用語辞典
- かいしょくかいべん 【 快食快便 】
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よく食べてよく出す。健康の証。
氷川誠が「あなたはどんな理想を持って生きているんですか」と聞いた際の、津上翔一(沢木哲也)の答え。
仮面ライダーアギトの正体が翔一だと知った氷川は、翔一からいろいろ学びたいと思っていたが、いつものペースで肩透かしを喰らう。[#39]
- かがわけんけい 【 香川県警 】
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氷川誠が元々務めていた警察署。
アンノウンが出現しなくなって1ヶ月後、G3ユニットの行動目的が変わるタイミングで、氷川は元の勤務先・香川県警へと出戻りされることになってしまう。
- かげがうすい 【 影が薄い 】
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存在感があまりないこと。
尾室隆弘が氷川誠の持ってきたビデオテープについて調べるためGトレーラーにいなかったとき、やっとそのことに気づいた小沢澄子は彼を影が薄いと称した。また、署内で小沢と氷川にばったり会った北條透は、小沢に慇懃無礼な態度を見せたあと、氷川に対して影が薄くて気づかなかったと嫌みを口にしている。[#15]
- かざやのぶゆきさつがいじけん 【 風谷伸幸殺害事件 】
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2年前に起きた殺人事件。
風谷真魚の父で大学教授である風谷伸幸が、内臓だけがボロボロにされるという不可解な形でガード下で倒れているのが発見される。事件を追っていた河野浩司は直前に会っていたという男(美杉義彦)が怪しいと考えていたが、実際は超能力が暴走してしまった沢木雪菜によるものだった。
- かざやのぶゆきじけんのしんぶんきじ 【 風谷伸幸事件の新聞記事 】
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2年前、風谷真魚の父・伸幸が街中で亡くなった不可解事件を伝える新聞記事の切り抜き。
真魚が保管していたもので、事件の日付は3月10日。この日は、真魚の誕生日であると同時に、記憶を失う前の津上翔一(沢木哲也)が姉と会った最後の日でもあった。
- かざやのぶゆきのぜみのしゃしん 【 風谷伸幸のゼミの写真 】
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風谷真魚が持っていたアルバムにあった写真。
父・風谷伸幸が日政大学のゼミ生たちと撮影したもので、沢木雪菜、沢木哲也(津上翔一)の姿もそこにあった。
- かじのいろーぜ 【 家事ノイローゼ 】
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津上翔一(沢木哲也)がふさぎ込んだ理由が、アギトの暴走による恐怖によるものだと知らない美杉義彦は、翔一が家事ノイローゼだと思い込み、家事を風谷真魚、美杉太一と3人で分担することを提案する。しかし全員が失敗してしまい、見かねた翔一がすべての家事を再び行った。
家事をする中で陥ることがある心の病気。その症状は様々だが、何もする気が起こらなくなってしまうことが多いようだ。
- かせいふ 【 家政婦 】
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個人の家などで雇われ、家事をする人。
津上翔一(沢木哲也)が美杉家で居候していることを知った榊亜紀は、彼を監視するため家政婦と偽って美杉家を訪れた。
- かたたたき 【 肩たたき 】
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肩のこりをほぐすため、肩を軽く叩いてほぐすこと。
不正な方法で弁当を手に入れたことを葦原涼に叱責された本木レイは路上で肩たたき屋をすることでお金を得ようとした。最初は10分千円という設定だったが無理だとわかると100円に値下げして客を呼び、料金のお金で涼にヨールグルトキャラメルをプレゼントする[#劇場版]。
- かつどん 【 カツ丼 】
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卵でとじたカツレツをご飯の上にのせた料理。
刑事ドラマの取り調べ室でよく振る舞われるが、現実ではそういったことは稀な模様。
三浦智子が亡くなった事件の重要参考人として取り調べを受ける津上翔一(沢木哲也)に河野浩司から差し出される。あらぬ疑いが自分にかかっているにも関わらず、翔一はみんなに食べさせたいからと出前をとった店を訪ねていた。
- かながとびおりようとしたびる 【 可菜が飛び降りようとしたビル 】
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岡村可奈がアギトへと変貌する姿を見て絶望し、身を投げようと屋上に上がったビル。
可奈が落下する直前、津上翔一(沢木哲也)と沢木哲也(津上翔一)がその手をつかんで救出した。翔一の姉・沢木雪菜も同じようにビルから身を投げている。長年姉の自殺の動機が理解できなかった翔一だったが、この可奈の手をつかんだとき初めて、自分にも人類にも絶望した姉の気持ちがわかった。[#50]
- かなのさしいれべんとう 【 可菜の差し入れ弁当 】
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岡村可奈が津上翔一(沢木哲也)の部屋を訪れ、差し入れた手作り弁当。
翔一と可奈が一緒に鯵のムニエル オリーブオイルを作ったあと、翔一が突然倒れて寝込んだため、心配した可奈が訪問。店のまかないを詰め合わせたものだったが、翔一はそれをおいしそうに平らげた。[#49]
- かぶしきがいしゃじゃむこ 【 株式会社ジャムコ 】
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2度目のアギト捕獲作戦にあたり、北條透たちが次にアンノウンに襲われる可能性がある人物として護衛していた、サラリーマンの勤務先。[#37]
- かみひこうき 【 紙飛行機 】
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紙を折って飛行機の形にし、飛ばして遊ぶ遊具。
クロウロード コルウス・クロッキオの戦いに敗れ、公園で目覚めた津上翔一(沢木哲也)は、子供達が飛ばす飛行機の動きを見て攻略の糸口をつかんだ。[#08]
- かみをうらぎったもの 【 神を裏切った者 】
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駐車場で木野薫に近寄った沢木哲也(津上翔一)が、木野に「どちら様ですか?」と聞かれたときの答え。正確には「かつてアギトを葬った者、これからアギトを救う者、神を……裏切った者だ」。もちろん「神」とは、謎の青年(闇の力)のことである。[#38]
- がらすざいく 【 ガラス細工 】
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割れやすいガラスを原材料として作った飾りや置物。
風谷真魚との接し方について悩む氷川誠に対し、小沢澄子が年頃の少女を比喩して伝えた言葉。
ガラス細工のように繊細なので、優しく接するようにと諭している。
- かわいさのきんめだる 【 可愛さの金メダル 】
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子豚がどれくらい可愛いか、ということを美杉義彦が言い表した言葉。
言ったあとすぐに、銀メダルや予選失格かもと言って笑っている。
- きおくそうしつ 【 記憶喪失(仮面ライダーアギト) 】
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なんらかの要因で、過去のある時の経験が思い出せなくなること。
あかつき号で仮面ライダーアギトに覚醒した津上翔一(沢木哲也)は、水のエルとの戦いに負けて海に投げ出されたあと、名前を含むすべての記憶を無くしてしまっており、入院中、国枝東の紹介で美杉家に居候することになる。
- きじぼじんまええき 【 鬼子母神前駅 】
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都電荒川線(現:東京さくらトラム)の停留場のひとつ。
風谷真魚の家庭教師となった片平真由美を何度か真魚と津上翔一(沢木哲也)が駅まで送った。また、父が亡くなったことを知った真由美が家庭教師をやめて田舎に帰ることになったときは、葦原涼も電車に乗った彼女を人知れず見送っている。
なお、鬼子母神とは安産や子育ての神様のこと。
- きのうていし 【 機能停止 】
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仮面ライダーG3をはじめとする特殊強化装甲服をまとった仮面ライダーは、動力であるバッテリーの電力が尽きたり、外部から大きな損傷を受けるなどすると、機能停止に陥ってしまう。なお、仮面ライダーG4はなんらかの原因で装着者が動けなくなっても、特殊強化装甲服が無事ならば、搭載されたAIにより行動し続ける。
物体などに備わっているものが動かなくなること。
- きののみぎうで 【 木野の右腕 】
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冬山遭難で右腕を失った木野薫は、弟の雅人の右腕が移植されており、現在もその手術痕が生々しく残っている。
彼は時折その右腕を見つめては、弟を救えなかった無念にさいなまれている。
また、木野が葦原涼らほかのアギトたちを手にかけようとした際、彼の右腕が突然痙攣することがあった。彼は弟の意志が邪魔をしていると思っていたようだ。
- ぎゃっこうさいみん 【 逆行催眠 】
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患者を催眠状態にし、誘導して記憶を遡らせて、トラウマなどを取り除こうとする催眠療法。
津上翔一(沢木哲也)が2度目のアギト捕獲作戦で警察に捕まった際、本人の無邪気な言動と、記憶喪失であることを踏まえ、北條透が提案した。
- きゃべつ 【 キャベツ 】
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胃腸の粘膜修復に効果的なビタミンU(キャベジン)を含むアブラナ科の葉物野菜。津上翔一(沢木哲也)が家庭菜園で栽培していた野菜のひとつ。
美杉義彦が虫食いを心配したが本人は、虫の食べる量なんてたかが知れていると笑い飛ばした。また、自分の過去を知る三浦智子と接触したときは、複雑な心境で料理を作る気力がなくなり、夕食のおかずがキャベツの千切りだけになった。[#09]
- きゃべつのあさづけ 【 キャベツの浅漬け 】
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キャベツを短いあいだ調味液につけた漬け物。
津上翔一(沢木哲也)が家庭菜園でとれたキャベツを自家製の浅漬けにし、お茶請けとしてふるまった。[#11]
- ぎるす 【 ギルス 】
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アギトと同等の力を持つ亜種のような存在。しかしその詳細は不明。謎の青年(闇の力)が語るところによれば珍しい存在であるらしい。
葦原涼はバイク事故が原因で意図せずギルスの力に目覚めてしまうが、これがきっかけで恩師や元恋人と離れることになり、涼自身もその力に苦しんだ。
なお、ギルスという名前は、変身した仮面ライダーギルスを見た謎の青年(闇の力)が一度つぶやいたのみで、涼自身も変身した姿がギルスであることを知らなかった可能性が高い。
- きんきゅうかいじょすいっち 【 緊急解除スイッチ 】
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仮面ライダーG3に組み込まれている、身につけた特殊強化装甲服を強制的に脱ぐためのスイッチ。
オクトパスロード モリペス・オクティペスに追い込まれ恐怖に駆られた北條透は、小沢澄子の指示も聞かず緊急解除スイッチを押して装備を脱ぎ捨て、そのまま戦線離脱してしまった。[#10]
- くり 【 栗 】
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ブナ科クリ属の木の一種。その実はイガの中に包まれており、焼くと甘くて美味しい。秋の味覚のひとつ。
氷川誠が美杉家を訪れた際、津上翔一(沢木哲也)がお茶請けとして出した。
半分に割ってあり、スプーンで救うと食べやすいと言われるのだが、いつも通り不器用な氷川はうまく身をすくうことができない。
最後はヤケになって、皮ごと口の中に放り込んだ。[#39]
- ぐれーぷふるーつ 【 グレープフルーツ 】
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ミカン科の果物で原産地は西インド諸島。またアメリカでも広く栽培され、甘みと酸味のほか、苦みも含んだ味わいが特徴。
夕食のメニューとしてグレープフルーツと白菜を使った新しい料理に挑戦しようとしていたが、風谷真魚はその取り合わせに不安そうな声を上げた。[#09]
- けいたいようおぺどうぐ 【 携帯用オペ用具 】
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木野薫が携帯していた緊急用の手術道具。
木野は、ヘッジホッグロード エリキウス・リクォールの針を受けた津上翔一(沢木哲也)を野外で緊急手術し、針を摘出した。[#46]
- けっしてにげたことのないおとこ 【 決して逃げたことのない男 】
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仮面ライダーアギトを救うべく駆けつけた、氷川誠の仮面ライダーG3-Xの善戦ぶりを受け、やや不安を口にする尾室隆弘に対し、小沢澄子が自信を持って言った言葉。
「彼を誰だと思ってるの。彼は氷川誠よ。決して逃げたことのない男よ」。[#51]
- けんい 【 権威 】
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人間が本来持ってはいけない力を解放させるための権限にあたる能力。
沢木哲也(津上翔一)は、この能力の一部を謎の青年から得ており、榊亜紀の超能力を覚醒させた。
- こーひー 【 コーヒー(仮面ライダーアギト) 】
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焙煎したコーヒー豆を挽いた粉に水、または熱湯を注ぎ、成分を抽出した飲み物。その苦味が美味しく感じられるようになると、大人への第一歩を踏み出したともいえるかもしれない。
木野薫が真島浩二に、最期に頼んだ飲み物。真島がキッチンへと姿を消したあと、木野は安らかな顔で息を引き取った。[#46]
- こーひーかっぷ 【 コーヒーカップ 】
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取っ手がついたコーヒー用のカップ。
風谷伸幸が最後に寄った喫茶店「ラビット」では、当時、開店10周年記念のコーヒーカップを配っており、伸幸と一緒にいた美杉義彦も受け取っていた。その後、美杉家の戸棚にしまわれていたコーヒーカップは美杉太一が落として割ってしまっている。
- こーひーかるちゃ 【 珈琲 可留茶 】
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氷川誠と小沢澄子が、木野薫と会う予定だった喫茶店。
予定時刻は10時だったが、木野が小沢の姿を発見して怪しんだため、姿をみせることはなかった。しかし電話で氷川に現れない理由を説明し、自分の信頼を取り戻すためには、葦原涼の居場所を教えろ、と要求した。[#37]
- こいぬ 【 子犬 】
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子供の犬。基本的には可愛く、捨ててあると同情を誘わずにはいられない。
土手に寝転がっていた葦原涼が、拾った捨て犬。
「行くか? 一緒に?」といって、ジャンパーの胸元に子犬を入れてバイクで走り去っている。[#51]
- こうちゃ 【 紅茶 】
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沢木哲也(津上翔一)が余命尽きる直前に飲んでいた飲み物。人類滅亡計画が頓挫した謎の青年(闇の力)が現れ、人類がアギトを滅ぼすと読む彼に対し、沢木は人類はアギトを受け入れると信じる。[#51]
- こうのけいじのあいさいべんとう 【 河野刑事の愛妻弁当 】
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河野浩司が、珍しく本庁内のデスクで食べていたときの昼飯。
量が多いらしく、河野としてはいつものラーメンのほうがいいらしい。[#43]
- こうむしっこうぼうがい 【 公務執行妨害 】
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公務員の仕事を妨害する行為で、犯罪となる。
アンノウンの動きを察知した津上翔一(沢木哲也)は現場に向かおうとするが、その前に氷川誠と河野浩司が現れ、事件の重要参考人として同行させようとした。しかし、アンノウンへのところへ向かおうと焦る翔一はその場から逃げるような形で走り出し、公務執行妨害で手錠をかけられてしまう。
- こくりつむさしてんもんだい 【 国立武蔵天文台 】
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謎の青年(闇の力)の人類滅亡計画によって、さそり座の天体が動いていることを観測していた天文台。
さそり座の形は、やがて十字架を模す形になっていき、観測員たちは唖然としていた。[#49]
- こぶたのようにかわいい 【 子豚のように可愛い 】
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第11回夏風川花火大会に浴衣で参加した美杉太一を、津上翔一(沢木哲也)が評した言葉。
後日アルバムを見ながら談笑しているときにも、赤ちゃんの頃は子豚ように可愛かったと美杉義彦が語っていた。
太一は、子豚と言われることに不満な様子を見せている。[#31]
- こむぎこ 【 小麦粉 】
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小麦を挽いて作った粉状の穀物。うどんやパン、ケーキなどを作る材料となる。
津上翔一(沢木哲也)がトマトのケーキを作っていた際、脇に置いていた小麦粉の入った袋。
美杉太一、風谷真魚と、袋を挟んで叩き、粉が吹き出る様子を面白がっていた。加えて、美杉義彦まで同じように遊ぼうとする始末だった。[#36]
- こんごうじさん 【 金剛寺さん 】
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「金剛寺」は、全国でも1000件に満たない珍しい名字のひとつ。
不可能犯罪を巡る事件の中で津上翔一(沢木哲也)は氷川誠と知り合うが、マイペースな翔一は氷川の名前を何度も間違え、最後には1文字もあっていない「金剛寺さん」と呼んで氷川とその場にいた風谷真魚を呆れさせた。[#05]
その後、翔一も偶然すれ違った男性に「金剛寺さん」と勘違いされている。[#劇場版]
- こんじょう 【 根性 】
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アンノウンに苦戦する氷川誠に、小沢澄子は「根性を見せなさい!」と叱咤する。IQ180を超える天才でありながら小沢は氷川に精神論で励ましたり指示をすることがたびたびあり、氷川もそれに応えて見せている。
苦しさに耐えて物事をやりとげる精神。またはその人間が本来もっている性格。