KAIJIN

くろねこじゅうじん黒ネコ獣人

登場作品
仮面ライダーアマゾン
初登場回/初登場作品
第10話『黒ネコ獣人 保育園をねらう!!』(1974年12月14日放送)

■説明

全身を漆黒の体毛で覆うネコの能力を備えた獣人。

爛々と輝く瞳は暗闇をも見通し、この特性を活かして夜間に行動。暗がりや物陰に潜み、獲物を見つけると高い俊敏性で接近、鋭く尖った爪を突き立てる。

この爪には猛毒が含まれており、少しでも傷をつけられた者は、苦しみぬいたのちに絶命する。特性の解毒剤も存在するが、その調合法を知る者は少ない。

このように恐るべき能力を備えてはいるが、性格的には自由奔放。赤ジューシャに喉を撫でさせてご機嫌な様子を見せたり、十面鬼ゴルゴスの呼びかけにもすぐに応じず、軽く叱責されていた。

秘密結社「ゲドン」の宿敵であるアマゾン打倒のために行動開始。夜間に襲撃して足に傷を負わせ、機動力を奪う。これで優位に立つもアマゾンは仮面ライダーアマゾンに変身。必死の反撃に怯み、やむなく撤退を決めた。

ゲドンのアジトではアマゾンを逃したことを十面鬼ゴルゴスに責められ、危うく処刑されそうになるが、毒爪で傷を付けたことでアマゾンの命は助からないと釈明し、難を逃れた。

だが、アマゾンは確かに毒で弱るも絶命には至らず、立花藤兵衛により聖マリア保育園に運ばれた。しかもアマゾンは解毒剤の調合法を知っており、岡村まさひこと立花がその材料を探しに野原へ。

赤ジューシャからの報告でこのことを知った黒ネコ獣人は聖マリア保育園へ向かい、衰弱しきったアマゾンにトドメを刺そうとするも、思いのほか元気だったアマゾンが反撃。コンドラーに内蔵されたナイフで右目を刺されてしまい、またも撤退するはめになる。その直後に、まさひこと立花が聖マリア保育園に戻り解毒剤が完成。アマゾンは毒からも完治してしまう。

大事な目の片方を奪われ怒り心頭の黒ネコ獣人は、次なる作戦として聖マリア保育園を狙う。園児のカズオを攫って囮に利用してアマゾンをおびき寄せると、カズオを守ることに必死なアマゾンを一方的に攻撃。だが、逃げながら戦うアマゾンを追い詰められず、カズオも安全な場所へと避難してしまった。それを見届けたアマゾンは仮面ライダーアマゾンに変身。決戦が始まった。

一度は命の際まで追いやった毒爪で引っ掻き攻撃を繰り出すも、解毒剤の効果かアマゾンライダーには一切通じず、徐々に追い詰められていく。そして打つ手なくなり、最後はアマゾンライダー必殺の「大切断」を受けて力尽きた。


身長:191.1cm

体重:66.0kg

特色/力など:アマゾンにも劣らない俊敏性、猛毒が仕込まれた爪、暗闇を見通す瞳

声:山下啓介(やました・けいすけ)

関連人物

  • アマゾン

  • カズオ

関連怪人

  • 十面鬼ゴルゴス

  • 赤ジューシャ