なご けいすけ名護啓介

- 登場作品
- 仮面ライダーキバ
- 初登場回/初登場作品
- 第3話『英雄・パーフェクトハンター』(2008年2月10日放送)
「俺に逆らうな! 俺は常に正しい! 俺が間違うことはない!」
■プロフィール
種族:人間
性別:男性
年齢:22歳
職業・身分など:バウンティハンター、「素晴らしき青空の会」メンバー
家族など:名護啓一(父)
演:加藤慶祐(かとう・けいすけ)
■この人物が装着する仮面ライダー
■説明
2008年
「素晴らしき青空の会」のメンバーのひとりで、仮面ライダーイクサの装着者。
ファンガイアとの戦い以外では、バウンティハンターとして活躍しており、世界中の懸賞金がかかった凶悪犯を見つけては捕らえ、警察に引き渡す。その際、相手のボタンをひとつもらい、コレクションしている。なお、獲得した賞金は、恵まれない子どもたちに全額寄付している。
一見すると正義感が強く高潔な人間なので、紅渡や襟立健吾は彼の弟子を志願したが、名護啓介の考え方は非常に独断的であり、自分の力と正義こそが絶対だと信じるが故に、他人に自分の正義を押し付けたり、自分より弱いものを見下すなど、その実、かなり歪んでいる。そうであるがゆえに、自分の非を認めず他人のせいにしたりすることも多く、つきあいが長い麻生恵いわく、名護は「本質的にエゴイストで、いつも上から目線で、細かいところにいちいちうるさい、空気の読めない朴念仁」と評した。会長の嶋護も、自分の弱さを認めないのが名護の限界だと懸念している。
名護の人間性を象徴する過去の事件として、自分の父親・名護啓一が犯した書類上のミスが許せず、実の父を告発。これにより父を自殺にまで追い込んでしまった。その際、父と揉み合いになり、ボタンを毟り取ってしまったことから、彼のボタン集めが始まっている。これは父への贖罪なのか、それとも何か別の意味が込められているのか、詳しくは名護の口からは語られていない。
当初、名護は仮面ライダーキバを人類の敵だと決めつけており、手段を選ばず倒そうとしていたが、キバとの戦闘で初めて敗北を経験。自分の弱さを認められず、一時は賞金首に必要以上に暴行するほど、心が荒んでいた。その後、徐々に立ち直っていき、キバの正体が渡だとわかると、彼の人格なら心配はないと、キバを仲間と信じるようになった。
名護にとっての大きな転機は、仮面ライダーライジングイクサの装着者となった頃。青空の会を恨む棚橋の陰謀で、仲間たちが次々と違法逮捕される窮地に立たされると、名護は次狼に導かれるまま時の扉を通り、22年前にタイムスリップ。未来を変えて危機を脱するという活躍を見せた。
彼はそこで紅音也や真夜と出会い、音也からは「お前には遊び心がない、心に余裕がない、張り詰めた糸はすぐ切れる」と忠告されている。また真夜の魅力に惹かれていき、初恋と初失恋を経験。自分が最初に手に入れたボタンを、お守りとして彼女に送っている。
この経験が彼に影響を与えたのか、堅苦しさ一辺倒だった名護にも徐々に心の余裕が生まれる。健吾がイクサの装着者になった際は、自ら彼のコーチを買って出たり、渡と一緒に風呂に入って相談に乗ったりと、周りにも目を向けるようになっていった。
最終決戦時には、名護は視力が衰える症状にみまわれ、まともに戦闘ができる状態ではなかった。しかし恵が彼の目になると宣言し、コンビネーションを磨く特訓を経て、見事ビショップを撃破。
この特訓中に恵の優しさを知った名護は、のちに彼女と結婚している。
■戦闘時の決め台詞など
「その命、神に返しなさい」
「魑魅魍魎跋扈するこの地獄変……名護啓介がここにいる。イクサ爆現!」