じゅうめんきごるごす十面鬼ゴルゴス

- 登場作品
- 仮面ライダーアマゾン
- 初登場回/初登場作品
- 第1話『人か野獣か?! 密林から来た凄い奴!』(1974年10月19日放送)
■説明
世界征服を目論む悪の秘密結社「ゲドン」の首領。右腕にはアマゾンが身に着けているギギの腕輪と対をなすガガの腕輪を装着している。
元々は長老バゴーの弟子であり普通の人間だったが、野心から自らの肉体を改造、さらに9人の悪人の頭部と下半身を岩石に埋め込むことで、全身が真っ赤な鬼のような外見へと変貌した。
岩石に埋め込まれた顔はそれぞれが悪人たちの意思をもっており、十面鬼ゴルゴスひとつの存在でありながらさまざまな側面から意見をぶつけあったり作戦会議を行う。
人間の血液をエネルギーとしており、それが不足すると悪人たちの顔色は赤から人間に近い色へと変化する。
異形の肉体にはさまざまな能力が備わっており、下半身の巨大な口からは30万度もの火炎や溶解泡、ミサイル、液体爆弾を発射する。さらにこの口から吐いた泡から獣人を生み出すことまで可能だ。
このほかにも、空を自在に飛行したり、「ブラックオンゴールド」と呪文を唱えることで、周囲を暗闇で包む呪術も身に着けている。
その性格は残忍で苛烈。野望のためならばどんな非道な手段もいとわないだけでなく、作戦に失敗した獣人は命乞いをしようとも容赦なく処刑する。そうした性格もあってか、モグラ獣人のように組織を裏切る獣人までいた。
古代インカの超エネルギーを手にすべく、長老バゴーを始めとしたインカ帝国の末裔を次々と手にかけてガガの腕輪を奪い、ゲドンを結成。しかし、揃えることで超エネルギーの秘密が判明するギギの腕輪はバゴーによってアマゾンの左腕に移植されたため、それを手に入れるためにアマゾンを追い日本へとやってきた。
だが、世界征服よりもギギの腕輪を手に入れることに執着したことが災いし、配下の獣人たちはことごとく仮面ライダーアマゾンに倒され、組織が徐々に弱体化。アマゾンにアジトの位置を知られたことで自ら動いて街を襲撃し、アマゾンライダーをおびき寄せ、直接対決を挑むこととなる。
しかし、配下に対する傍若無人な振る舞いもあってか、獣人ヘビトンボ(成虫)が「ガランダー帝国」へと離反し、さらにアマゾンライダーと一時的な協力関係を結ぶ。これにより十面鬼ゴルゴスは2対1の戦いを余儀なくされ、岩石に埋め込まれた9人の悪人をすべてを倒され、必殺の「大切断」で両腕を失ってしまった。
戦闘不能となった十面鬼ゴルゴスは「これが俺の最後だ」と叫ぶと、はるか上空へと飛んでいき、大爆発を起こして消滅するという、凄絶な最後を見せる。そして首領の落命により、ゲドンは滅びを迎えた。
身長:800.0cm
体重:320.0kg
特色/力など:巨大な岩石に9つの顔が埋まった異形、火炎やミサイルなどを発射する岩石の口、呪術、飛行能力
声:沢りつお(さわ・りつお) ほか