CHARACTERS

じいやじいや

登場作品
仮面ライダーカブト
初登場回/初登場作品
第19話『さそり富豪』(2006年6月4日放送)

「坊ちゃま、お食事中申し訳ございません。お仕事でございます」

プロフィール

種族:人間

性別:男性

年齢:65歳

職業・身分など:執事

家族など:神代剣(擬態)(主人)


 演:梅野泰靖(うめの・やすきよ)


説明

神代家の執事。

じいやの本名や神代家に仕え始めた時期については明かされていない。1年前は神代美香、神代剣の姉弟と暮らしていたが、ふたりは外出先でスコルピオワームに襲われて絶命し、剣がスコルピオワームに擬態された。ところが、神代剣(擬態)はワームとしての意識を失い、引き継いだ記憶をもとに本物の剣として振る舞っており、じいやもそれを知りつつ彼に仕え続けている。

神代家はイギリスの名門貴族ディスカビル家の末裔だが、現在はすでに没落して財政も破綻している。しかし、じいやは華やかな時代を忘れぬようにと剣(擬態)には贅沢をさせる一方、現状を剣(擬態)に悟られまいと、影で苦心しつつ家計をやり繰りしていた。剣(擬態)が仮面ライダーサソードの資格者になったのちは、対ワーム秘密組織「ZECT(ゼクト)」の幹部である三島正人と契約。倒したワーム1体につき120万円の報酬を得て、どうにか家計を維持していた。しかし、のちに加賀美新が仮面ライダーガタックの資格者になると、三島から一方的に契約を破棄されてしまい、剣(擬態)に内緒でラーメンの屋台を経営していたこともある。

もともとは高名な料理人だったようで腕前は超一流。彼のもとで修行したと思しき数人の弟子が存在し、20年前に手掛けた著作『料理の心得』は天道総司のバイブルになっていた。その天道との出会いは、彼が厨房を預かっていた時期の洋食店「ビストロサル」に、剣(擬態)と来店したのがきっかけ。この際、じいやは天道の料理が剣(擬態)の好みにはひと味足りないと判断。厨房を借りて自ら手を加えたところ、じいやの正体に気づいた天道から「人類の宝」と評され、敬意を払われるようになった。翌日、じいやはサルを貸し切って剣(擬態)の誕生会を開催。天道の料理を口にして自身の味を再現した彼の腕前に驚き、これを機に天道と徐々に交流を深めていく。

剣(擬態)が天道に勝負を挑んだ際は、剣(擬態)の負けを判定して一時解雇されたこともあるが、自身の意を汲んだ天道の仲介で剣(擬態)の成長を願う心が彼に通じ、関係は修復された。のちに過労で倒れた際も天道の世話になっている。

また、弟子たちの頼みで生簀一郎(擬態)に料理対決を挑んだ際は、食べた者の感情を操る生簀に敗北したが、天道が生簀との料理対決に臨むきっかけのひとつとなった。このとき、じいやは同じく料理人である自身の弟を天道に紹介。天道は彼のもとで料理の真髄を知り、「光の料理人」となって生簀との対決に勝利している。

一方、剣(擬態)がワームであることは伏せていたが、事実を知った加賀美新との会話では、とぼけて明言を避けつつもすべて承知の上とほのめかしており、剣(擬態)にワームの意識がないこともあって、加賀美は大いに悩むことになった。

のちに剣(擬態)が岬祐月にアプローチし始めた際も、影から剣(擬態)を見守り続けていたが、ついに剣(擬態)が自身の正体に気づくと、じいやは「すべてのワームを倒す」という彼の願いを叶えて欲しいと天道に依頼。承知した天道は、あえてワームの頂点に立った剣(擬態)と図って人間とワームの決戦を演出し、この一戦で人間の勝利がほぼ確定することになった。また、剣(擬態)はこの戦いで天道に倒されることを望み、目的を果たした彼は瀕死で神代家に帰還。じいやは満足げな表情を浮かべる彼の最期を看取っている。

その後、じいやがどうしていたのかは定かでない。しかし、すべての戦いが終わった一年後、じいやは「ディスカビルコーポレーション」の社長となった岬が経営するレストランで腕を振るい、ディスカビル家の再興を目指している。


関連人物

  • 天道総司

  • 加賀美新

  • 日下部ひより

  • 影山瞬

  • 神代剣(擬態)

  • 岬祐月

  • 天道樹花

  • 三島正人

  • 加賀美陸

  • ゴン