仮面ライダーセイバー
検索
検索
原作：石ノ森章太郎
脚本：福田卓郎 ほか
監督：柴﨑貴行 ほか
音楽：山下康介
プロデューサー：
井上千尋(テレビ朝日)
水谷 圭(テレビ朝日)
高橋一浩(東映)
アクション監督：渡辺 淳(ジャパンアクションエンタープライズ)
特撮監督：佛田 洋(特撮研究所)
制作：
テレビ朝日
東映
ADK EM
ALMIGHTY～仮面の約束 feat.川上洋平 / 東京スカパラダイスオーケストラ
すべては一冊の本から始まった。
はるか昔、世界は大きな力を持った一冊の本から作られた。その本はあらゆる物語の源となり、神話や生き物、科学技術、そして人間の歴史のすべてが詰まっていた。聖剣に選ばれし剣士たちがその本を守ることにより世界の平和は保たれていた。
ある時、争いが起き大きな力を持った本は分冊されバラバラに散りその多くは失われ世界の均衡は崩れ去った。力を持つ本は失われ伝説となった。しかし、力を持つ本をめぐる戦い終わっていなかった。戦いは長きにわたって続き、今もなお終わりをむかえてはいなかった。
そして今、一人の青年が聖剣と出逢い、世界の運命が大きく動きはじめる。
原作：石ノ森章太郎
脚本：福田卓郎 ほか
監督：柴﨑貴行 ほか
音楽：山下康介
プロデューサー：
井上千尋(テレビ朝日)
水谷 圭(テレビ朝日)
高橋一浩(東映)
アクション監督：渡辺 淳(ジャパンアクションエンタープライズ)
特撮監督：佛田 洋(特撮研究所)
制作：
テレビ朝日
東映
ADK EM
仮面ライダーセイバー 第01話
仮面ライダーセイバー 第02話
休日にはたくさんの子どもたちで賑わう本屋「ファンタジック本屋かみやま」の店主にして新進気鋭の小説家、神山飛羽真。彼が眠りの中で夢に見るのは、空の裂け目へと吸い込まれていく少女、そして幼き自分を身を挺して助けてくれた剣士の姿であった……。
ある日、飛羽真は編集者の須藤芽依とともに幻想的な光景広がる不思議な世界へと迷い込み、謎の怪物に襲われる。そして、神獣「ブレイブドラゴン」の導きにより、炎の聖剣「火炎剣烈火」を手にした飛羽真は、炎の剣士「仮面ライダーセイバー」へと変身！ 見事、怪物を撃破する。
その後、芽依とともに元の世界へと戻った飛羽真は、本屋を訪ねてきた水の剣士「仮面ライダーブレイズ」こと新堂倫太郎の言葉から、現世と異世界「ワンダーワールド」を繋ぎ、新たな世界を創り出そうとしている本の魔物「メギド」の存在、そして、聖剣に選ばれし剣士を擁する組織「ソードオブロゴス」が、世界の均衡を保つため、メギドと戦っていることを知る。
自身も組織への協力を決めた飛羽真は、メギドとの激戦に身を投じる中でさまざまな剣士たちと出会う。その中には、久方ぶりに再開した幼い頃の友人にして雷の剣士「仮面ライダーエスパーダ」こと富加宮賢人の姿もあり、倫太郎を含めた3人は仲間として、そして友人として絆を育んでいく。
そんな中、15年前に組織を裏切った闇の剣士「仮面ライダーカリバー」が出現。大いなる力を手に入れようとメギドと結託し暗躍するカリバーに対し、組織の剣士たちは力を合わせて奮戦する。戦いが苛烈を極めていき、徐々に鮮明になる飛羽真が失っていた過去の記憶。15年前、空の裂け目に吸い込まれていった少女の名はルナ、そしてその場所には賢人もいたということを。さらに驚くべき事実が発覚。カリバーの正体は賢人の父、富加宮隼人と目されていたのだが、白日のもとに晒されたその変身者の姿は、15年前に飛羽真を助けた先代の炎の剣士、上條大地であった。いったい15年前に何があったというのか……!?
富加宮賢人が闇に飲まれて消滅するという悲しい犠牲もあったが、闇の剣士「仮面ライダーカリバー」こと上條大地の野望を挫き、世界に平和をもたらした神山飛羽真ら「ソードオブロゴス」の剣士たち。皆とともに戦えばこのまま平穏を保てると信じる飛羽真だったが、上條が今際の際に遺した「真の敵は組織の中にいる……」という言葉に心揺さぶられていた。
そんな中「サウザンベース」から、飛羽真以外の剣士たちに新たな指令が下る。それは大いなる力に触れてしまった飛羽真を危険視し、彼の「火炎剣烈火」を返却させよというものだった。これにより飛羽真は剣士たちの中で完全に孤立してしまうが、そこにかつて飛羽真が訪れた異世界「アヴァロン」で出会った男、ユーリが出現。光の聖剣「光剛剣最光」と同化したことで1000年の刻を生きるユーリは、アヴァロンでの試練に打ち勝った飛羽真の力を認め、ともに組織の裏切り者を探すべく、助力を申し出る。
さらに、火炎剣烈火の真の力を引き出す者が戦いを終わらせるという、先祖伝来の伝承を信じている鍛冶職人にして音の剣士「仮面ライダースラッシュ」こと大秦寺哲雄、そして大秦寺とは古くからの戦友である土の剣士「仮面ライダーバスター」こと尾上亮が、本気で剣を交えたことで飛羽真の真意を感じ取り、彼への助力を決意。
裏切り者はいったい誰なのか……。飛羽真たちはサウザンベースに侵入してまで、その手がかりを求めて調査を続けていたが、あるとき、物語のジャンルを司るメギドの幹部、ストリウスがサウザンベースから持ち出した禁書の力により飛羽真が暴走。その対処法も探らねばならないという混迷する状況の最中、かつて倒したはずのカリバーが出現。さらに驚くべきことに、その正体は、闇の聖剣「暗黒剣暗闇」を手にし、現世への帰還を果たした賢人であった。
ノーザンベースにもサウザンベースにも加担せず、独自の考えで聖剣の封印へと動く、賢人の真意はいったい!?
禁書の力と融和した神山飛羽真が、幻獣のジャンルを司るメギドの幹部であるレジエルを打倒し、長き対立を経て飛羽真との友情を取り戻した新堂倫太郎が、生物のジャンルを司るメギドの幹部にして亡き師の仇でもあるズオスを撃破。「ノーザンベース」の剣士たちの士気も高まる一方で、風の剣士「仮面ライダー剣斬」こと緋道蓮は、強さを極めるべく三属性混合のメギド、デザストと行動をともにすることを決め、富加宮賢人は「暗黒剣暗闇」の力により幻視した絶望の未来を変えるため、聖剣の封印を続けていた。
そんな混迷する状況の中、「ソードオブロゴス」の裏切り者が、「サウザンベース」の統治者にして組織の長であるマスターロゴスであると判明。彼は剣士たちが持つすべての聖剣と、それに伴う選ばれし「ワンダーライドブック」、そして世界をつなぐ少女であるルナを手にし、失われた「全知全能の書」の復活を目論む。その野望達成を促進させるべく、破滅の書に封印されていた無の剣士「仮面ライダーファルシオン」ことバハトを解放した。
かくしてマスターロゴスの目論見通りに事は運び、全知全能の書を復活させる儀式が行われようとするが、既のところで飛羽真がルナを救いこれを阻止。とはいえ全知全能の書の一端を手にしたマスターロゴスは、その力で「仮面ライダーソロモン」へと変身。世界を破滅させるべく動き始めたのだった。
これに対し怒りを露わにしたのが、サウザンベースに所属する時の剣士「仮面ライダーデュランダル」こと神代凌牙と、煙の剣士「仮面ライダーサーベラ」こと神代玲花の神代兄妹であった。組織の持つ崇高な信念のもと、マスターロゴスに従っていたふたりにとって、世界を滅ぼそうと企む者はもはや主ではない。紆余曲折を経て、神代兄妹も飛羽真たちと同じ道を歩むことを決める。
そして、デザストと剣を交えながら己の強さを磨いていた蓮は、己が手でマスターロゴスを倒すべく闘志を燃やし、実は自分が犠牲になって世界を救おうとしていた賢人は、魂となった父、富加宮隼人と再開してすべてを悟り、「雷鳴剣黄雷」を手にして雷の剣士への復帰を決める。
世界終焉の時が刻一刻と迫る中、すべての剣士たちがひとつの場所へと集結しようとしていた。
10人の剣士の心がひとつに重なり、物語を終焉へと導く伝説の聖剣「刃王剣十聖刃」が誕生。これを得た神山飛羽真が、ついにマスターロゴスを打倒する。だが、このときを待っていたかのように、メギドの幹部最後の生き残り、ストリウスが動き始めていた。
これまで戦いを見守っていたタッセルが「ノーザンベース」を訪れ、「ワンダーワールド」を見つけた「始まりの5人」の物語を飛羽真に語った。そして、世界を繋ぐ存在である少女、ルナに見出された飛羽真こそが大いなる力を受け継ぎ、戦いを終わらせることができると告げる。ただし、その道を選んだ飛羽真は現世との繋がりが断ち切られ、存在が消滅してしまう……。それでもルナに会いたいのかと選択を迫るタッセルに対し、飛羽真はルナとの再会を希望。そのうえで仲間と別れることもない、新たな未来をつくってみせると誓うのだった。
だが、ルナを迎えにワンダーワールドへと戻ったタッセルをストリウスが襲撃。管理者であるタッセルが消滅したことで、ワンダーワールドは存在を保てなくなって徐々に崩壊していき、その余波は現世にも波及し始める。
かつては人々の心を震わせる歌を紡いでいた詩人であったストリウスが、今求めているのは「世界の破滅に立ち向かう英雄物語」の美しい終焉。すなわち英雄＝神山飛羽真が志半ばで命を失い世界が崩壊すること……。タッセル、レジエル、ズオス、マスターロゴス、そして自らを司る「ワンダーライドブック」と人工的に生み出した世界を繋ぐ存在を融合させ、限りなく全知全能の書に近い「グリモワールワンダーライドブック」を完成させたストリウスは、その力で「仮面ライダーストリウス」へと変身。現世に破滅の塔を生み出すと、自らは最上階に座し、物語が終焉を迎えるその時を待つのだった。
世界が崩壊を始め、人々の混乱する声が響く中、飛羽真はワンダーワールドから離れ、宛てもなく現世を彷徨っていたルナとついに再開。富加宮賢人を含めた3人で幼き日のように語り合うと、これからもずっと一緒にいることを約束する。
そして、未来を信じる「ソードオブロゴス」の10人の剣士たちがそれぞれ覚悟を固め、破滅の塔へと歩みを進めていく。物語のフィナーレは、すぐそこまで迫っていた。
