用語辞典
- かてごりーえーす 【 カテゴリーA 】
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ビートルアンデッド(スペードスート)、スタッグビートルアンデッド(ダイヤスート)、マンティスアンデッド(ハートスート)、スパイダーアンデッド(クラブスート)の4体。
封印されたラウズカードが仮面ライダーへの変身に用いられるため「ベースアンデッド」とも呼ばれ、それぞれのラウズカードが仮面ライダーブレイド、仮面ライダーギャレン、仮面ライダーカリス、仮面ライダーレンゲルへの変身に使用される。
- かめんらいだー 【 仮面ライダー(仮面ライダー剣) 】
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ライダーシステムによって特殊装甲服をまとった変身者および、ライダーシステムの基(もと)となったジョーカーがマンティスアンデッドをコピーした姿。
TVシリーズには、人類基盤史研究所、通称「BOARD(ボード)」所属の仮面ライダーギャレン、仮面ライダーブレイドのほか、仮面ライダーレンゲル、ジョーカーが変身する仮面ライダーカリスが登場。『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』では、さらに「新世代ライダー」と呼ばれる仮面ライダーグレイブ、仮面ライダーラルク、仮面ライダーランスも登場した。
- かめんらいだーというなのかめん 【 『仮面ライダーという名の仮面』 】
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白井虎太郎の著書。剣崎一真を始めとする仮面ライダーとアンデッドとの戦いの真実が綴られている。
知り合いの編集長のもとに原稿を持ち込むが、「記事にするなと上からずっと言われている」と断られた。明言されてはいないが、天王路博史が各方面に圧力をかけていたのは間違いなく、アンデッドの事件がメディアで一切報道されないのも同じ理由だったようだ。
『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』では無事に出版されて2000万部を超える大ヒット作となっており、多額の印税収入で裕福になった虎太郎もだいぶ印象が変わっている。[#41][#劇場版]
- かわぐちしぐりーんせんたー 【 川口市立グリーンセンター 】
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埼玉県川口市にある植物園。年間を通じて熱帯植物を観賞できる大温室のほか、バードセンターやアスレチック施設、冬季はアイススケート場になる野外プールなども設置されている。
劇中では白井虎太郎が吉永みゆきに誘われてここへ出かけたが、これはカプリコーンアンデッドと組んで仮面ライダーブレイドを倒そうという作戦だった。虎太郎は本来の姿になったみゆきを見て彼女がアンデッドだと知ると同時に、剣崎一真に対する人質にされてしまった。[#21]
- きおくそうしつ 【 記憶喪失(仮面ライダー剣) 】
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何らかの原因で過去の経験などが思い出せなくなること。いくつか種類があり、記憶喪失になった以前の記憶が思い出せないケースは「逆向性健忘」と呼ばれる。
相川始はサーペントアンデッドとトータスアンデッドに襲われ、変身して応戦した際に頭部を強打。目がかすむほどの衝撃を受けて一時的な記憶喪失になってしまった。[#29]
- きゅうきょくのいったい 【 究極の一体 】
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伊坂ことピーコックアンデッドがつくった仮面ライダーレンゲルのこと。
現代のバトルファイトは天王路博史による人為的なものだったため、アンデッド同士が戦って勝敗が決しても敗者が封印されない。そこで伊坂はアンデッドを封印できるライダーシステムに着目。マインドコントロールで支配下に置いた研究員に新たな変身ツールをつくらせ、誕生した究極の仮面ライダーの力でバトルファイトを制しようと企んでいた。[#07]
- きゅうりょうのかわり 【 給料の代わり 】
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剣崎一真が、仮面ライダーという仕事を通じて受け取っている給料以外のもの。
悩める上城睦月に、剣崎は仮面ライダーという仕事を通じて「給料以上のものをもらっている」と語った。睦月はそれが何かわからなかったが、自身が地下に閉じ込められていた人々を救出した際にその意味を感じ取る。その後、先行して戦っていた剣崎は、駆けつけた睦月の顔を見て「見つけたみたいだな、お前の給料の代わり」と声をかけ、睦月も「はい!」と元気のよい返事で肯定した。[#22]
- きょうふしん 【 恐怖心 】
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怖がったり不安を感じた心の状態。
人間が恐怖を覚えたとき、体内ではアドレナリンなどのストレスホルモンが分泌され、血圧が高まり筋肉が緊張する。脅威と戦うにしろ逃げるにしろ、どちらを選んでも体がすぐ対応できるようにするための反応だが、この状態が長く続くと心不全を起こすこともある。
仮面ライダーギャレンとして戦う橘朔也は破滅のイメージと体調不良に悩まされており、烏丸啓はその原因が彼の恐怖心にあると遠回しに指摘した。[#06]
- ぎんこうよさんざんだかにじゅうななえん 【 銀行預金残高「27円」 】
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アンデッドとの戦いも最終局面へと突入したころの、ある日の剣崎一真の預金残高。
人類基盤史研究所、通称「BOARD(ボード)」が事実上壊滅したのち、剣崎の給料は仮面ライダーの力を必要とする天王路博史がBOARD名義で入金していた。そうとは知らない剣崎は、元々薄給だったこともあって毎月給料をほぼ使い切る生活をしていたらしく、「仮面ライダーは用済み」と判断した天王路に入金を停止されると、預金残高がわずか27円になってしまった。[#45]
- けんざきのかけ 【 剣崎の賭け 】
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剣崎一真が暴走して暴れるジョーカーを元の相川始に戻すために行った行動のこと。
剣崎は「ジョーカーがバトルファイトに勝ち残れば全生物が滅ぶ」と知ったが、一方で始が人間としての生を望んでいることも知っていた。
そこで剣崎は、自分がスペードスートのラウズカード全13枚が揃って仮面ライダーブレイド キングフォームにフォームチェンジできた経験をもとに、始もハートスートのラウズカート13枚を揃えれば新たな形態に変化できると推測し、その力でジョーカーを抑え込ませようと考えた。
しかし、始がジョーカーを抑え込めなかった場合は彼を封印するしかなく、しかもすべてのカードが揃って強力になったジョーカーに勝てるとは限らない。ゆえに剣崎の案は「賭け」というわけだ。[#37]
- こいんろっかー 【 コインロッカー 】
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硬貨を入れると施錠ができる手荷物用の貸し保管庫。鉄道の駅などによく設置されている有料のものと、博物館など入場料を支払う施設で見かける無料のものがあり、後者は投入した硬化が荷物を取り出す際に返却される。誰でも気軽に使えるのが利点だが、使用者の匿名性が高いことから想定外の目的に利用されて問題になることがある。1970年ごろには、赤ちゃんをコインロッカーに押し込め、遺棄するという事件が多発し、「コインロッカーベイビー」の名称で社会問題になった。
赤ん坊の頃、上城睦月は誘拐されてコインロッカーに閉じ込められたことがあり、それが記憶の始まりとなったことで深いトラウマになっていた。[#17]
- こうたい 【 抗体 】
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体にウイルスや細菌などの異物が入った際、これを追い出すために体内でつくりだされる物質。異物と結びついて免疫細胞に処理させやすくしたり、異物からの毒を中和したりする。抗体がつくられるまでの時間は異物によって差があり、ある病気にかかって治ったり、その病気のワクチンを接種した人の体内では抗体がつくられているので、それを他の人に与えて治療する方法もある。
栗原天音がセンチピードアンデッドの毒を受けて高熱を発した際に登場。センチピードアンデッドの体の一部から得た抗体から治療薬がつくられた。[#05][#06]