CHARACTERS

たけみや ゆみこ竹宮弓子

登場作品
仮面ライダーカブト
初登場回/初登場作品
第2話『初2段変身』(2006年2月5日放送)

「ひよりちゃん、作ってあげたら?」

プロフィール

種族:人間

性別:女性

年齢:36歳

職業・身分など:飲食店経営者

家族など:不明


 演:西牟田恵(にしむた・めぐみ)


説明

洋食店「ビストロサル」の店長。

アルバイト店員の日下部ひより、加賀美新らとともに、店長として店を切り盛りしている。性格は明るくおおらか。ひよりの料理の腕前を高く評価する一方、他人に対してあまり心を開かない彼女を案じてもいる。たびたび店の料理を手掛けてはどうかと打診して断られていたようだが、これもひよりの料理の腕を認めているというだけではなく、彼女が変わるきっかけになればと考えていたのかもしれない。ただ、ひよりにも信頼はされていたようで、経緯は不明だが彼女の自宅の合鍵を預けられていた。ひよりが時空の彼方へ飛ばされた際は彼女が飼っていたオウムの世話をしていた。また、加賀美が対ワーム秘密組織「ZECT(ゼクト)」に所属していることは知らなかったが、ZECTの活動で欠勤しがちな彼をクビにすることもなく雇い続けてもいた。

初めて天道総司が来店した際は、メニューにない鯖味噌を注文した彼に嫌な顔ひとつ見せず、むしろ賄いの鯖味噌の残り香に気づいた天道に、感心した様子すら見せていた。この際、弓子はひよりの背を押して鯖味噌を作るよう促し、これが天道とひよりの交流が始まるきっかけのひとつとなっている。のちに天道が矢車想と豆腐対決をした際も、少々迷惑そうではあったが厨房を貸して対決を見守り、ふたりの手際に感心しつつ「どっちかうちで働いてくれないかな」と漏らしていた。

そんな天道には、ひよりが変わるきっかけになりそうだと期待もしていたようで、しばしば彼女のサポートを頼んでいる。また、理由は不明ながら自身が多忙になった際は、料理の腕を見込んだ天道にひよりを通じて厨房を任せてもいた。ひよりのオウムの世話をしていた際も、オウムの世話の代行を頼みつつ天道にひよりの部屋の合鍵を渡しており、いかに天道を信頼していたのかがうかがえる。

天道とひよりとの紆余曲折は弓子の予想とかなり違っていたはずだが、結果的に弓子の見立通り天道はひよりを変える存在となり、のちに天道のやや強引な後押しもあってひよりのシェフデビューが決定。弓子も大いに乗り気で料理の試作に協力し、ひよりに手作りのエプロンをプレゼントしていた。のちに、ひよりがオリジナルの「ひよりみランチ」の完成させた際、もしかしたら一番喜んでいたのは弓子だったのかもしれない。

なお、天道がZECTのエリア司令官を務めていた関係で、田所修一も来店したことがある。岬祐月、風間大介、ゴンといった面々もしばしば来店しており、のちに天道を「師匠」と慕う高鳥蓮華は店のスタッフに仲間入りした。弓子自身はワームとの戦いと無関係だったが、すべての戦いが終わった1年後に彼らが集ったのはサルであり、弓子の店はこれからも彼らを繋ぐ場になるのだろう。


【『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』では……】

洋食店「ビストロサル」の店長。

地球は1999年に巨大隕石の衝突に見舞われ、現れた地球外生命体ワームに対抗すべく秘密機関「ZECT(ゼクト)」が結成された。舞台となる7年後、厳しい環境のなかでも弓子は店長として店を切り盛りしており、スタッフとして働く日下部ひよりとZECTに所属する加賀美新の恋路を温かく見守っていた。ひよりにプロポーズすると決めた加賀美を強く後押しし、ふたりの結婚が決まるとひよりの花嫁衣装を手掛けてもいる。しかし、ひよりが余命僅かだとは明かされておらず、彼女が容態が急変して入院した際は大きなショックを受け、ほどなくひよりの兄と判明した天道総司、加賀美とともに、彼女を看取ることになってしまった。

関連人物

  • 天道総司

  • 加賀美新

  • 日下部ひより

  • 矢車想

  • 風間大介

  • 岬祐月

  • 天道樹花

  • 高鳥蓮華

  • 田所修一

  • ゴン