用語辞典
- はーどすまっしゅ 【 ハードスマッシュ 】
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人間時の意識を保ったまま行動可能なスマッシュ。
従来のスマッシュとは一線を画す戦闘能力を備えており、キャッスルハードスマッシュ、スタッグハードスマッシュ、オウルハードスマッシュがこれに該当する。
- ばーばーきりゅう 【 バーバー桐生 】
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東都にある理髪店。
猿渡一海らが東都侵攻時のアジトとして利用しており、店内には太陽石薬品の白髪染め「白髪 BLAK RX」のポスターなどが貼られていた。
石動惣一(エボルト)の行きつけの店だったらしく、桐生戦兎の苗字もここから取られている。
- はかいそうち 【 破壊装置 】
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ハザードトリガーの出力を最大にする装置。
ハザードフォームの動きを止める装置として桐生戦兎から石動美空に託されたが、美空はその嘘を見破った。
実際にはスイッチを押すとハザードトリガーが破壊され、変身者が消滅するというものであった。
破壊装置の開発には内海成彰も関わっており、桐生戦兎は彼の協力の下、ホログラムのスマッシュを相手にした戦闘シミュレーションを実施し、ハザードフォームのデータを収集した。
- ばぐすたーういるす 【 バグスターウイルス(仮面ライダービルド) 】
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最上魁星がスカイウォール付近で発見した未知のウイルス。
最上魁星はバグスターウイルスが別の世界で発生したものと推察し、スカイウォールを介して並行世界が存在するという論文を発表。
その後、並行世界に干渉する巨大装置「エニグマ」の開発を打診するも予算が下りず、東都先端物質学研究所を辞職する。
そして難波重工にて研究を再開した後、バグスターウイルスとネビュラガスを融合させた「カイザーシステム」という生物兵器を開発する。
- はざーどすまっしゅ 【 ハザードスマッシュ 】
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ハードスマッシュの強化タイプ。
ハザードトリガーを利用した特殊強化によって変身者のハザードレベルが引き上げられており、倒されれば肉体が消滅するというリスクと引き換えに高い戦闘力を発揮する。
キャッスルハザードスマッシュ、スタッグハザードスマッシュ、オウルハザードスマッシュがこれに該当する。
- はざーどとりがー 【 ハザードトリガー 】
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葛城忍が設計・考案し、葛城巧が完成させた拡張アイテム。
ライダーシステムを飛躍的に向上させる効果を持つが、戦闘が長引くと脳が刺激に耐えられなくなり、理性や自我を失ってしまう。
仮面ライダービルド ラビットタンクハザードフォームに初変身した桐生戦兎は、その暴走を抑えきれず、スタッグハザードスマッシュ=青羽(相河修也)を撃破・消滅させてしまった[#21]。
その一方でハザードトリガーは「ブラックロストフルボトルの浄化」を可能にするアイテムでもあり、ハザードトリガーを装着した仮面ライダービルド ジーニアスフォームは、強化された必殺攻撃で2本のブラックロストフルボトルを浄化した[#45]。
- はざーどふぉーむ 【 ハザードフォーム 】
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仮面ライダービルドのフォームの一種。
ビルドドライバーにハザードトリガーと2本のフルボトルを装填して変身する。
ハザードトリガーの機能により圧倒的な戦闘力を発揮するが、時間経過とともに変身者の意識が遠のいていき、やがて目に映るものを破壊し尽くすオーバーフローモードへと移行してしまう。
オーバーフローモードの仮面ライダービルド 海賊レッシャーハザードフォームは、連続19発ものパンチをブラッドスタークに叩き込んでいた[#24]。
- はざーどれべる 【 ハザードレベル 】
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ネビュラガスへの耐久力をいくつかの段階に分けたもの。
【ハザードレベル1.0】
ネビュラガスを注入された直後、もしくはスマッシュ化した後に命を落とす
その成分を抜き取ると魂と共に肉体も消滅するため、エンプティボトルで人間に戻すことはできない
【ハザードレベル2.0~】
自我を失ったスマッシュとなるが、エンプティボトルでその成分を抜き取れば人間に戻すことができる
また、ハザードレベル2.0を超える極少数の人間はネビュラガスを注入されてもスマッシュとはならず、人間の姿のままでいられる
【ハザードレベル3.0~】
ビルドドライバーを使用することが可能。
※仮面ライダーへの変身条件を満たすには、「人体実験」と「エボルトによる遺伝子操作」、「特定の閾値を超える強い想い」が必要
【ハザードレベル4.0~】
スクラッシュドライバーを使用することが可能
※仮面ライダーへの変身条件を満たすには、「人体実験」と「エボルトによる遺伝子操作」、「特定の閾値を超える強い想い」が必要
【ハザードレベル5.0~】
エボルトとの融合が可能【ハザードレベル6.0~】
人間の限界を超えた状態
また、ハザードレベル6.0以上の力を集めることでエボルトリガーを起動させられる
【ハザードレベル7.0~】
ハザードレベル7.0に到達した仮面ライダー変身者1人につき、1本のフルボトルが進化を遂げる
桐生戦兎のラビットフルボトルはゴールドラビットフルボトルへ、万丈龍我のドラゴンフルボトルはシルバードラゴンフルボトルへと進化した
- はつめい 【 発明 】
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新たな装置や道具などを考え出すこと。
桐生戦兎はビルドフォンやラビットタンクスパークリング、ベストマッチウェポンなど、数々のアイテムや武器を発明した。
- ばんぐる 【 バングル 】
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石動美空の左手首に装着されている金色の腕輪。
薄い金属板を曲げて作られたような形状で、幾何学的な紋様が刻まれている。
火星文明の王妃・ベルナージュの魂が宿っており、石動美空はこのバングルに願いを込めることでベルナージュの力を引き出し、スマッシュボトルの浄化や治癒を行っていた。
- ぱんどらたわー 【 パンドラタワー 】
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パンドラボックスの力を解放することで出現する巨大な塔。
エボルトはパンドラタワーを利用して巨大なブラックホールを出現させ、惑星上のすべての物体もしくは惑星そのものを吸収して滅ぼすことができる。その内部構造はパンドラボックスによって意のままに変化させられる。
- ぱんどらぱねる 【 パンドラパネル 】
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「スカイウォールの惨劇」時に、パンドラボックスの表層から出現した6枚のパネル。
左右に5本ずつ、合計10本のフルボトルを装填する為のスロットが設けられており、左右に装填したフルボトルがベストマッチの組み合わせであれば、パネル中央にベストマッチを示すグラフィックが浮かび上がる。
また、10本のフルボトルを装填した状態でパンドラボックスの側面と一体化させると、パンドラタワーが完成形へと近づく。
- ぱんどらぼっくす 【 パンドラボックス 】
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地球外生命体・エボルトが、惑星を滅ぼす際に使用する箱。
標的とする惑星のエレメントを60種選出し、それを60本のフルボトルとしてパンドラボックスに収めることで、巨大な塔「パンドラタワー」の形成が可能となる。
エボルトはパンドラタワーを利用して巨大なブラックホールを出現させ、惑星上のすべての物体もしくは惑星そのものを吸収して滅ぼすことができる。
- ぱんどらぼっくすのひかり 【 パンドラボックスの光 】
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「スカイウォールの惨劇」の際に、パンドラボックスから放たれた強烈な光。
この光を浴びた者は好戦的な気質になり、以前とはかけ離れた性格になってしまう。
氷室幻徳のように仮面ライダーへの変身を遂げた者や、多治見喜子のように仮面ライダービルド ジーニアスフォームの必殺攻撃でロストスマッシュから人間に戻った者は、本来の性格を取り戻すことができる。
- ひーろー 【 ヒーロー(仮面ライダービルド) 】
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桐生戦兎を指す言葉。
桐生戦兎は様々な人物からヒーローと呼ばれており、自ら「自意識過剰な正義のヒーロー」と名乗ることもあった。
石動美空からは「ナルシストで自意識過剰な正義のヒーロー[#16]」と評され、エボルトからは「偽りのヒーロー[#49]」と呼ばれ、相棒の万丈龍我からは「誰が何と言おうと、お前は俺のヒーローだ[#49]」と勇気づけられていた。
- ひげ 【 ヒゲ 】
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アゴや頬に生える毛。
猿渡一海が氷室幻徳を呼ぶ際に使う愛称[#37など]。
- ひげたん 【 ひげたん 】
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全身に傷を負ったウサギのキャラクター。
髭を生やしており、顎は割れている。
「うーたん&ひげたん」のタオルを見つけた猿渡一海は石動美空のものと勘違いして匂いをかいだが、それは氷室幻徳のタオルだった[#46]。
- びるど 【 ビルド 】
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創る、形成するという意味。
主に仮面ライダービルドを指す言葉。
- びるどあっぷ 【 ビルドアップ 】
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仮面ライダービルドが、ビルドドライバーに装填されたフルボトルなどを交換して別のフォームへと変身する行為。
この際、変身者である桐生戦兎が「ビルドアップ!」と宣言することが多い。
- びるどどらいばー 【 ビルドドライバー 】
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桐生戦兎が仮面ライダービルドへの変身時に使用するベルト。
使用者のハザードレベルが3.0以上であれば、2本のフルボトルを「ツインフルボトルスロット」に挿入することで仮面ライダーへの変身が可能となる。
ビルドドライバーの基本構造はエボルドライバーを参考にしており、葛城忍が設計を行い、その息子の葛城巧がシステムを完成させた。
また、現行のモデルは桐生戦兎によってベストマッチ判定機能などが付加されたバージョンとなっている。
- ふぁうすと 【 ファウスト 】
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氷室幻徳が葛城巧と共に結成した秘密組織。
人間にネビュラガスを注入してスマッシュへと変える実験や、ライダーシステムの開発などを行っていた。
スポンサーとして難波重工が資金提供を行っており、後に難波重工からの助っ人として石動惣一(エボルト)も組織に加わることとなる。
- ぶらっくろすとふるぼとる 【 ブラックロストフルボトル 】
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葛城忍が開発した人工のフルボトル「ロストフルボトル」が、黒いパンドラパネルに装填されたことで変化した姿。
ブラックロストフルボトルを10本集めると、既知の物理法則を超える現象を引き起こすことができる。
- ぶらっどぞく 【 ブラッド族 】
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ブラッド星に生息する地球外生命体の一族。
パンドラボックスの強大なエネルギーを使って宇宙のあらゆる星を滅ぼすという目的を持つ。
王であるキルバスによってブラッド星は滅ぼされることとなり、その弟であるエボルトはパンドラボックスと共にブラッド星を脱出した。
- ふるぼとる 【 フルボトル 】
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仮面ライダービルドへの変身やビルドアップを行う際に使用するボトル型のアイテム。
2種類のフルボトルをビルドドライバーに装填することで、2つの特性を活かしたフォームへの変身や必殺技の使用が可能となる。
生身の人間がフルボトルを振って刺激を与えるだけでも、その特殊能力を発動させることが可能。
- ぷろじぇくとびるど 【 プロジェクトビルド 】
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究極の防衛を目的としたライダーシステムの開発計画。
葛城忍が考案・設計し、その息子の葛城巧は父の遺言にあった地球外生命体・エボルトを倒す目的でライダーシステムを完成させた。
- べすとまっち 【 ベストマッチ 】
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最良の組み合わせ。
相性の良い2本のフルボトルをビルドドライバーに装填することで、仮面ライダービルドはより効果的で強力なパワーを発揮する。
このフルボトルの最良の組み合わせを「ベストマッチ」と呼ぶ。
【ベストマッチの意味】
葛城忍の記録データに残された、エボルトの証言。
パンドラボックスに収める60種のフルボトル=地球のエレメントを選出する際、エボルトは「お前の好きな物を30挙げろ」と石動惣一の意識に問いかけたのだという。
そして惣一が娘・石動美空の好きだった動物などを30答えると、今度はそれらの命を奪うものを挙げさせた。
最初は戦車やガトリングなどを選んだ石動惣一であったが、次第に娘が大切にしていたものを汚されたくないと考えるようになる。
そうして消しゴムや漫画といった破壊や殺戮と程遠いものを答えていった結果、関係性の見えない2つの要素がベストマッチとして成立したのだった[#40]。
- べすとまっちうぇぽん 【 ベストマッチウェポン 】
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桐生戦兎がベストマッチフォーム用に開発した武器の総称。
武器は全部で3種類存在し、ベストマッチフォーム以外のフォームや仮面ライダーエボルがベストマッチウェポンを使うこともあった。
[ベストマッチウェポン一覧]
・ホークガトリンガー→仮面ライダービルド ホークガトリングフォーム用の武器として開発[#3]
・4コマ忍法刀→仮面ライダービルド ニンニンコミックフォーム用の武器として開発[#5]
・カイゾクハッシャー→仮面ライダービルド 海賊レッシャーフォーム用の武器として開発[#12]
- へんかんそうち 【 変換装置 】
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石動美空がスマッシュボトルの浄化を行う際の負担を軽減するための装置。
桐生戦兎が変換装置を完成させる以前の美空は、スマッシュボトルを1本浄化すると1週間ほど眠り込んでしまうという状態だった。
後に、動力ユニットとして組み込まれていたパーツが、エボルドライバーの一部であることが判明する[#33]。
- ほくと 【 北都 】
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スカイウォールで分断された日本の北側に位置し、首相を多治見喜子とする都市・地域。
「スカイウォールの惨劇」の影響による土壌の変化で作物が育たなくなり、経済は逼迫。
首相の多治見は子育て支援や農業政策をアピールしながら、国家予算のほとんどを軍事開発につぎ込んでいる。
猿渡一海は北都に100haの土地を持つ大地主であり、「猿渡ファーム」という農場を経営していた。
- ほくとさんばがらす 【 北都三羽ガラス 】
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赤羽(大山勝)・青羽(相河修也)・黄羽(三原聖吉)をまとめた呼称。
「北都の中でも特に優れた三人組」といった意味合いを持つ。
→三羽烏:ある方面・分野において特に優れた三人を指す
- ぼるてっくふぃにっしゅ 【 ボルテックフィニッシュ! 】
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仮面ライダービルドの必殺技。
変身後にビルドドライバーの「ボルテックレバー」を回すことで、「ボルテックフィニッシュ!」の音声と共に強力な必殺技が発動する。
仮面ライダービルド トライアルフォーム(ラビットドラゴン)の必殺技発動時には「ボルテックアタック!」という音声が流れた。
- ほろぐらむ 【 ホログラム 】
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レーザー光線などで空間につくり出される立体的な映像。
内海成彰はよりリアルな戦闘シミュレーションを行うためにホログラムのスマッシュを開発。
このスマッシュに触れた人間は、ホログラムから発せられるプラズマの衝撃波を感知し、まるで実体があるような感覚を得られる。