もぐらじゅうじんモグラ獣人
- 登場作品
- 仮面ライダーアマゾン
- 初登場回/初登場作品
- 第5話『地底からきた変なヤツ!!』(1974年11月16日放送)
■説明
花のように開いている鼻先が特徴的な、モグラの能力を有する獣人。最初はアマゾンの敵として現れたが、戦いを経て改心。最終的にはアマゾンの信頼できる仲間となった。
シャベル状の両腕の先に鋭い爪が備わっており、これを使用して地中を自在に掘り進み、両肩の小さな爪で土を掻き出す。地中での活動範囲は地下10メートル程度。
地中を棲家とするモグラの特性上、日の光を苦手とする。
十面鬼ゴルゴスの命令により、ギギの腕輪を奪うためにアマゾンの命を狙った。
岡村まさひこを誘拐してアマゾンをおびき出し、不意打ちを喰らわせてダメージを与えるも、アマゾンが変身した仮面ライダーアマゾンには太刀打ちできず、必殺技の「大切断」を受けて敗走した。
秘密結社「ゲドン」のアジトに戻るも十面鬼ゴルゴスの怒りを買い、赤ジューシャ監視のもと苦手とする陽の光に晒されるという残酷な刑罰を受ける。苦しみ抜き命尽きようとしていたところをアマゾンに助けられ、以後は彼に協力するようになる。
最初は岡村まさひこ、りつ子姉弟や立花藤兵衛ら、アマゾンの仲間たちとは距離を置かれていたが徐々に打ち解けていき、「モグラ」の名で呼ばれるようになる。また、まさひこからはラジオを貰い、それで人間社会を理解しようする様子も見せていた。
もともと姿を見せてはすぐに地中に潜る「モグラの特性」を持つ獣人らしく臆病な性格だったようで、アマゾンたちと交流してからはそれを露骨になり、できるだけ戦闘には関わらないようにしていた。アマゾンの協力者としては地中に穴を掘って逃走用の道を確保したり、情報の伝達役として活躍した。
ゲドンが壊滅するとゼロ大帝率いる「ガランダー帝国」が出現。その名を知るモグラ獣人は恐怖に怯えるも、勇気を振り絞ってアマゾンへの協力を続けた。
そんななか、人体を蝕んで溶かしてしまう「人食いカビ」を生成するキノコ獣人が出現。人食いカビの解毒剤をつくるため、モグラ獣人はアマゾンを裏切ったフリをしてキノコ獣人に近づくも、その目論見は失敗して全身に人食いカビを浴びせかけられてしまう。命尽きようとするなか、モグラ獣人は最後の力を振り絞ってアマゾンのもとへと戻り、自身が浴びた人食いカビをもとに解毒剤を完成させる。
これにより多くの人々は救われるが、モグラ獣人は絶命。キノコ獣人は仇討の怒りに燃えるアマゾンの手によって撃破された。
その後、アマゾンたちによって立てられた墓には「勇気の士(ひと)モグラ獣人の墓」と刻まれた墓標が添えられ、その前で仲間たちは在りし日のモグラ獣人を想い、涙を流した。
身長:190.0cm
体重:102.0kg
特色/力など:アマゾンの味方、地中を自在に移動、日の光に弱い
声:槐柳二(さいかち・りゅうじ)