用語辞典
- がいなん 【 ガイナン 】
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かつて地球上に生息していた蛾の一種。体を発光させる芋虫のような幼虫から大きな蛾へと成長する昆虫で、人間が刺されると命に係わるほどの猛毒を有している。
すでに絶滅したはずだが、怪魔獣人のガイナガモスが奥丹沢の洞窟で特殊な個体を繁殖させていた。毒の効果が変化しており、刺されると1時間でガイナガモスの分身に変容してしまう。また、接触した電子機器を狂わせるような能力も持っていた。[#05]
- かいまいせいじゅう 【 怪魔異生獣 】
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牙隊長ゲドリアンが率いる、怪魔異生獣大隊に所属する怪魔戦士たち。
怪魔界に棲む生物たちを「クライシス帝国」の科学力で戦闘用に改造した存在で、総じて身体能力に優れているだけでなく、その生物がもともと有している長所がさらに強化されている。
- かいまかい 【 怪魔界 】
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「クライシス帝国」が存在する異次元の世界。かつては花が咲き乱れる美しい世界だったが、深刻な環境汚染により滅びへと向かっている。
実は“地球の影”ともいうべき世界であり、地球の環境汚染も怪魔界に多大な影響を与えていた。大気中に亜硫酸ガスが含まれており、地球でも大量の亜硫酸ガスを散布すれば怪魔界の大気を再現できる。
かつては地球と直接往来できる通路も存在したが、クライシス皇帝による圧政が始まったために閉ざされ、通路の鍵も3つに分割されて散逸していた。
- かいまこんぴゅーたー 【 怪魔コンピューター 】
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「クライシス帝国」が用いる、特別製のコンピューター。
非常に高性能で、警視庁のコンピューターをハッキングして犯罪情報の書き換えに成功。南光太郎に無実の罪を着せて警察に逮捕させたが、のちに仮面ライダーBLACK RXにより破壊された。[#35]
ダスマダー大佐が管理する、強化細胞装置の隠し場所にも設置されていた。[#40]
- かいまじゅうじん 【 怪魔獣人 】
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海兵隊長ボスガンが率いる、怪魔獣人大隊に所属する怪魔戦士たち。
クライシス人の中でも特に優れた者を選抜し、肉体的な強化改造を施した戦士たちで構成され、なかには獣や水生動物などの能力を宿した者も存在する。
- かいませんし 【 怪魔戦士 】
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怪魔界出身の戦士たちの総称。
地球侵略のために「クライシス帝国」が組織した、「クライシス地球攻撃兵団」を構成する4つの大隊に所属。各大隊を率いる4大隊長に従ってさまざまな作戦に従事し、これを阻止せんとする仮面ライダーBLACK RXと激闘を繰り広げた。
- かいまようぞく 【 怪魔妖族 】
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諜報参謀マリバロンが率いる、怪魔妖族大隊に所属する怪魔戦士たち。
強力な妖術を駆使するクライシス人によって構成されており、念動力や呪いの術による遠隔攻撃や精神的な攻撃を得意とする。怪しげかつ、不気味な印象を抱かせる外見をした者が多い。
- かいまろぼっと 【 怪魔ロボット 】
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機甲隊長ガテゾーンが率いる、怪魔ロボット大隊に所属する怪魔戦士たち。
「クライシス帝国」が誇る高度な科学技術を用いて作られた、戦闘ロボットによって組織されている。秀でたパワーや頑強な装甲を有しているのは基本で、攻撃力が高い重火器を装備、内蔵している者も多い。
- かぜのさばく 【 風の砂漠 】
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怪魔界にある砂漠地帯。
南光太郎や白鳥玲子らが、ガイナギスカンが起こす風によって送り込まれた。
地面から水が湧き出る箇所があり、奴隷にされたクライシス人が働かされている。また、島流しにされたクライシス人のワールド博士が住んでいる洞窟もある。[#03]
- きせきのたに 【 奇跡の谷 】
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怪魔界に存在する、魔の山の奥深い場所に位置する谷。
聖なる滝が流れており、その水を用いた儀式で身を清めることで、対象者を急成長させる。成長した人物は術者の思うがままに操られる代わりに、不老不死や超能力といった不思議な力に開花する。
消滅したガロニア姫の替え玉として選出された佐原ひとみ、及びその侍女にされることが決まった少女たちを対象に、マリバロンが儀式を施した。[#14]
- きせきのぶとうだん 【 奇跡の舞踏団 】
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巷で話題になっている、謎の舞踏団。
その正体は「クライシス帝国」の工作員で、リーダーは人間の姿に化けた怪魔妖族の天空。一緒に踊ればどんな怪我や病気も治るという噂を流して街を訪れ、これを聞きつけて集まった人々を拉致し、帝国の移民を受け入れるための地下王国を建設する労働力として働かせていた。[#38]
- きょうかさいぼう 【 強化細胞 】
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「クライシス帝国」の上級幹部や怪魔戦士たちに移植されている細胞。
通常の怪魔界の人々にはこの細胞がないため、地球環境への適応が難しい。
ダスマダー大佐は、自身が持つ施設の中に強化細胞の増殖装置を設置していた。[#38]
- きんぐすとーん 【 キングストーン 】
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暗黒結社「ゴルゴム」の改造手術によって、南光太郎の体内に埋め込まれた神秘の石。「太陽の石」とも呼ばれる。
仮面ライダーBLACK RXの力の源であり、その心臓部を担う。宇宙空間で太陽光を吸収したことで不思議なことが起こり、光太郎にRXへの変身能力を身につけさせた。この時の変化により自らの意志を持つようにもなり、RXが窮地に立たされた際は、光太郎の感情や意志に反応。神秘的な現象を起こし、RXにさらなる力を与える。
- くらいしすじん 【 クライシス人 】
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外見が異なるさまざまな種族が混在しており、高い知能を持つ者や神秘的な能力を発揮できる者も多い。なかには地球人とまったく同じ外見の種族も存在し、スパイとして潜り込ませたクライシス人と地球人との間にできた子供も確認されている。
- くらいしすちゃーじゃー 【 クライシスチャージャー 】
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クライシス皇帝の護衛マシン用に製作された出力増幅装置。
ダスマダー大佐からガテゾーンの手に渡り、ストームダガーに取り付けられた。これにより改造されたネオストームダガーは、元の機体の4倍の出力を得ることとなる。[#43]
- くらいしすていこく 【 クライシス帝国 】
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異次元空間である怪魔界に存在する帝国。
1000年前に、クライシス皇帝の手によってつくりあげられた独裁国家で、臣民の数はおよそ50億人。
厳しい身分制度があり、皇帝や貴族が自由に暮らしている一方、皇帝に逆らった者や身分が低い種族は、奴隷として過酷な生活を強いられている。ただし、優秀な者は比較的厚遇されており、何らかの成果を上げて皇帝の覚えがめでたい者には、ナイト(サー)の称号が与えられるという。
非常に高度な科学技術力を有しているが、急速な文明の発展による環境汚染が深刻化。臣民たちが安心して住める新たな土地を求め、地球侵略を開始した。
その実行部隊である「クライシス地球攻撃兵団」は、最高司令官を務めるジャーク将軍を筆頭に、4大隊長のボスガン、マリバロン、ガテゾーン、ゲドリアンを軸として組織され、地球を乗っ取るべく様々な作戦を企て、仮面ライダーBLACK RXやその仲間たちと激しい戦いを繰り広げた。
- くらいしすゆーげんとけいかく 【 クライシスユーゲント計画 】
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「クライシス帝国」が実行した作戦のひとつ。子供たちが憧れるヒーローを作り出して崇拝させたのち、クライシスの思想を教え込んでクライシス帝国の尖兵にするという計画。
怪魔異生獣のバルンボルンがグレートマスクというマスクマンに扮し、さまざまな有名スポーツ選手たちに勝負を挑んで勝ちを収めた。目論見通りに子供たちはグレートマスクに夢中になり、親衛隊まで結成される。[#36]
- くらいすようさい 【 クライス要塞 】
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「クライシス帝国」の超巨大戦艦。
ジャーク将軍率いる「クライシス地球攻撃兵団」の前線基地として運用されている。
多足生物と機械を組み合わせたような不気味な姿で、地球上、怪魔界、宇宙空間などを自由に飛び回り、どんな場所へも一瞬で移動可能。地上への兵士の移送は、機体下部から発射される転送ビームによって行われる。
- くるみんぞく 【 クルミン族 】
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怪魔界の死の谷に住む、クライシス人の民族。村長のミンバが長を務めている。
かつては奇跡の谷にある聖なる滝を守護していたが、1000年前にクライシス皇帝が君臨したのち、死の谷へと追いやられてしまった。
現在は奇跡の谷に戻ることを悲願とし、密かに反皇帝派を援助している。
死の谷に落とされ気絶していた南光太郎を助け、奇跡の谷へと案内したほか、急成長した佐原ひとみを元の子供の姿に戻す手伝いもした。[#16]
- こうたい 【 抗体(仮面ライダーBLACK RX) 】
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病気の原因となるウイルスや細菌を攻撃し、症状を和らげさせる、もしくは消滅させるタンパク質のこと。
あえて怪魔異生獣のムサラビサラに噛まれた南光太郎が、受けた毒をもとにバイオライダーの能力を使ってムササビ症候群の抗体を生成した。[#18]
- こくりつかがくあかでみー 【 国立科学アカデミー 】
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東京上空に現れた人工太陽を調査するために、日本政府が調査団を集めた場所。
磁力砲を開発していた相原文吾教授も訪れたが、門前払いされてしまった。[#19]
- こだいぶんかはくぶつかん 【 古代文化博物館 】
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3つの鍵のひとつが保管されていた博物館。
鍵を集めていたユーコ・ミドリカワと南光太郎が深夜に忍び込み、盗み出した。[#31]