CHARACTERS

あまぞんアマゾン

登場作品
仮面ライダーアマゾン
初登場回/初登場作品
第1話『人か野獣か?! 密林から来た凄い奴!』(1974年10月19日放送)

「まさひこ、友だち。オレ、友だち助ける!」

■プロフィール

種族:人間

性別:男性

年齢:23歳

職業・身分など:不明

家族など:不明


 演:岡崎徹(おかざき・とおる)


■この人物が変身する仮面ライダー

仮面ライダーアマゾン


■説明

仮面ライダーアマゾンに変身する青年。

本名は山本大介。誕生して間もなく両親とともに搭乗した飛行機が事故を起こし、大アマゾンの奥地で遭難した。この際に両親は亡くなってしまったが、奇跡的に生き延びた大介は野獣たちに囲まれて成長。文明社会を知らない大介は言葉もわからず、自身の本名も把握していなかったようで、のちに日本へ渡ると「アマゾン」を名乗っていた。

とはいえ、アマゾンは決して知能が低いわけではなく、身振りなどから相手の意思を読み取る力があり、のちに出会った岡村まさひこらともある程度の意思疎通が可能だった。また、薬草の知識がかなり豊富で、戦いで負った傷の治療は自ら調合した薬で済ませており、秘密結社「ゲドン」の獣人が備える毒の解毒薬をも調合できる。

初めて目にしたオートバイは騒音を発する恐ろしいものという認識だったが、友人となったまさひこの危機に際し、意を決して搭乗。立花藤兵衛から身振りで説明されただけにも関わらず、一定の操縦はできており、むしろ理解力は常人より高いのかもしれない。

身体能力については、ジャングル育ちの野生児ということもあって常人をはるかに超えており、ゲドンの獣人とは生身でもほぼ互角に戦えるほどの能力を備えていた。

インカ帝国の末裔である長老バゴーとの関係について、劇中ではあまり語られていない。だが、バゴーがアマゾンの父である山本教授の知己だったこと、そのバゴーからのちに古代インカ科学の秘密が込められたギギの腕輪を託されたこと、アマゾンがインカの遺物である縄文字「キープ」を理解できたことなどを考えると、幼いアマゾンが生き延びた背景にはバゴーの援助があったとみてよいだろう。

のちに大アマゾンにて十面鬼ゴルゴスが反乱を起こすと、アマゾンはバゴーの手術によって十面鬼ゴルゴスが狙うギギの腕輪を左腕に移植され、仮面ライダーアマゾンへの変身能力を獲得。さらに、山本教授の親友にしてバゴーと面識もあった高坂教授と会うよう催眠暗示をかけられ、はるばる日本へと渡った。

ところが、すでにゲドンの魔手は日本にも伸びていた。アマゾンの後援者となるはずだった高坂教授は、出会ってほどなくクモ獣人に襲われ絶命。高坂教授の甥である岡村まさひこ、同じく姪である岡村りつ子の姉弟がアマゾンの素性を知っていたものの、アマゾンは実質的に日本で孤立することになる。しかし、アマゾンは自身に興味を抱くまさひこと交流を深め、彼は大切な友人となっていく。しばしば日本語を教わって、のちにはかなり流暢に話せるようにもなっており、その意味でも重要な存在だった。

一方、アマゾンはゲドンに狙われていた関係で、弟を案じるりつ子からは距離を置かれていた。しかし、たびたび獣人から彼女を助けたこともあり、のちには「日本の冬は寒いから」と上着をプレゼントされるほど、好意的に接してもらえる関係を築いている。

また、カマキリ獣人との戦いを通じて高坂教授の知り合いだった立花とも出会い、以後は身元引受人となった彼の支援も受けるようになる。さらに、一度は敵として戦ったモグラ獣人が処刑されそうになると、アマゾンはモグラ獣人を許して救出。以後、モグラ獣人もアマゾンの味方となり、その後の戦いでは逆に窮地を救われることもあった。

当初のアマゾンは言葉が話せなかったため、人々に誤解されていわれなき仕打ちを受けることも多かった。現代社会の冷たさに心が折れて一時は帰郷を考えたこともあったが、それでもアマゾンが戦い続けられたのは、友人となったまさひこを始めとした仲間たちの存在があったからだろう。また、アマゾンはしばしば子供好きな様子を見せていたが、これも大人と違って純真な子供たちは偏見なく自分に接してくれるという理由があったのかもしれない。

立花との交流するなかで、アマゾンは彼の仲介で城北大学を訪れ、保管されていたインカの言葉を表すキープを解読。ゲドンの全貌とギギの腕輪の重要性を知って戦い抜く決意を新たにし、十面鬼ゴルゴスを倒してゲドンを打倒した。だが、これで戦いは終わらず、続いてゼロ大帝率いる「ガランダー帝国」が出現。アマゾンはより強力な獣人たちに苦戦しながらも、数々の恐るべき計画を阻止していく。そして迎えたゼロ大帝との決戦では、ゼロ大帝のミスもあってガガの腕輪を入手。ふたつの腕輪から得られる超エネルギーによってゼロ大帝、そしてその背後に控えるガランダー帝国の支配者、真のゼロ大帝も倒し、故郷の大アマゾンへと帰っていった。


■戦闘時の決め台詞など

「アー、マー、ゾーンッ!」

「アマゾン、ゲドン、やっつける」

「そうはいかんぞ。ガランダーの作戦は成功させん!」

関連アイテム

  • コンドラー

  • ギギの腕輪

  • ジャングラー

関連人物

  • 立花藤兵衛(アマゾン)

  • 岡村まさひこ

  • 岡村りつ子