DICTIONARY

用語辞典

たーみなる 【 ターミナル 】

時間の中の未来への分岐点に出現する、時の列車が停車する駅のこと。

分岐点を監視する役目があり、駅長によって管理されている。

外観よりも明らかに広い空間が広がっており、ショッピングモールや駅長グッズを販売する売店のほか、温泉、ボウリング場、ゴルフ場などの施設もあるとのこと。

また、「ターミナル名物 時を超える!フリーマーケット」(時を超えるフリーマーケット ターミナル祭り)のようなイベントが開催されることも。


ターミナル内のプラットホームは戦闘用車両のキングライナーに変形可能で、ギガンデスが出現しても応戦が可能。

たーみなるのまちあいしつ 【 ターミナルの待合室 】

デンライナーがキングライナーに立ち寄った際、下車したモモタロス、ウラタロス、キンタロスが立ち寄った部屋。

ホログラフィーで景観が変わる仕掛けになっている。[#44]

たーみなるめいぶつときをこえるふりーまーけっと 【 ターミナル名物 時を超える!フリーマーケット 】

ターミナル内で開かれているフリーマーケット。

ターミナル常設の駅長グッズの売店も出店している。[#EPISODE BLUE]

だいおきしん 【 ダイオキシン 】

塩素を含む物質の不完全燃焼や、薬品類の合成の際に生成される物質のこと。


よく他人の名前を聞き間違えるモモタロスが、海東大樹の名前をこのように聞きとった。[#EPISODE YELLOW]

たいせつなものをしょうひ 【 大切なものを消費 】

桜井侑斗が仮面ライダーゼロノスに変身するたびに消費する、人々のなかにある謎の男(桜井侑斗)の記憶のこと。

ゼロノスカードが残り1枚となったとき、デネブは入院していた野上良太郎に、今まで黙っていたこの重要な事実を打ち明けている。

たいむかぷせる 【 タイムカプセル 】

未来に向けた記録や思い出の品などをいれて地中に埋める容器のこと。決めた年数を経てから掘り返し当時の文化やメッセージを伝える。学校の生徒が卒業記念に埋めたものから、企業が遠い未来への遺産として埋めるといった壮大なものまでさまざまあるが、都市開発などの影響で埋めたタイムカプセルの位置が分からなくなってしまうケースもある。


天野晃平は恋人の遥香とかつて埋めたタイムカプセルの場所がわからず、ジェリーイマジンに「タイムカプセルを掘り出す」ことを望んでしまう。しかしジェリーイマジンはほかの人が埋めたタイムカプセルを彼に無理やり掘り出させて過去に跳躍している。


なお、ふたりが埋めた本物のタイムカプセルはジェリーイマジンを追って過去に飛んだ野上良太郎が場所を覚えておき、現代に戻ってから掘り返して天野に渡している。[#19] [#20]


たいむぱらどっくす 【 タイムパラドックス 】

時間旅行において言及される逆説(パラドックス)で、過去に飛んだ人間が現在に干渉する行動を起こすことで未来に矛盾を起こすこと。有名なものに「親殺しのパラドックス」というものがあり、これは過去に飛んだ人間が自分の両親を手にかけてしまうと「未来で自分は生まれなくなるが、自分がいなければ両親は無事で自分は生まれる未来になる」という矛盾が生じる説を指す。


タイムパラドックスが起こりかねない行為は、時の運行に大きな影響を与えるため、オーナーは「いったん時の運行が変わったら、その衝撃はとても大きい」と野上良太郎にこのような行動を慎むように言っている。


なお、キンタロスは過去で小林カスミに接触し父の謙作を信じるよう伝えたため、結果ふたりのわだかまりがなくなり「謙作がアイビーイマジンに望みをいうことがなくなり、結果キンタロスたちが過去で小林カスミと接触することもなくなる」というタイムパラドックスを引き起こしてしまった。[#12]


逆にいえば、イマジンが過去に飛ぶのはタイムパラドックスを起こすためだとも言えるが、時の運行に関わる過去の改ざんは、野上良太郎やハナなど未来に生きる特異点の記憶を頼りに元の形へと戻っていくため、時間を自分たちの世界へと分岐させたいカイとイマジンは、その分岐点の鍵を探し出し始末しようとしている。


また、海東大樹は2010年の頃の自分を撃ってタイムパラドックスを起こそうとしたが「未来の自分が過去の自分を変えることはできない」と黒崎レイジに指摘されている。しかしそれは、ほかの存在なら過去に介入可能ということでもあり、海東は黒崎に過去の自分を撃たせるように仕向けて過去を改変、無傷になった黒崎家家宝の銃を手に入れている。[EPISODE YELLOW]

たごさく 【 田吾作 】

野上良太郎が名付けたという「野上幸太郎」という名前を、テディが2008年現在のセンスで例えたもの。[#さらば電王]

だめっぜったい 【 ダメッ!ぜったい!! 】

デンライナー署に貼られているモモタロスのポスターに書かれたキャッチフレーズ。もともとは厚生労働省が主催する違法薬物使用や薬物乱用防止するキャンペーンのキャッチコピーで、全国の警察署や交番など、さまざまな場所にこのキャッチコピーが書かれたポスターが掲示されている。


デンライナー署も(一応)警察組織であるため、こうしたポスターが貼られていると思われる。[#クライマックス刑事]

たんくろーりー 【 タンクローリー 】

特殊なタンクが備わったトラック(特種用途自動車)。おもにガソリン、石油、ガス、セメントなどさまざまな液体や気体、固体を運搬する目的で運用する。


2004年12月24日に跳躍したバットイマジンは、テツオに憑依すると、偶然走ってきたタンクローリーから運転手を引きず降ろし、自分が運転席に座るとそこかしこを暴走して破壊活動に及んだ。[#02]

たんざく 【 短冊 】

短文の字を書くための、細長く切った用紙。


食堂車にクリスマス用の飾り付けを行ったとき、モモタロスたちがクリスマスツリーに付けたもの。本来は七夕飾りに付けるものだが、ナオミの提案によりクリスマスツリーに飾ることとなった。

なお、リュウタロスが書いた願いは「モモタロスのあたまがよくなりますように」、ナオミが書いた願いは「食堂車がずっと満員でありますように」であった。[#45]

ちーむでんらいなー 【 チームデンライナー 】

デンライナー署に所属する、イマジンが引き起こす犯罪に当たる特殊部隊のこと。

野上良太郎とコハナだけでなく、モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスのイマジン4体も所属している。

彼らに逮捕できないものは、神のみとされている。[#クライマックス刑事]

ちゃーはん 【 チャーハン 】

炊きあがった米を具材と共に油で炒めた中華料理のこと。


オーナーがよく食堂車で注文している。このチャーハンの頂上部には小さな旗が刺さっており、オーナーは砂場の山崩しのように旗が倒れないようにしながら食べている。

また、デンライナー署の刑事長(オーナー)の席の頭上にある掛け軸にも、この文字が書かれている。[#クライマックス刑事]


ちゃーはんたいけつ 【 チャーハン対決 】

駅長とオーナーが競い合っている競技。タイマーをセットし、各々持ち寄ったスプーンを使って交互に食べ合うが、詳細なルールは不明。

最初の対決では、ゼロライナーの暴走という緊急事態を受け、キングライナーが緊急発進したため、勝負はお預けとなった。[#38]


その後も駅長とオーナーとのチャーハン対決は度々行われている。

ちゅうかのいちばんれっどのひしゃく 【 中華の一番、レッドの柄杓 】

オーナーと駅長が繰り広げた、チャーハンを飛ばして皿に盛り付け、旗を投げて刺すという謎の競技に使われたおたまの名称。


なおこの競技は、ゴルフに似た形で行われるようだが、詳しいルールは不明。[#EPISODE YELLOW]

でかおにぎり 【 デカおにぎり 】

納涼肝試し大会に参加するデネブが、桜井侑斗のために夕食として用意していた食事。抱えるほどのおにぎりが2個も用意されており、侑斗本人も食べながら「おにぎり、デカッ!」と口にしていた。[#29]

てづくりしっぷ 【 手作り湿布 】

湿布は水や薬液などに浸し水気を帯びた布のこと。筋肉の炎症や痛みを抑えるため患部に貼付ける。近年では、使い捨てする専用の湿布が主流になっている。


憑依したモモタロスが無茶をするせいで筋肉痛や疲労に悩む野上良太郎のため、姉の愛理はうどん粉を塗りつけた手作りの湿布を用意。無理やり湿布を貼って療養するように言うが、貼られた本人はうどん粉が気持ち悪いと嫌がっていた。[#03]


てっけんせいさい 【 鉄拳制裁 】

対象への罰、あるいは対抗手段として暴力を振るうこと。かつては教育の一環として行われることもあったが、今日では暴行であるとして禁止されている。


ハナはモモタロスたちが自分勝手にふるまったり言いあいになると容赦なく鉄拳制裁で黙らせていた。特異点とはいえ女の子に過ぎないはずのハナだが、殴られたモモタロスはデンライナーの壁を突き破って吹っ飛んだり、蹴り上げられて天井に突き刺さったりとその膂力は人間離れしている。

さらに、デネブにプロレス技を仕掛けた桜井侑斗が逆に自分の体を痛めたことがあるのに対し、ハナはイマジンを全力で殴りつけても痛がる様子のひとつもなく、牙王がけしかけた忍者を倒したことまである。実はかなりの猛者であることがうかがえる。


この強さはコハナになってしまってからも健在で、体格差のある大人やイマジンを相手に互角以上に渡り合っただけでなく、身の丈以上のバズーカを構えて発射したことまである。

でねぶきゃんでぃ 【 デネブキャンディ 】

デネブがいつも持ち歩いているキャンディ。包み紙にはデネブの顔があしらわれており、玉状のものや棒付きキャンディなど種類も豊富。味は良いらしくもらった人たちはおいしそうに食べていた。


デネブはこのキャンディを、挨拶代わりに配っており、初めて野上良太郎(モモタロス)に会ったときもデネブキャンディを渡している。


デネブは(ときには桜井侑斗に憑依して)デネブキャンディを配りながら「桜井侑斗です」「侑斗をよろしく」などと声をかけている。この行為、表向きは侑斗の友達を増やしたいから行っているように見えるが、仮面ライダーゼロノスとして自分の存在を懸けて戦っている侑斗のことを少しでも人々の心に刻みたいという、デネブの切なる願いも込められている。


なお、カイの策略で一時的に侑斗が消滅してしまっていたとき、一時的とはいえ自分が侑斗を忘れていたことに強いショックを受け、体にしまっていた大量のデネブキャンディをデンライナーの食堂車にばらまいてしまった。[#41]

でんかめん 【 電仮面 】

仮面ライダーの各フォームを表す仮面。

仮面ライダー電王 プラットフォームのような素体となるフォームに、レールに沿って移動して頭部に装着され、該当するフォームへと変身を果たす。

デンカメンソードは例外で、武器そのものに電仮面が4つ装備され、それぞれを通して各イマジンと意思疎通が図れるようになっている。

てんたいぼうえんきょう 【 天体望遠鏡 】

天体を観察するための装置で、個人用の小型のものから、組織や研究機関が所有する大型のものまでさまざまな種類が存在する。


桜井侑斗が中学生だった頃から持っていたもので、野上愛理が星に興味を持つきっかけとなった。

ミルクディッパーにオブジェとして飾られているが、愛理は侑斗の記憶を失っているため、なぜ飾っているのかは理解できていない。

てんどん 【 天丼 】

テディのことをモモタロスが聞き間違えて呼んだ名前。

あまりに盛大な聞き間違えに、野上幸太郎はもとより、ウラタロスやリュウタロスにも馬鹿にされていた。[#さらば電王]

でんめたる 【 デンメタル 】

時の列車が走るレールの素材となっている金属。

同様の金属として、ゼロライナーが走るレールに使われるゼロメタルもある。

でんらいなーしょ 【 デンライナー署 】

イマジンによる犯罪を徹底的でクライマックスに解決するために設立された、警察の特殊組織。

署はデンライナーの内部に設置されているが、通常のデンライナーと同様に乗車するのにチケットが必要かどうかは不明。

野上良太郎に憑依しているイマジンたちも「チームデンライナー」という呼称で所属しており、警察手帳も捜査令状も必要ないという、超法規的権限が与えられている。[#クライマックス刑事]

とうがらし 【 唐辛子 】

ナス科の植物で実は細長く、最初は緑色だが熟すと赤くなる。辛みが強く砕いたり粉末にしたものを香辛料や薬用として利用する。


騒がしいモモタロスを黙らせるため、ウラタロスはナオミに頼んで唐辛子入りのコーヒーを淹れさせて飲ませる。唐辛子の効果でなぜか深い眠りに落ちたモモタロスは、ハナに殴られたり踏んづけられても起きないほどだった。[#07]


なお、ウラタロスが唐辛子の効能を知っていた理由は不明。あるいは、唐辛子で寝てしまうのは全イマジンにいえることなのかも知れないが、定かではない。

とうがん 【 冬瓜 】

果実を食用とするウリ科の野菜。低カロリーでビタミンCが豊富に含まれ、煮物やあんかけ、スープの具材などに使われる。名前から勘違いされやすいが実は夏野菜であり、“冬瓜”という漢字は「冬まで保存できる」ことからつけられたと言われている。


上原美来の誕生日祝いに、ケーキと一緒に食べた。[#EPISODE BLUE]

とうきょうぼうず 【 東京坊主 】

東京から引っ越してきたユウに対して、ヤスシ、アキラ、ケンジがつけたあだ名のこと。[#超電王]

どうじょうやぶり 【 道場破り 】

武芸の修行者が、道場に出向いて他流試合を仕掛けること。

己を鍛えたいという野上良太郎がキンタロスに相談したところ、かつてキンタロスに憑依された本条が道場破りをした空手道場を訪問することを提案。

良太郎に憑依したキンタロスは道場主を顔見知りかつ身体が大きだけのこけおどしと言うと、良太郎の身体から退散。だが、もちろん良太郎と道場主は初対面であり、怒りの道場主は良太郎を思い切り投げ飛ばしてしまう。

その後、モールイマジンが憑依した山口が同じ道場へ道場破りに訪れ、こちらは見事達成している。[#35]

とうぶどうぶつこうえん 【 東武動物公園 】

埼玉県にある遊園地、動物園、花と植物の広場が融合したハイブリッドレジャーランド。

園内の遊園地で桜井侑斗と葉月翔子がデートをした。[#42]

ときのさばく 【 時の砂漠 】

時の列車が走る虹色の砂漠が広がった空間。

過去、現在、未来などあらゆる時間に繋がっている。

時の列車が走るレール以外は同じ風景が広がっているが、未来への分岐点が出現した際はターミナルが設置される。

ときのれっしゃ 【 時の列車 】

時空を超えて移動が可能な、鉄道型のタイムマシン。

アカシックレコードと呼ばれる概念にアクセスすることで、正しい時の流れを守るために自動走行している。

運行や運転は、各車両のオーナーか、同等の権利を持つ者でなければ行うことはできない。


ライダーチケットのように人間の記憶を元に作られたチケットを使用することで、過去や未来などさまざまな時間に移動が可能。

ただし人間の記憶が残っていない遠く離れた時代に飛ぶには、神の路線と呼ばれる特殊な路線に侵入しなければならない。


車両によって製造目的や役割は違うようで、デンライナーは歴史改変を目論むイマジンの打倒以外にも、時間からこぼれてしまった人々が時間を取り戻すまでの避難所のような役割も担っている。

とくいてん 【 特異点 】

あらゆる時間の改変による影響を受けない人物のこと。

自分自身が生きる時間が消滅してしまっても、特異点である本人は消滅することはない。

イマジン憑依されても完全に支配されることはなく、憑依したイマジンは通常の契約者と違い、実体化することはできない。

ただしジークのように、特異点と同じ時間軸の存在となったイマジンは例外で、その行動を抑え込むことはできない。


なお仮面ライダー電王に変身できるのは特異点の人間、または特異点に憑依したイマジンのみとなっている。

特異点自身の記憶を元に破壊された時間を修復する能力を持つため、野上良太郎は電王となってイマジンと戦い、正しい歴史を守り続けた。

どっぺるげんがー 【 ドッペルゲンガー(仮面ライダー電王) 】

自分自身と同じ姿の人物を見てしまう現象のこと。ドイツ語の「Doppel」(二重、コピー)から発生した単語で、自分のドッペルゲンガーを見た者は命を失うという都市伝説が古くから存在する。


上原美来は未来からやってきた自分を見てドッペルゲンガーだと勘違いし、オカルトに詳しい尾崎正義に相談していた。[#EPISODE BLUE]

とりしらべ 【 取り調べ 】

警察官や検察官が、犯罪捜査中にその事件との関係を疑われる人物や被疑者から事情や情報を聞き取ること。事情聴取ともいう。また警察署内で行われる取り調べでは、取り調べを受けた側の発言が供述調書と言う形で記録され、裁判の際に証拠として活用されることもある。


鷹山祐介を親元へ連れて行こうとした野上良太郎(ジーク)だったが、鷹山の屋敷を護衛していた警察官に不審がられ、重要参考人として取り調べを受けることになってしまう。良太郎が捕まってしまわないようモモタロスたちが手伝おうとするがうまく行かず、結局一番口がまわるウラタロスが良太郎に憑依し、筋の通ったストーリーを話すことでなんとか容疑を解かれている。

なお、このときウラタロスが話した内容は非常に長かったらしく、供述調書の紙はすさまじいものになり、記録していた警察官も疲労を隠せずにいた。[#24]