用語辞典

- だいにふうとたわーのけんせつけいかく 【 第二風都タワーの建設計画 】
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風都市の市議会議員・楠原みやびによって進められていた、新たな風都タワーの建設計画。
風力・太陽光発電の機能は現在の風都タワーの約4倍。環境に負担をかけないクリーンエネルギーを提供するという謳い文句であったが、風都に思い入れのある左翔太郎と園咲琉兵衛からは「風情がない」と快く思われていなかった。
また、建設候補地の地下にはガイアメモリ精錬工場が存在しており、その工場長である鷹村源蔵=アノマロカリス・ドーパントから計画を妨害されることとなった。
建設計画自体は市議会で承認されていたものの、ドーパントの襲撃や楠原みやびの議員引退を受け、計画は無期延期となった。
- だうじんぐすりっぱ 【 ダウジングスリッパ 】
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ダウジング棒とスリッパを合体させた不思議な道具。
「埋まっている何か」に反応する機能があり、使用時は2本1セットのこれを両手に持って探索場所を歩き回る。
スリッパのつま先は「埋まっている何か」の方向を示しており、その付近に近づくと謎の電子音が鳴り響き、スリッパが両サイドに開くように可動。
鳴海亜樹子が「イーヴィルテイルの入った箱」を探す際に利用し、その有用性を証明した。
- たこやき 【 たこ焼き(仮面ライダーW) 】
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小麦粉を溶かした液状の生地に適当な大きさに切ったタコを入れ、半球のくぼみが並んだ鉄板を利用して球状になるように焼き上げた食べ物。
さらに上からソースや鰹節、青のりなどをかけて完成に至る。
マグマ・ドーパントによる事件の際、フィリップは鳴海亜樹子から大阪の話を聞き、たこ焼きに興味を持ってしまう。
調査は一時中断。フィリップが「たこ焼き」の全てを閲覧し終えたのは翌朝であった。
- だにーちゃん 【 ダニーちゃん 】
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風都で迷子になった白い小型犬。
ペット探しに才のある左翔太郎が捜索依頼を受け、見事に発見・保護した。
なお、ペット探しの依頼は鳴海探偵事務所が得意とする分野のひとつ(犬、猫、亀など種族は問わない)。
風都の依頼人のためならどんな小さな仕事でも引き受けるのが事務所のモットーとされている。
- ちしきのぼうそうとっきゅう 【 知識の暴走特急 】
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知的好奇心を抑えられなくなった状態のフィリップを指す。
特定のものに強い興味を抱くと、知的好奇心を抑えられなくなってしまうのがフィリップの性格。
何日も不眠不休で検索にはまり続け、探偵活動に支障をきたすこともしばしばであった。
得られた知識をもとに自ら実践することもあり、園咲若菜のラジオをきっかけに「ボクサーの減量」を調べた際は、リボルギャリーの内部で過酷な減量に挑み、ふらふらになってしまった。
- ちょうさほうこくしょ 【 調査報告書 】
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左翔太郎が事件解決後に作成する書類。
師匠の鳴海荘吉を真似てクラシックなタイプライターを使い、すべての文章をローマ字で打ち込むのが慣わし。
だが、フィリップの推測によれば、荘吉が欧文タイプで作成していたのはガイアメモリ絡みの事件の報告書のみ。
第三者に読み取られにくくするために、数ヶ国語を駆使して資料を残していたのではないか、とのこと。
なお、依頼人に渡す正式な調査報告書は鳴海亜樹子が作成している。 [#小説 Zを継ぐ者]
- ついんまきしまむ 【 ツインマキシマム 】
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2本のガイアメモリを同時に使用して放つ危険な必殺技。
威力は高いが反動も大きく、そのリスクからフィリップは使用を禁じていた。
だが、左翔太郎=仮面ライダーW(ダブル) ヒートトリガーは、ウェザー・ドーパントとの戦いにおいては、トリガーマグナムにトリガーメモリ、右腰のマキシマムスロットにヒートメモリを装填してツインマキシマムを発動。
全身から高熱を放ちながら発射する火球はすさまじい威力であったが、ダメージを与えることはできず、その反動により翔太郎はしばらく動けなくなってしまった。
- でぃがるこーぽれーしょん 【 ディガルコーポレーション 】
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園咲冴子が社長をつとめるIT企業。
裏ではガイアメモリの流通を取り仕切っていた。
また、生前の園咲霧彦は同社の重役を務めており、彼の訃報は「突然の事故死」として新聞でも報じられることとなった。
- てきごうりつ 【 適合率 】
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ガイアメモリの特性を引き出し、その力を使いこなすための資質を数値化したもの。
左翔太郎はジョーカーメモリ、フィリップはサイクロンメモリとの適合率が最も高く、そのメモリの組み合わせからなる仮面ライダーW(ダブル)の基本形態が、やがてエクストリームへと進化・到達するサイクロンジョーカーであった。
また、川相透とジーンメモリは94.983%、加頭順とユートピアメモリに至っては98%という高い数値を示していた。
- てらーふぃーるど 【 テラーフィールド 】
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テラー・ドーパントが展開する恐怖領域。
テラーフィールドに触れた者は激しい恐怖心に苛まれ、場合によっては衰弱して命を落としてしまう。
テラー、それは相手の恐怖心を増幅する力。
左翔太郎が無意識のうちに園咲の屋敷への接触を拒み、ミュージアムの頭目の正体を知ってもなお核心に触れようとしなかったのは、テラーの力を何度も見た影響でもあった。