用語辞典

- さあおまえのつみをかぞえろ 【 さあ、おまえの罪を数えろ 】
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街を泣かせる者たちに対し、左翔太郎とフィリップが永遠に投げかけ続ける言葉。
罪を人生のスパイスと考える者、数え切れぬ罪を背負う者、罪ではなく愛だと信じていた者など、その言葉は戦う相手の心を少しだけ浮き彫りにするものであった。
- ざいだんえっくす 【 財団X 】
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ガイアメモリ流通組織「ミュージアム」を支援する謎の組織。
その実態は謎に包まれており、ガイアメモリ、NEVER、クオークスなど、この世界を手にできるような危険なテクノロジーを求めては出資を行っていた。
ミュージアムの壊滅と加頭順の敗北を受けて正式にガイアメモリから手を引いたものの、その後も「死の商人」として世界各地で暗躍し続けている。
- じぇしかのほうこうとこうこつきずだらけのおとめはなぜにしへいったのかひょうりゅうへん 【 『ジェシカの彷徨と恍惚 傷だらけの乙女は何故西へ行ったのか 漂流編』 】
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映画館「T・ジョイ風都」の従業員である川相透によって撮られた自主映画。
映画を撮りたいという強い想いを心に秘めていた川相は、監督、脚本、カメラマンを一人でこなし、ジーン・ドーパントの能力で自分の身体を組み替えることで主演女優を含む全キャストを演じ分けながら映画を撮影。
その後、「T・ジョイ風都」の上映スクリーンの数字を偽装して「使われていない試写室」に客たちを閉じ込め、7時間20分におよぶ、この未完の長編映画を強制的に観てもらうのだった。
だが、同僚の虹村あいの姿で主演女優を演じた結果、謎の映画の噂は彼女の知るところとなり、ドーパント絡みの事件として左翔太郎たちが調査を開始。
この映画を真剣に観た鳴海亜樹子は、あちこち引き込まれるところはある、と感想を述べていた。
- じかざし 【 直挿し/直刺し 】
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ダブルドライバーやガイアドライバーを通さずにガイアメモリを使用する行為。
ただし、体のどこに刺してもよいわけではなく、メモリの挿入部=生体コネクタの設置手術を受ける必要がある。
ガイアメモリの毒素によって精神などを蝕まれる一方、メモリに備わる力を存分に発揮できることから、井坂深紅郎は直挿しにこだわっていた。
また、園咲冴子も彼の遺志を受けてナスカメモリの直挿しを行い、ナスカ・ドーパント(レベル3)へと到達した。
- しびとがえり 【 死人還り 】
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故人たちが生前の姿で目撃されるという奇妙な噂。
その元凶は、ダミーメモリの力で死者を冒涜する神父・ロベルト志島。
彼が変身するダミー・ドーパントには複製や擬態といった能力の他、対象の深層心理からトラウマとなる人物を探り当て、その姿と人格を再現する力も備わっていた。
ロベルト志島はこの能力を使い、風都の著名人を集めた親睦会「闇と静寂の会」を開催。
そこで葬った著名人や、故人との再会を餌に誘き寄せた街の要人になりすまし、富や名誉に溢れた数多の人生を満喫していた。
「死人還り」として目撃された故人たちは、ダミーメモリを利用して彼らに成りすましていたロベルト志島であった。
- すっこんぶ 【 すっこんぶ 】
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照井竜が押収品として持ち帰った、昆布菓子の箱。
照井=仮面ライダーアクセルはライアー・ドーパントと交戦した際、対象に催眠暗示をかける特殊な針「ライニードル」を撃ち込まれ、「ライアー・ドーパントをメモリブレイクした」と誤認。
さらには「すっこんぶ」をライアーメモリと認識してしまい、それを押収品として大切に持ち帰ってしまった。
- すぴっく 【 スピック 】
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スピニング・トゥ・フォークの略。
ジミー中田が提唱する風都発信の新世代音楽形態であり、フォークをベースにロックやラップなどの高揚感をブレンドしている。
- せいたいこねくたせっちしゅじゅつき 【 生体コネクタ設置手術器 】
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ガイアメモリの挿入部である「生体コネクタ」を人体に設置するための装置。
正式名称は「L.C.O.G(Living Connector Setting Operation Gun)」。
使用時は手術器にガイアメモリをセットし、生体コネクタを設置する部位にこれを押し当ててから作動させる。
生体コネクタを設置せずにガイアメモリを使用することも可能だが、直接的なメモリ挿入によるパワーインストールでは正しいパワーの流入経路が確立されないため、強烈な毒素が驚異的なスピードで人体に影響をもたらし、その命を奪う危険性がある。
生体コネクタを通さずにバードメモリを使用した中学生、藤川統馬と金村有一の二人はメモリの副作用と思われる症状に陥り、一時的に意識不明の状態となってしまった。