薬の経営は一気に悪化し、事業縮小を余儀なくされることとなった。
- のざませいやくのじぎょうしゅくしょう 【 野座間製薬の事業縮小 】
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実験体アマゾンの流出が明るみに出たことによる、野座間製薬の衰退。
トラロック後、橘雄悟の内部告発などを根拠として同社への立ち入り調査が実施され、政府監督下での監査を経て野座間製薬の組織は再編された。[#外伝 蛍火]
その後、4Cの設立資金に加えて事件絡みの補償金も求められ、経営は一気に悪化。
事業縮小は避けられず、水澤令華も自宅を売却することとなった。
- のざまぺすとんさーびす 【 ノザマペストンサービス 】
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害虫・害獣駆除を請け負う業者。
というのは表向きの姿であり、その実態は野座間製薬の依頼により結成された駆除班。
実験体アマゾンを駆除するためのチームであった。
駆除活動(戦闘)を行う際は、車両からBGMつきのアナウンスを大音量で流し、付近の住民が疑問を抱かぬよう銃声などを隠していた。