すずき みお鈴木深央

- 登場作品
- 仮面ライダーキバ
- 初登場回/初登場作品
- 第21話『ラプソディー・指輪の行方』(2008年6月22日放送)
「でも……指輪だけはしておこうかな……渡さんが選んでくれたんだもん」
■プロフィール
種族:ファンガイア
性別:女性
年齢:18歳
職業・身分など:焼肉屋ウェイトレス、宅配弁当屋配達員、チェックメイトフォー・クイーン
家族など:登太牙(婚約者)
演:芳賀優里亜(はが・ゆりあ)
■この人物が変身する怪人
■説明
2008年
焼肉屋でウェイトレスをしていたファンガイアの女性。
人見知りが激しく、さらに気弱でおとなしいので、人に何か頼まれると絶対に断れない。さらに極度の緊張からの失敗が多く、バイトもすぐクビになってしまう。そんな弱い自分を密かに変えたいと思っているが、どうせまたダメだとすぐ弱気になってしまう悪い癖を持つ。
同様の性格で、かつ自分を変えたいという同じ目標を持った紅渡と偶然出会うと、ふたりはすぐに意気投合し惹かれ合うようになった。
やがて彼女のなかで渡への想いは大きくなり、自分から渡に会いにきたり、デートに誘ったりするようになる。そんな矢先、彼女の手には、チェックメイトフォーの一員の証であるクイーンの紋章が浮かびあがり、自分の意思とは関係なく継承者に選ばれてしまう。これを機にチェックメイトフォーのビショップも彼女に接触するようになり、クイーンとしての使命と運命を受け入れるよう促し始める。さらには自分のフィアンセとなるキング=登太牙までが彼女の前に出現。自分の気持ちとは裏腹な状況と、自分と同じく人間を愛するファンガイアを倒さなければならない使命、そして渡とのすれ違いに大きく悩むことになる。そんななかで勇気を出し、自分は本当は渡が好きだと告白。渡も同じ気持ちであることを確認することができた。
その後、渡がファンガイアの敵である仮面ライダーキバと知って葛藤したこともあったが、渡がファンガイアと人間のハーフだという事実を知ると、自分の仲間であることを喜び、渡が太牙の代わりにキングになればいいと思うようになってしまう。渡に太牙を倒すよう、一方的に頼むこともあったが、なかなか状況が進展しないため、鈴木深央は自分で太牙を手にかけようと決意。結婚式の最中に、太牙の腹部をファンガイア態の鋭い手で刺し、重傷を負わせた。
ところが、立ちはだかるビショップに対し、必死で深央を庇おうとする太牙の姿を見て、大きく動揺。結果、キバ エンペラーフォームと仮面ライダーサガが決闘を始め、深央はしばらくそれを見守っていたが、必殺のキックを放つキバ エンペラーフォームの前に立ちはだかると、サガの代わりにその一撃を受けて崖下に転落。さらにそこに現れたビショップから追撃を受けてしまう。
急ぎ駆けつけた渡の胸に抱かれ、朦朧とする意識のなかで深央が最期に夢見ていたのは、渡との結婚式であった。そんな深央の様子を見て絶望と悲しみの表情を浮かべる渡は、彼女の指に指輪をつける。それはかつて一緒に買い物をしたときに渡が選んだ指輪であった。それを見た深央は「うれしい」とひと言呟くと静かに目を閉じ、ガラスのように儚く砕け散った……。
■戦闘時の決め台詞など
「ごめんなさい……あなたは処刑します」
「ごめんなさい、太牙さん……ごめんなさい!」