まみや れな間宮麗奈(擬態)
- 登場作品
- 仮面ライダーカブト
- 初登場回/初登場作品
- 第25話『驕る捜査線』(2006年7月23日放送)
「私の部下が、一風変わったメンタリティをもったようだ。人間の記憶を引き継いだせいなら、人間とは不思議なものだな」
■プロフィール
種族:ワーム
性別:女性
年齢:不明
職業・身分など:不明
家族など:不明
演:三輪ひとみ(みわ・ひとみ)
■この人物が変化する怪人
■説明
ウカワームが擬態した姿。
ワームのなかでは幹部クラスで、黒装束の女に擬態したワーム(サナギ体)を率いている。姿を現した当初は仮面ライダーカブトの資格者である天道総司を狙っており、対ワーム秘密組織「ZECT(ゼクト)」に所属する岬祐月に擬態した部下を派遣し、天道の妹である天道樹花に接触させた。しかし、失敗した岬祐月(擬態)が神代剣(擬態)に矛先を変えると神代家に出現。本来の姿に変化して剣(擬態)を襲ったが、岬(擬態)の内面に生じた変化に気づくとそのまま引き上げている。
この一件で麗奈(擬態)はワームの精神を変化させた人間に興味を抱き、人間として暮らしている日下部ひよりを調べてみようと彼女に接触し始めた。当時のひよりは自身の正体を知らなかったが、以後数度に渡る麗奈(擬態)との接触によって覚醒をうながされ、のちにシシーラワームへと変化する。
一方、麗奈(擬態)はZECTの幹部である三島正人とも接触し、利害の一致から組織に属さぬ資格者の排除を望む彼と手を組んだ。その後、麗奈(擬態)は部下を仮面ライダードレイクの資格者である風間大介に擬態させ、大介を陥れてドレイクグリップを回収しようと企む。この計画は成功しかけたが、本物の大介を見分けたゴンの存在により、天道に計画を見破られて失敗した。
そんななか、ZECTが開発していたハイパーゼクターが完成すると、これをカブトが手にする未来を覆すべく暗躍。利用しようと接触したひよりの覚醒を促し、彼女が「エリアX」を訪れて時空の彼方へ飛ばされるきっかけとなる。その後、麗奈(擬態)は黒装束の女(擬態・第33話)を三島のもとへ派遣。ハイパーゼクターを要求して拒絶されると、今度は自らすべてのゼクターを集め始めた天道のもとを訪れ、ひよりは三島が実験中だったハイパーゼクターの暴走で被験者の男と一緒に時空の彼方へ送られたこと、そのハイパーゼクターは三島の手にあることを明かす。この結果、ハイパーゼクターを巡って麗奈(擬態)、三島、天道らの争奪戦が勃発。ハイパーゼクターは三島によって爆破されたが、天道が未来からやってきたハイパーゼクターを手にすることになった。
三島と決別したのち、麗奈(擬態)は影山瞬に接近。「ザビーゼクターを取り返してやる」とそそのかしてネイティブである立川大吾を始末させようとし、護衛のゼクトルーパーを攻撃して立川を襲った影山がZECTを放れることになった。
その後、麗奈(擬態)はハイパーゼクターを狙って天道と戦うが、返り討ちにあって逃走。たどりついた神社で気絶し、ゴンとお参りをしていた大介に介抱された。数時間後、意識を取り戻した麗奈(擬態)はワームとしての記憶が失われており、本来の麗奈の記憶を頼りに帰宅。何が起きていたのかわからぬまま、「実家の母が病気だった」と偽って所属していたオペラサークル「紅会」に復帰した。満足に歌えなくなっており、初めてのステージになるはずだった次回の新人公演から外されそうになる。しかし、麗奈(擬態)は指導者の戸塚に直訴し、再度のチャンスを獲得。練習に打ち込む傍ら公演のビラを配っていたところ、通りかかった大介、ゴンと再会し、大介を公演に招待した。その後、手伝いを申し出た大介とビラを配っていたところを黒装束の女(擬態・第39話)に目撃され、さらに大介の提案でビラを置いてもらおうと「ビストロサル」を訪れた際、天道の指摘で大介も麗奈(擬態)がワームだと思い出す。
ショックを受けた大介が呆然とするなか、麗奈(擬態)は天道に連れ出されて変身した彼に始末されそうになるが、すぐに追ってきた大介が天道を止めるべく変身。カブトとドレイクが争い始めた。彼女はわけが分からず立ち尽くしていると、“ワームの心を失った者は排除する”というワームの掟に従って彼女を狙っていた黒装束の女(擬態・第39話)ことサブストワームに襲われた。
麗奈(擬態)は応戦したドレイクに救われ、続いて現れたワームサナギ体は対応したカブトがハイパーフォームにフォームチェンジして一掃。そして、カブトは麗奈(擬態)が落とした緑の石に触れ、時空の彼方に飛ばされていたひよりのもとにたどり着き、彼女と一緒にいる天道総司(擬態)が変身した仮面ライダーダークカブトと対峙することになる。その後、麗奈(擬態)は新人公演の出演が決定したが、ワームとしての意識が戻り始めており、人間に戻れなくなった際は大介の手で倒して欲しいと依頼。公演当日、時間がないと悟った彼女は大介を前に歌を披露するが、人間としての意識は消えてしまった。
しかし、ウカワームの意識には人間としての麗奈の影響が強く及んでおり、大介に倒されることを望んだか、麗奈(擬態)は大介に自分と戦うよう促す。しかし、大介が決断できないと見るや、大介を心配して現れたゴンを襲う素振りを見せ、意を決して変身した大介に倒された。