ごんゴン
- 登場作品
- 仮面ライダーカブト
- 初登場回/初登場作品
- 第10話『友じゃねぇ』(2006年4月2日放送)
「あんたみたいなだらしない男にはね、私みたいなしっかりした保護者が必要なの。わかった?」
■プロフィール
種族:人間
性別:女性
年齢:8歳
職業・身分など:不明
家族など:高山順子(母)
演:神崎愛瑠(かんざき・あいる)
■説明
風間大介と行動している少女。
本名は高山百合子。あるとき、母の高山順子とともに乗車していたバス内でビエラワームに遭遇。命は助かったものの、あまりの恐怖からか記憶喪失になり、母と生き別れになってしまった。頭が真っ白になって呆然としていたところ、通りかかったメイクアップアーティストの大介と出会っていちご牛乳をもらった。以後、ゴンは彼に保護されて一緒に行動しており、電話の取次やメイクのアシスタントなど、助手として大介の業務を手伝っている。仕事柄、大介は顧客の女性を褒める営業トークも欠かせず、その度に相手を何かに例えようとするが、肝心な具体例がなかなか思い浮かばずいつもゴンが的確な言葉でフォローしていた。
ゴンは年齢の割にしっかり者で、女好きなうえにやや子供っぽいところもある大介のよき相棒となっていた。のちに出会った天道総司と大介が揉めた際も、大介が感情的な反発から天道に突っかかっているだけと見抜いており、天道からは「いい保護者」と評されている。しかし、常に大介と一緒にいるわけではなく、互いにプライベートな時間は必要という考えから別行動をすることもあった。そのさなかに青果店の店先で困っていた日下部ひよりを手助けしたこともあり、これが彼女と交流するきっかけになった。
一方、大介は仮面ライダードレイクの資格者でもあったが、気ままな生活を望む彼は対ワーム秘密組織「ZECT(ゼクト)」への所属も拒んでいた。そのため、ゴンは彼を従わせようとする幹部の三島正人に目をつけられ、三島に命令された影山瞬によって拉致監禁されたこともある。当時、大介はゴンが自身にとってどのような存在なのかの認識がなかったが、この一件でそれに気づくことになる。
その後、ゴンは大介と彼に協力した天道、ひより、加賀美新、岬祐月らによって救出され、「普通の生活に戻れば狙われなくなる」と考えた天道の発案で、彼らとともに記憶の回復を試みた。その結果、大介を取材していた高山百合子が母だと判明。以前の記憶を取り戻す一方、大介と一緒にいた時期の記憶を忘れて母との生活に戻っていった。
その後、しばしゴンは大介を忘れていたが、のちに目にした彼の雑誌記事をきっかけに記憶が復活。しかし、大介には客として会う以外に手段がなく、洋食店「ビストロサル」を訪れて再会した天道やひよりも、しばらく大介とは会っていなかった。ゴンは自力でお金を貯めるしかないと判断し、サル雇ってもらおうと考えたが、そこへ「じいやが倒れた」と神代剣(擬態)が来店。ゴンはしばしお手伝いとして神代家に雇われ、彼女を通じて剣(擬態)はじいやが隠していた神代家の財政破綻を知ることになる。
一方、大介は手を組んだ三島と間宮麗奈(擬態)の陰謀により、風間大介(擬態)が起こした殺人事件の犯人として警察に追われていた。その後、大介(擬態)に騙された天道たちが本物の大介をワームだと誤認。大介は彼らに攻撃されて負傷する。しかし、ゴンだけはそれが本物の大介だと気づいて彼を介抱し、彼女の行動から天道が真相を知ってようやく大介の冤罪は晴らされた。
これを機にゴンは大介の相棒に復帰。それまでの出来事を通じて彼女は天道をかなり信頼しており、のちにZECTのエリア司令官となった天道にドレイクグリップを渡してほしいと頼まれた際も、彼のやることに間違いはないという判断から大介に無断で持ち出して天道に渡していた。
もともと大介がワームとの戦いに消極的だったこともあり、ゴンはあまり天道たちの前に姿を見せなくなる。大介と間宮麗奈(擬態)の悲恋を見守ったのちの動向は不明だが、天道や加賀美の活躍ですべての戦いが終わった1年後、ゴンは健在だった大介とサルに来店し、久々に集まった岬や田所修一らの輪に加わっていた。