まや真夜

- 登場作品
- 仮面ライダーキバ
- 初登場回/初登場作品
- 第20話『夜想曲・愛の救世主』(2008年6月8日放送)
「あなたの音楽は、私の胸の中でずっと鳴り響いている」
■プロフィール
種族:ファンガイア
性別:女性
年齢:不明
職業・身分など:チェックメイトフォー・クイーン
家族など:紅渡(息子)、登太牙(息子)、キング(夫)、紅音也(恋人)
演:加賀美早紀(かがみ さき)
■この人物が変身する怪人
■説明
1986年/2008年
チェックメイトフォー、クイーンの称号を持つ女性ファンガイアで、紅音也が思わず言葉を失うほどの美貌を持つ。同じくチェックメイトフォー、キングとの間には、息子の登太牙を生んでいる。しかし、キングとは一族の掟で結ばれただけであり、愛情は持ち合わせていない。
クイーンとしての使命は、ファンガイアの掟を破り、「人間を愛してしまったファンガイアを倒す」こと。普段はその任務のために人間の世界にまぎれているが、対象となるファンガイアがいない限りは奔放に行動している。
性格は温厚だが、常に冷静かつ達観的で、感情を表すこともほぼない。職務には忠実だが、ほかのファンガイアのように人間を毛嫌いするような態度は示さず、人間が生み出したもののなかで芸術だけは評価。棚橋の絵のモデルになったり、紅音也のバイオリン演奏を称えるなど、芸術に関わる人間とは積極的に交流している。本人曰く、過去には、ヴィヴァルディにバイオリン演奏を、ストラディバリにバイオリン製作を習ったという。
1986年では、禁忌であるにもかかわらず、人間を愛するファンガイアが後を絶たないことから、人間と愛について興味を持つようになり、出会ったばかりの音也に自らの意思で接近。音也が一時記憶を失った際には、自分が恋人の麻生ゆりだと騙して、その行動を観察した。
その後、音也の腕にふさわしいバイオリンが必要だと忠告し、一緒にバイオリン製作を開始。互いに惹かれ合い、愛し合うようになるなかで、名器ブラッディ・ローズを完成させている。結果、ゆりから音也を奪うこととなったが、ゆりへの思いやりの心は多少はあるようで、キングに幽閉された音也を救おうとするゆりに助力している。ただ、これがキングの怒りを買うこととなり、裏切り者としてクイーンの力を奪われてしまった。
ファンガイアの世界から見捨てられた彼女は、音也に近づけば息子の太牙を手にかけるとキングに脅され、音也ともに生きる人生すら奪われてしまう。そこに、未来からきた息子・紅渡が現れ、音也に助力。太牙の救助に成功する。その戦いの中で音也は大幅に命を削ることになり、その後、真夜は音也の死の間際までずっと寄り添うこととなった。
2008年、ファンガイアから裏切り者として命を狙われていた真夜は、太牙を人間のもとに預け、彼らの社会のなかで生きさせた。そして音也との間の子ども・渡が生まれ、ある程度大きくなると、渡の身を守るために、音也の家にひとりで住まわせるようになった。
そして、自分は先代キングが持っていた「ダークキバの鎧」を守りながら、山奥の洞窟の中で、俗世と関わらず生きていた。
しかし、新たなるクイーン、鈴木深央が覚醒したことで、ビショップや深央、太牙、渡などが彼女を訪れるようになり、太牙、渡の出自を明かす結果になってしまう。その後、ビショップの策略でキングの座以外をすべて奪われた太牙に、ダークキバの鎧を奪取されてしまうが、命までは奪われることなく、渡と太牙の戦い、そしてふたりの関係の修復を見届けた。
■戦闘時の決め台詞など
「あなたの、夜が来る」
「私はその女から、命よりも大切なものを奪おうとしている」