たきざわ みどり滝澤みどり
- 登場作品
- 仮面ライダー響鬼
- 初登場回/初登場作品
- 十一之巻『呑み込む壁』(2005年4月10日放送)
「そのとき思ったんだぁ。人は変われるんだなぁって。一歩踏み出す勇気が、少しあれば。だからあたしは猛士(たけし)に入ったの」
■プロフィール
種族:人間
性別:女性
年齢:31歳
職業・身分など:猛士(たけし)兼エンジニア
家族など:不明
演:梅宮万紗子(うめみや・まさこ)
■説明
魔化魍(まかもう)と戦っている組織「猛士(たけし)」に所属する女性。
関東支部の開発実験試作室室長を務める非常に優秀な工学博士で、吉野で開発局長を務めている小暮耕之助からも「君の意見はいつも正しい」と一目置かれている。鬼たちが使用しているディスクアニマルのシステムは彼女が生み出したもので、ほかにも各種音撃武器の開発に関わっている。とくにヒビキに対しては、音撃棒・烈火(おんげきぼう・れっか)の改良をしたり、新たに音撃鼓・爆裂火炎鼓(おんげきこ・ばくれつかえんつづみ)を開発するなど多大な手助けをしている。また足を痛めているザンキには、鎧に変化して古傷を保護する新たなディスクアニマル、黄金狼(コガネオオカミ)を開発して贈った。
ヒビキとは中学時代の同級生で、お互いの行動がそれぞれ猛士や鬼になるきっかけになっている。当時、クラスメイト同士のトラブルからひとりの男子が転校したことがあり、これを止められなかったヒビキは何もできなかった自身に腹を立て、しばらく落ち込んでいた。このとき、みどりは「次からは同じことにならないよう、頑張るしかないのに」という考えから、思わず「それでも男なの!?」と発言。このひと言がきっかけとなり、ヒビキは自分を変えるために鍛え始め、のちに猛士の一員となって鬼の道を選んだ。
その後、ほどなくヒビキも転校したが、3年後にみどりがチンピラに絡まれていたところへ現れる。このとき、ヒビキは「オレは鍛えているから手は出さない」と彼らに殴らせ、何度も立ち上がるヒビキが怖くなってチンピラは逃亡。その姿を目にしたみどりは感動し、影から鬼の人たちを支えようと考えて猛士に所属することとなった。
普段は「甘味処 たちばな」の地下にいることが多く、新たな機器の設計や開発に取り組んでいる。必要とあらば、関東支部長の立花勢地郎に協力して文献の調査なども手伝っていた。勢地郎の娘、立花香須実や立花日菜佳とも仲がよく、ときおり女性同士でスイーツを楽しむこともあったようだ。設計などのかたわら大好きなお菓子を食べ続けており、なくなるたびに大量に買い込んでいる。安達明日夢との出会いも大量にお菓子を買った帰りに彼とぶつかったのがきっかけで、散乱したお菓子を集めてくれた明日夢をお礼がしたいとたちばなへ案内し、彼がヒビキたちの知り合いだと知った。
その後、研究室に篭もっていたところ明日夢が隠し扉のスロープを滑り落ちて研究室に現れ、「ぼくはヒビキさんのことをそんなに知ってるわけじゃなくて」とぼやく彼のために、魔化魍や鬼、猛士について説明。ヒビキが鬼になった経緯を語った。のちに香須実や日菜佳には「お人形さんみたいなところが可愛らしくていい」と口にしたように、みどりは明日夢を気に入っていたようで、部活が思うようにいかず落ち込んでいた明日夢のために合宿を企画して自ら指導したこともある。
付き合いが長いヒビキはもちろん、女性の年長者として日菜佳や香須実の話を聞くことも多く、また明日夢の幼馴染である持田ひとみの悩みを聞いたりと、たちばなにおけるお姉さん役として皆の支えにもなっていた。