DICTIONARY

用語辞典

かいじんすたんぷ 【 怪人スタンプ 】

今は亡き科学者・植島正吾によって開発されたスタンプ。

怪人の遺伝子を解析し、正義の力に転用するという研究の成果であり、人間から変貌した怪人の遺伝子が組み込まれている。

押印された人間を怪人へと変える他、地面などへの押印によって特定の怪人を実体化させることも可能。

この変身による人体への影響は特にみられなかったが、オリジナルの怪人と比較して戦闘能力が劣るという欠点も抱えていた。

最終的に完成した怪人スタンプは、グロンギ、オルフェノク、ワーム、ファンガイア、ドーパント、ゾディアーツ、インベス、ロイミュード、スマッシュ、デッドマンの10種。

また、10種の怪人の力を組み込んだオブリビアンスタンプの研究も進められており、そのシステムは10種の生物の能力を秘めたバリッドレックスバイスタンプと通じる部分があった。

オブリビアンスタンプはその後、植島正吾の婚約者であった西園寺鈴の手で完成に至った。

ぎふてくす 【 ギフテクス 】

ギフの選別を経てフェーズ3のデッドマンとなった存在。

ギフの復活には、5体のギフテクス(オルテカ、フリオ、謎の男、工藤康、灰谷天彦)のエネルギーと、穢れなき器となる生贄(アギレラ)が必要とされていた。

幼い頃から「ギフの花嫁」として育てられたアギレラであったが、実際には生贄に過ぎず、クイーンビー・デッドマン フェーズ3へと変貌したことで穢れなき器としての資格も失われることとなった。

ぎふのあくうかん 【 ギフの亜空間 】

ギフと繋がる謎の空間。

餌にした人間などを保存する亜空間であり、ギフはここで無数の配下を生み出していた。

また、赤石英雄は手を掲げることで「ギフの亜空間」へのゲートを開き、ギフへのコンタクトを試みていた。

ぎふのせんべつ 【 ギフの選別 】

ギフテクス(フェーズ3のデッドマン)になり得る人間かどうかをギフに見極めてもらう儀式。

資格を有する者はその場でギフテクスとなり、そうでないものは消滅してしまう。

謎の男、工藤康、灰谷天彦の3人は同時にギフの選別を受け、ギフテクスへと進化した。

ぎふのひつぎ 【 ギフの棺 】

50年前に中南米で発見された棺。

物質の構造としては普通の石と変わらないが、その中ではギフが眠りについており、かすかな心音を発していた。

また、科学研究組織「ノア」から持ち出された後は悪魔崇拝組織「デッドマンズ」の拠点に安置され、幼いアギレラが屋外で遊ぶ様子を見守ったりもしていた。

その後、政府特務機関「フェニックス」に回収され、ギフが目覚めた後は「ギフの亜空間」にて侵入者を自動で迎撃していた。

ぎふのひとみ 【 ギフの瞳 】

強制的に悪魔を分離し、その本能を解放する力を持った物体。

ジョージ・狩崎が複数所有していたが、後にシックや高田唱に奪われることとなった。

シックの手で「ギフの瞳」を埋め込まれたキメラドライバーには、特殊な波動を浴びせることで悪魔を凶暴化させる、エリア666を覆う巨大なドーム状のバリアを展開する等の力も備わっていた。 

また、高田唱は自身に「ギフの瞳」を埋め込むことで、ホモギフテクスへの変貌を遂げた。

きょうどうけいやく 【 共同契約 】

灰谷天彦によって実行された特殊な上級契約

フェーズ1のデッドマンを本来の宿主とは異なる第三者と契約させ、フェーズ2のデッドマンを生み出すというもの。

灰谷天彦は共同契約を利用してフェーズ2のデッドマンを量産しようと目論んでいたが、その力は本来の宿主と上級契約を結んだ個体に劣るという欠点も抱えていた。

くりすぱーすたんぷ 【 クリスパースタンプ 】

偉人の遺伝子を宿したスタンプ。

バイスタンプとは異なるスタンプであり、アギレラたちがクリスパースタンプを発見したショッカーの研究施設では、偉人たちの遺伝子を用いた実験などが過去に行われていた。

現代に復活したディアブロは4種のクリスパースタンプを自身に押印し、ヒミコ・クリスパー、クフ・クリスパー、エジソン・クリスパー、レオニダス・クリスパーを生み出した。

げのむうぇぽん 【 ゲノムウェポン 】

仮面ライダージャンヌや仮面ライダーアギレラが使用する武装。

悪魔バイスタンプの能力と融合させることで武器化したものであり、バディとなる悪魔を仮面ライダーに変身させる「リバイスシステム」とは異なるかたちで、悪魔との連携を実現している。

げんた 【 元太 】

五十嵐幸実が幼い頃、親に内緒で飼っていた野良犬の名前。

25年前、記憶を失ったボロボロの男(白波純平)を助けた五十嵐幸実は、自身の名前すら思い出せない彼を「元太」と呼ぶようになった。

こっかあんぜんほしょうとっくあららと 【 国家安全保障特区アララト 】

政府特務機関「フェニックス」によって保護された居住区。

政府の都市開発構想の対象であった全国各地の開発エリアを転用したものであり、バイスタンプを押印して体内の悪魔を取り除いた国民は優先的に移住が認められる仕組みとなっていた。

赤石英雄は戦略的人類退化政策の一環として国民をアララトに移住させてコントロール下に置き、ギフへの忠誠を誓わせることで人類の滅亡を回避しようと目論んでいた。