DICTIONARY

用語辞典

かいぞうにんげん 【 改造人間(仮面ライダーアマゾン) 】

手術などによって人為的に強化された人間のこと。

仮面ライダーや人間をベースにつくりだされた怪人たちを指す。

一般の人間に比べて体が頑丈で、身体能力が大きく向上していたり、何らかの特殊能力を獲得していたりする。


がらんだーていこく 【 ガランダー帝国 】

ゼロ大帝が中心となって設立された新興組織。

作戦を指揮する獣人たちに加え、男性のみの戦闘員、黒ジューシャたちによって構成されている。

衰退した秘密結社「ゲドン」に取って代わったのち、日本の首都である東京を一掃して新たにガランダー帝国を建設しようと企んでおり、配下の獣人たちに大規模作戦を実行させていた。

ゼロ大帝が獣人ヘビトンボ(成虫)に語った内容によれば、ガランダー帝国はゲドン内で誕生した組織で、それまでゲドンに所属していた多くの者たちが、ゼロ大帝に追従して成立したようである。その存在は十面鬼ゴルゴスに気づかれておらず、ゼロ大帝は十面鬼ゴルゴスを倒してガガの腕輪を奪おうと画策。指揮官にする条件でゲドンの獣人ヘビトンボ(成虫)を説得し、十面鬼ゴルゴスを討つよう命じた。この結果、獣人ヘビトンボは一時的にアマゾンと手を結び、十面鬼ゴルゴスが倒されてゲドンが滅ぶことになる。


きーぷ 【 キープ 】

古代インカ帝国で用いられた記録方法。縄の長さ、色、結び目の違いなどによって内容を示す方法で、主に人口や穀物の貯蔵量といった国家の記録に用いられた。

日本語では「結縄文字」、「結縄」と呼ばれ、似たものは北アメリカ、オーストラリア、アジアにも存在した。

城北大学に保管されていたキープには秘密結社「ゲドン」について記されており、アマゾンはこれを解読して自身がゲドンに狙われる理由を知った。[#06]


ぎぎのうでわががのうでわ 【 ギギの腕輪 ガガの腕輪 】

古代インカ帝国で作られたとされる一対の腕輪。インカの守り神であるコンドルを模している。

「ギギ」には左、「ガガ」には右という意味があり、ガガの腕輪を入手した十面鬼ゴルゴスは右腕に装着する一方、ギギの腕輪は長老バゴーによってアマゾンの左腕に移植されている。古代インカの科学によって開発された「超エネルギー」が眠る、秘密の扉を開く鍵とされていた。

しかし、ギギの腕輪を狙っていた十面鬼ゴルゴス、のちにガガの腕輪を手に入れたゼロ大帝ともに、腕輪をそろえた際に何が起きるのかまでは把握していなかったようだ。最終的に、ふたつの腕輪はゼロ大帝との決戦に臨んだアマゾンの手に渡り、超エネルギーを得た仮面ライダーアマゾンによってゼロ大帝は倒された。このときの口ぶりから、アマゾンライダーは何が起きるのか事前に知っていたと考えられる。


きょうふのぶったい 【 恐怖の物体 】

初めて目にしたオートバイに対するアマゾンの認識。

川で魚を採っていたアマゾンは、耳にした騒音をたどってレース場に到着。大会に参加中だった十数台のオフロードバイクを目にする。文明を知らずに育ったアマゾンにとって、爆音とともに疾走するオートバイは「騒々しいもの、嫌なもの、危険なもの、恐ろしいもの」であり、恐怖の対象でしかなかった。[#03]


げどん 【 ゲドン 】

十面鬼ゴルゴスが率いる秘密結社。

頂点に君臨する十面鬼ゴルゴス以下、獣人たちと女性のみの戦闘員、赤ジューシャたちによって構成されている。

主に獣人たちが作戦実行と現場の指揮を担い、赤ジューシャたちがその補助を担当するが、一方で赤ジューシャたちは獣人たちの監視役も兼ねていた。これら構成員たちは組織に命を捧げるよう求められ、失敗した者は処刑されるのが掟。裁定は十面鬼ゴルゴスが下すが、状況によっては再度チャンスが与えられることもある。

組織の目的は、古代インカ帝国の科学が生み出した「超エネルギー」を手に入れ、その力で征服した世界にゲドンの帝国を建設すること。しかし、超エネルギーの入手には鍵となるギギの腕輪とガガの腕輪が必要であり、ガガの腕輪は十面鬼ゴルゴスが手に入れたものの、ギギの腕輪はインカの超科学を継承していた長老バゴーにより、アマゾンの左腕に移植されてしまった。そのためゲドンは腕輪に関する情報を秘密とし、事実をアマゾンに知られる前にギギの腕輪を手に入れるべく、彼を追って日本へ渡ることになる。


げどんのしょくようにんげん 【 ゲドンの食用人間 】

秘密結社「ゲドン」により、食用として拉致・監禁されていた人々。

十面鬼ゴルゴスが人間の生き血を抜いて摂取していたほか、獣人吸血コウモリも人間から吸血していた。[#02]

のちに燻製工場が登場し、子供の燻製を楽しみにする赤ジューシャの発言があり、ゲドンの構成員が人間を食料にしていたことがうかがえる。[#09]