あそう ゆり麻生ゆり
- 登場作品
- 仮面ライダーキバ
- 初登場回/初登場作品
- 第1話『運命・ウェイクアップ!』(2008年1月27日放送)
「これは私の思いだ。音也に対する愛、私はそれを裏切れない」
■プロフィール
種族:人間
性別:女性
年齢:20歳
職業・身分など:「カフェ・マル・ダムール」ウェイトレス、「素晴らしき青空の会」メンバー
演:高橋優(たかはし・ゆう)
■この人物が装着する仮面ライダー
■説明
1986年
「素晴らしき青空の会」のメンバーのひとり。
普段は「カフェ・マル・ダムール」でウェイトレスとして働いているが、実態は青空の会に属する最強の戦士ハンターである。長身の恵まれた体格と、職務に忠実な堅実さ、そして勇敢な心を持ち合わせており、生身ながらファンガイア相手に堂々と立ち回っている。娘の恵同様、負けん気の強い性格で、普段は男言葉で振る舞っているが、気を許した異性に対しては、女性らしい面も見せる。犬嫌いも恵と変わらない。
約2年前、麻生ゆりの母・麻生茜は、人間工学研究所でイクサシステムを開発していたが、ルークによってライフエナジーを奪われてしまう。母が亡くなる姿を目撃してしまったゆりは、母の仇を母が作ったイクサで討つべく、その装着者になることを志願していた。しかし初期のイクサは、装着者の体にかかる負担が大きかったため、女性であるゆりは選ばれなかった。
けっして復讐心を消すことはなく、街中でルークを見かけるたび戦いを挑んでいたが、まったく相手にならなかった。なんとかイクサナックルを奪った際も、いざルークを前にすると恐怖心により変身できないという心の弱さも見せてしまっている。
しかしその後、紅音也、次狼たちと協力して、わざとルークにイクサシステムを着させて体力を奪う作戦を思いつき見事成功。彼女自身が仮面ライダーイクサとなってルークに一撃を加え、右肩に大きな傷を与えるとともに、長き眠りにつかせることができた。
普段はストイックな戦士であるゆりだが、結婚に女性としての幸せを求める一面もあり、初期は頼もしい次狼に恋心を寄せていた。
何度もアタックしてくる音也に対しては、そのいい加減な性格を嫌い、冷たい態度をとることが多かったが、音也の優しさに少しずつ触れるうち、彼に惹かれていく。そして、業を煮やし結ばれることを強引に迫る次狼に捕まってしまった際には「私はこの男を! 紅音也を愛してる!」と断言した。
ふたりは交際をはじめ、ともに暮らすことになったのだが、その矢先、音也が真夜とともにバイオリン製作に没頭。その様子を見てゆりの心はかき乱され、結局、ふたりの気持ちが本物だと知ったゆりは身を引く決意を固めた。
しかしそれでも自分の音也に対する想いは裏切れず、音也がキングに捕まった際には、真夜とともに彼を救出。未来からきた紅渡にも、音也と出会えたことに後悔はないと語った。
ファンガイア事件後、呉服屋の男性と結婚。恵と麻生光秀の2子に恵まれたが、彼女がなぜ亡くなったのか、恵の父親が誰なのかは明らかにされていない。
■戦闘時の決め台詞など
「お前が何度蘇っても、私が倒す。そのとき私がこの世にいなくても、私の魂がお前を倒す!」
「あたしのイクサを返して。返しなさい」