DICTIONARY

用語辞典

なにわのびしょうじょかめん 【 なにわの美少女仮面 】

鳴海亜樹子が夢の中で変身した仮面ライダーW(ダブル)。

亜樹子はジョーカーメモリ、左翔太郎はサイクロンメモリを使用し、宙に浮かび上がる「なにわの美少女仮面」という光の文字と共にWへと変身した。

ナイトメア・ドーパントとの戦闘では亜樹子愛用の緑色のスリッパも使用。

だが、夢の世界ではナイトメア・ドーパント以外は単なるイメージの存在に過ぎず、なにわの美少女仮面は変身を解除させられてしまった。

なるみあきこのすりっぱ 【 鳴海亜樹子のスリッパ 】

鳴海亜樹子が持ち歩いている緑色のスリッパ。

スリッパにはツッコミ用の言葉が金色の文字で書かれている。

会話の流れや状況に応じて絶妙なタイミングでこれを取り出し、相手をパコンと叩いてツッコミを入れるのがお約束となっている。

なるみたんていじむしょ 【 鳴海探偵事務所 】

「かもめビリヤード」の二階に事務所を構える探偵事務所。

初代所長は鳴海荘吉。彼の亡き後、左翔太郎とフィリップが探偵業を受け継ぎ、荘吉の娘・鳴海亜樹子が新たな所長に就任した。

組織に狙われるフィリップは不用意に出歩けないため、事務所か秘密のガレージにいることがほとんどであった。

数々のドーパント絡みの事件を解決した結果、鳴海探偵事務所の噂は風都に広まり、現在では「ガイアメモリ犯罪に巻き込まれ、警察にも助けてもらえなかった人々」などが最後に望みを託す駆け込み寺となっている。

なお、左翔太郎は事務所で暮らしているわけではなく、別の場所に自宅が存在する。

ねばー 【 NEVER 】

化学薬品とクローニングで死者を蘇生させる技術=ネクロオーバーの略称であり、その技術で生み出された不死身の戦士たちを指す言葉でもある。

ネクロオーバーの被験体第一号は大道克己。死者蘇生酵素理論に没頭していた科学者・大道マリアが財団Xの出資を受け、亡き息子を復活させたのが始まりであった。

NEVERの優位性としては、「通常兵器を受けつけない不死身の肉体」、「生前の数倍に増幅する身体能力」、「死に対する恐怖心の消失」が挙げられる。

だが、NEVERを生み出すには遺体を用意しなければならず、細胞維持酵素を定期的に注入しなければ活動し続けることができないという欠点も抱えていた。

一方、ミュージアムのガイアメモリは特別な条件もなく誰もが使用でき、毒素による問題はあるものの、それを補って余りある多様な能力と生産性においてNEVERを上回っていた。

こうしてNEVERは財団Xの投資対象の座をガイアメモリに奪われてしまうのだった。


その後、大道克己は死者蘇生兵士で構成された傭兵部隊を結成。

それは、強靭な肉体と人間離れした身体能力、そして各々の特殊技能で標的を仕留めていくプロフェッショナルの集団。

「NEVER」と名付けられた傭兵部隊は各国で破壊活動を行い、甚大な被害をもたらす凶悪犯罪者として世界中にその名を広めていくのだった。

のーばでぃーずぱーふぇくと 【 Nobody's perfect 】

鳴海荘吉が残したメッセージ。

完璧な人間などおらず、互いに支え合って生きていくのが人生というゲーム。

優しさは弱さをもたらすかもしれないが、罪を暴く強さだけでは戦闘マシンと変わらない。

荘吉の遺志を受け継いだフィリップと左翔太郎は、罪を暴きつつ心をいたわる、厳しさと優しさを併せ持つWであり続けることを決断した。