しま のぼる嶋昇
- 登場作品
- 仮面ライダー剣
- 初登場回/初登場作品
- 第26話『俺を動かす力』(2004年7月25日放送)
「やっと私の力を使いこなしてくれた。彼女のおかげだ」
■プロフィール
種族:アンデッド
性別:男性
年齢:不明
職業・身分など:不明
家族など:ナチュラル(飼い鳥)
演:相澤一成(あいざわ・かずなり)
■この人物が変化する怪人
■説明
タランチュラアンデッドが人間に化身した姿。チベットの民族衣装に似た服をまとい、ナチュラルというカナリアを入れた鳥かごを持ち歩いている。アンデッドでありながら戦いを好まず、性格は温和そのもの。
粘性の糸を放出する能力があり、それで仮面ライダーカリスを拘束したこともある。また、風の流れにより状況を察知してアンデッドの気配を感じ取ったり、風に人の気持ちを乗せて他者に伝えるといった能力も有している。さらに記憶を操作することもでき、山中望美からアンデッドに襲われた恐怖の記憶だけを消し去っている。
チベットにて烏丸啓と出会い意気投合。剣崎一真たちの力になるべく、烏丸が開発したラウズアブソーバーを携えて来日した。
烏丸の知り合いということで剣崎たちに受け入れられたが、嶋のカバンからスパイダーアンデッドも操っていた小グモが大量に出現したことから、アンデッドであることが発覚。だが嶋はそれを隠そうともすることもなく、すべてのアンデッドが戦いを望んでいるわけではないと語る。最初は訝しんでいた剣崎たちであったが、嶋の誠実な態度に打ち解けている。
日本に渡った目的のひとつは、剣崎にラウズアブソーバーを渡すことだったが、あえて渡さず、彼の戦う理由を見極めようとした。そして、エレファントアンデッドとの戦いで「人を愛しているから戦う」という剣崎の意志を確認すると、満を持してラウズアブソーバーを託した。
その後、嶋はスパイダーアンデッドの邪悪な力に支配されつつあった上城睦月を救うために尽力し、風に乗せた望美の心の声を睦月に聞かせて支配に打ち勝つように仕向けた。しかし効果は薄く、最後の手段として彼が変身した仮面ライダーレンゲルにあえて封印され、その内側からスパイダーアンデッドの力を抑えようとしたが、これも失敗に終わってしまった。
しかし、嶋の意識は消えたわけではなく睦月の中に残っていた。のちに同じ目的で城光=タイガーアンデッドがレンゲルに封印され、キングフォームになろうと睦月がアブゾーブタイガー(クラブQ)、エボリューションタランチュラ(クラブK)を使用したことでついに真の力が発動。嶋は光と力を合わせて睦月からスパイダーアンデッドを分離すると、それを自身の力を託した睦月に改めて封印させることで、彼を真のレンゲルとして覚醒させた。