DICTIONARY

用語辞典

かいじん 【 怪人(BLACK SUN) 】

異能を備えた生命体。

人間以外の生物のDNA情報を組み込まれた特殊な鉱石「ストーン」を人間の体内に埋み込む改造手術を経て誕生する。

また、人間を怪人にするには「創世王のエキス」も必要だが、これをどのように使っているのかは不明。

普段は人間の姿だが、自身の意思や感情の高揚などにより、ストーンのベースとなった生物の能力を有する怪人の姿に変身できる。

個体によって、顔や腕だけなど肉体の一部、もしくは上半身が怪人化する者、服ごと全身が怪人化する者などが存在し、その表面積が広ければ広いほど、上級の怪人であると目されている。

怪人用の食料「ヒートヘブン」を口にすると、身体能力が活性化され老化を抑制できるほか、たとえ致命傷を負ったとしてもたちまち回復できる。

怪人同士、怪人と人間の交配によっても誕生するが、世代を経ていくほどに怪人としての個性は薄れていく傾向にある模様。

かいじんからにほんをまもるかい 【 怪人から日本を守る会 】

2022年の日本に複数存在する反怪人組織のひとつ。

代表を務める井垣渉は、怪人は人間ではなく害獣であるという認識から、日本から駆除すべきだと主張している。

組織の規模は不明だが、劇中では東京都近郊で活動しており、怪人に反感や偏見を抱く人々や、怪人による犯罪で身内を亡くした多数の人々から支持されていた。

かいじんみんしゅかいほうどうめい 【 怪人民主解放同盟 】

怪人の権利獲得や地位向上を目的とし、活動していたと思われる組織。

和泉葵の実の両親である川本英夫と川本莉乃夫妻が所属し、2000年に発生した警視庁本部爆破事件に関与したとされている。

きんぐすとーん 【 キングストーン(BLACK SUN) 】

怪人たち必ず有している「ストーン」の一種。

これを有する者だけが新たな創世王になれるとされる。

元はひとつだったが、1963年に南光太郎と秋月信彦を怪人化する改造手術の際、ふたつに分かち光太郎と信彦の体内にひとつずつ埋め込まれた。

けたみん 【 ケタミン 】

麻酔、鎮痛効果のある薬。依存症の危険性があり、日本においては麻薬に指定されている。


2022年の南光太郎が仕事の報酬として非合法的に入手。古傷が疼くのか、左足に注射で直接打っていた。[#1]

ごるごむ 【 五流護六 】

1972年頃に存在した全国的な組織。

ダロム、ビシュム、バラオム、ビルゲニア、オリバー・ジョンソン、新城ゆかりのほか、あとから加わった南光太郎、秋月信彦らが組織の中核を担い、怪人が人間と平等に暮らせる世界の実現を目指していた。

のちに、組織の代表であるダロム、ビシュム、バラオムらが時の総理大臣、堂波道之助と会談したが、表向きは怪人と人間の共存共栄という方針を獲得した一方、実質的に怪人が人間の風下に立つことが確定。これに反発したビルゲニアや光太郎らが組織を離れ、五流護六は残ったダロムらが新設した政党「ゴルゴム党」となった。

ごるごむとう 【 ゴルゴム党 】

「五流護六」を前身とする政党。

1972年に堂波道之助と会談したダロム、ビシュム、バラオムらが、のちに怪人に参政権が認められたことを受けて設立した。党首はダロムだが、ビシュムとバラオムも含めた三神官が中核を担っている点は護流五六時代と変わらず、ほかにも多数の怪人たちが所属している。

ただ、実質的には堂波一族の傘下にあり、2022年では堂波真一を党首とする政府与党「民の党」に協力している。