DICTIONARY

用語辞典

ざわめし 【 沢芽市 】

ユグドラシル・コーポレーションの開発によって発展した計画都市。

かつてはどこにでもある小さな地方都市であったが、クラックの出現頻度が統計上最も高く、ヘルヘイムの種が単体で樹齢を重ねた「御神木」が存在したために、ヘルヘイムの森の調査と戦極(センゴク)ドライバーの開発を行うための実験場に選ばれた。

表向きには「理想的な医療福祉都市」と謳われているが、プロジェクト・アークを円滑に進められるよう、あらゆる面がユグドラシルの実質的な支配下にあった。

ざわめじどうほいくいん 【 沢芽児童保育院 】

呉島天樹が理事長を務めていた施設。

その実態は将来的にユグドラシルを担う人材を育てるための教育機関。

指導者や研究者、社会の闇で暗躍する工作員など、ここから多くの才能が巣立っており、戦極凌馬と朱月藤果もこの施設の出身であった。

一方、才能を見出されなかった子供たちは人体実験に利用され、多くの者が犠牲となっていた。

呉島貴虎は呉島邸の隠し棚から関連資料を見つけ、施設の存在へとたどり着いた。[#Vシネ 斬月]

ざわめしのちけい 【 沢芽市の地形 】

沢芽市は周囲を海と山に囲まれており、市外に通じる道は数本のみ。

何かあれば沢芽市ごと隔離可能なように設計されていた

また、政府との取り決めにより、沢芽市内のことはユグドラシル・コーポレーションで対処し、何かが起こった場合でも自衛隊は外から封鎖するだけという手筈になっていた。

その結果、ヘルヘイムの侵食から逃げ遅れた人々はインベスと共に沢芽市内に閉じ込められ、孤立無援の状態に置かれてしまった。[#33]

ざわめしのめいぶつ 【 沢芽市の名物 】

「沢芽フルーツ羊羹」「ユグドラ汁」「沢芽まんじゅう」などがこれにあたる。

沢芽市から次の駅へと出発したライトたちのために、ワゴンさんが用意してくれた。[#トッキュウVS鎧武]

じゃあくのたね 【 邪悪の種 】

力への欲望を養分に急速成長する黒い植物の種。

青い小さなイナゴなどを介してビートライダーズに植え付けられた。

邪悪の種を植えられた者は闘争心を抑えきれなくなり、やがては養分を吸い尽くされて消滅してしまう。

また、黒い植物が取り込んだ養分は、コウガネが黄金の果実として完成するために利用される。[#サッカー大決戦]

しゃるもんのおっさん 【 シャルモンのおっさん 】

凰蓮・ピエール・アルフォンゾの呼称。

葛葉紘汰やザックたちは仲間となった彼への親しみを込めて「シャルモンのおっさん」と呼んでいた。

しゃるもんようがしてん 【 シャルモン洋菓子店 】

一流パティシエの凰蓮・ピエール・アルフォンゾが沢芽市に開いた洋菓子店。

店のポリシーは、素材人材すべてにおいて本物の逸品を揃えること。

県内のグルメランキングでもぶっちぎりのトップを誇り、凰蓮のスイーツの虜となったお客たちで賑わっている。

後に新シャルモン洋菓子店 南通り店がオープンした。

しろいあーまーどらいだー 【 白いアーマードライダー 】

ヘルヘイムの森で葛葉紘汰が遭遇したアーマードライダー。

その正体はアーマードライダー斬月 メロンアームズこと呉島貴虎。

圧倒的な強さで紘汰の心に恐怖を刻み込み、一度は戦極(センゴク)ドライバーを手放させるまでに彼の精神を追い詰めた。

じんこうくらっく 【 人工クラック 】

ユグドラシルタワー内部に固定されたクラック。

かつて鎮守の森に存在した御神木を利用しており、ラックの前には対インベス用の強力な撃退システムが設置されている。

ユグドラシル・コーポレーションの面々はこのクラックを通ってヘルヘイムの森に赴き、研究や調査を行っていた。

しんしゃるもんようがしてんみなみどおりてん 【 新シャルモン洋菓子店 南通り店 】

平和を取り戻した沢芽市で、凰蓮・ピエール・アルフォンゾが新たに開いた洋菓子店。

ビートライダーズや葛葉晶から贈られた開店祝いのスタンドが飾られている。

城乃内秀保もパティシエとして腕を振るっており、呉島貴虎と葛葉晶を満足させるほどに成長していた。[#46]

すからーしすてむ 【 スカラーシステム 】

ユグドラシルタワーに設置された電磁波兵器。

ヘルヘイムによる侵食を隠し切れなくなった場合に沢芽市を焼き払い、情報が明るみに出るまでの時間を稼ぐためのもの。

なお、地下の秘密シェルターにいれば、街が消えても生き延びることは可能。

起動スイッチはプロジェクト・アークの責任者である呉島貴虎に委ねられていた。

すりんぐしょっと 【 スリングショット 】

Y字の棒などにゴムを張り、その伸び縮みを利用して弾を飛ばす道具。

チームバロンのペコが扱いに長けており、インベスゲームの際に高司舞の手を狙い撃ってヒマワリロックシードを落下させた。[#01]

スリングショットによる妨害はリーダー・駆紋戒斗に厳しく怒られてしまったが、ペコはその後、街に現れた初級インベスから人々を救うためにスリングショットを使用。

鉄球を飛ばしてインベスの注意を引き付け、アーマードライダーナックルを援護した。[#20]

せいう゛ぁーしすてむ 【 セイヴァーシステム 】

沢芽市地下放水路に設置された巨大装置。

狗道供界が「黒の菩提樹」の信徒を利用して作り上げたもので、心臓部はヘルヘイムの植物と複雑に融合。

それは全人類を肉体の制約から解き放ち、生死を超越した存在・狗道供界と一体化させるためのシステムであった。[#小説 鎧武]

せいめいえねるぎーきゅうしゅうそうち 【 生命エネルギー吸収装置 】

レデュエがフェムシンムの王妃を甦らせる目的で組み上げた装置。

人間の技術を利用してフェムシンムの呪術を拡張した成果であり、首輪を取り付けた人間から生命力を吸い出し、王妃の棺に転送する仕組みとなっている。

ユグドラシルタワーに乗り込んできた駆紋戒斗のキックを受け、装置は機能を停止した。

せんごくどらいばー 【 戦極ドライバー 】

ヘルヘイムの環境下で人類が生き残るために開発されたベルト。

ヘルヘイムの果実の力を制御し、人間としての意識を保ったまま超人的なパワーを手に入れる機能(アーマードライダーへの変身機能)を搭載。

装填されたロックシードを通して栄養補給を行い、ヘルヘイムの環境下で食事を摂らなくても生きていけるようなシステムが組み込まれている。

設計開発を担った戦極凌馬と被験者に志願したプロジェクトリーダー・呉島貴虎、二人の尽力によって戦極ドライバーは完成に至った。

せんごくどらいばーばーじょんあっぷ 【 戦極ドライバー(バージョンアップ) 】

バージョンアップした戦極ドライバー。

ユグドラシル・コーポレーションから、凰蓮・ピエール・アルフォンゾおよび城乃内秀保に提供された。

ベルト部分の色が以前のイエローからシルバーへと変更されている。[#17]