かいどうなおや海堂直也
- 登場作品
- 仮面ライダー555
- 初登場回/初登場作品
- 第5話『オリジナル』(2003年2月23日放送)
「人間を捨てようと思っても……捨てられないところが俺様のいいところだ」
■プロフィール
種族:オルフェノク
性別:男性
年齢:22歳
職業・身分など:元ギタリスト
演:唐橋充(からはし・みつる)
■この人物が変身する仮面ライダー
■この人物が変身する戦士
■この人物が変身する怪人
■説明
喫茶店にいたところをスクィッドオルフェノクに襲われ、オルフェノクとして復活した青年。
かつては山手音楽大学でクラシックギターを専攻し、在学中に数々のコンテストで入賞した天才だったが、その才能を妬む教授=オウルオルフェノクが仕組んだ事故で左手を負傷し、ギタリストとしての夢を絶たれた。傷を隠すためなのか、左手には黒いグローブをつけている。もとはアパート暮らしだったがオルフェノクに覚醒した後は、木場勇治、長田結花とともにマンションで共同生活を送っている。
クリーニング品を届けに来た園田真理に惚れ、何度も熱烈なアプローチを仕掛けるが、真理には「ただの馬鹿」と認識されており、思いが成就することはなかった。
オルフェノクに覚醒したことを知ったときもそれほど驚くことはなく、陽気で自由奔放に振る舞う。その態度は結花から「子供のように純粋で傷つきやすい」と好意をもたれていた反面、木場とは衝突することも多かった。その内面は結花が思っていた以上に誰よりも繊細で、憎まれ口叩きながらも困っている人を見逃せない真の優しさを持ち、人間として生きようとする木場のことも、心の中では尊敬していた。
また、成り行きで助けた鈴木照夫が天涯孤独と知るとずっと気にかけて何度も施設を訪れ、彼の居場所がないと知ると連れ出して面倒を見ようともしている。
怪我でギタリストの道が閉ざされたことを引きずっていたが、自分と同等かそれ以上の才能を持つ黒田和彦と出会い、彼に自分の夢を託すことで過去を吹っ切っている。
その後は村上峡児の指示で仮面ライダーファイズとしてオルフェノクの処刑を行おうとしたり、偶然出会った弟分の小林義雄=ラビットオルフェノクと一緒に警官に変装してファイズギアとカイザギアを盗むなど、スマートブレインの手先として働くこともあったが、最後まで人間を捨てきることはできなかった。
結花の消滅をきっかけに人間に絶望した木場と衝突し、彼にかわって人間とオルフェノクの共存を目指すことを決意。乾巧や三原修二と協力して最後の決戦に望んでいる。
オルフェノクの王であるアークオルフェノクが倒されたのち、海堂は創才児童園を眺めながら照夫へ想いを馳せ、いずこかへと旅立った。
【『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』では……】
木場、結花とともに人間とオルフェノクの共存をめざして活動している。ほとんどの人間から疎まれながらも人間の味方として戦っている。
のちに木場が水原の命を奪ったと誤解され、帝王のベルトを奪取して人間解放軍の信頼を取り戻すべく、木場、結花とともにスマートブレイン本社に侵入。しかし、この行動は筒抜けであり、待ち構えていた巨大なエラスモテリウムオルフェノク 激情態との戦いを余儀なくされた。
激戦が繰り広げられ、結花は瀕死の状態に。そんな彼女に海堂は自分の正直な想いを告げるが、結花の肉体は消滅を意味する青い炎に包まれてしまう。それを見て激情に駆られエラスモテリウムオルフェノク 激情態に猛攻を仕掛けたる海堂だったが、まったく歯が立たず、捕食されてしまった。