みなみ こうたろう南光太郎
- 登場作品
- 仮面ライダーBLACK SUN
- 初登場回/初登場作品
- 第一話(2022年10月28日配信)
「怪人がこの世界からいなくなる。それで十分だろ?」
■プロフィール
種族:怪人
性別:男性
年齢:70歳
職業・身分など:活動家→万屋
家族など:南光三(父)
演:2022/西島秀俊(にしじま・ひでとし)、1972/中村蒼(なかむら・あおい)、幼少期/岩田琉聖(いわた・りゅうせい)
■この人物が変身する仮面ライダー
■この人物が変身する怪人
・新創世王
■説明
仮面ライダーBLACK SUNに変身する男性。
科学者だった父の南光三が秋月総一郎と親友だった関係もあり、総一郎の息子である秋月信彦とは幼い頃からの友人。また、ビルゲニアとも当時から面識がある。
幼少期に地図にない村に滞在した時期があり、11歳になっていた1963年、父や総一郎らにより、信彦ともども体内にキングストーンを埋め込む手術を施されて怪人となった。その後、手術の傷跡がなかなか癒えなかったため、光太郎は創世王の青い水を塗ると痛みが取れるというビルゲニアの話を思い出し、信彦を誘って創世王が安置されている祠を訪問。小さな瓶に入っていた青い水を傷に塗布していたところ、目を覚ました創世王に見えない力で拘束されて驚いたものの、手を伸ばした創世王に頭を撫でられたのちに解放されるという体験をしている。
怪人への差別をめぐり、人間と怪人の衝突が多発していた1972年。光太郎は信彦とともに、知り合いのビルゲニアやオリバー・ジョンソンらが所属する組織「五流護六」の集会に出席。怪人の権利獲得を目指す活動家のダロム、ビシュム、バラオム、新城ゆかりらと出会う。当時、光太郎は暴力的手段を用いることに否定的だったが、信彦ともどもゆかりに惹かれたことから組織に加わる。
のちに、主要メンバーとなった光太郎は、時の総理大臣だった堂波道之助の孫、堂波真一を拉致するという手段により、組織代表と総理との会見を実現した。しかし、総理と会見したダロムらは、怪人の教育、労働、参政といった権利保証と引き換えに、道之助の傘下に入ることを決断。光太郎は会見の結果に反発したビルゲニアに従って、信彦、オリバー、ゆかりとともに組織を離脱し、秘かに運び出した創世王をともなって、とある山中に潜伏した。
ところが、創世王とキングストーンの処遇を巡ってここでも分断が起こり、光太郎はゆかりに自身のキングストーンを預け、創世王を打倒しようとする。しかし返り討ちにあって重症を負い、仲間たちも散り散りに。コウモリ怪人に助けられて命は繋いだものの、彼の革命運動はここで終わりを告げた。
50年後の2022年。光太郎は古傷の左足を引き摺りながら、借金の取り立てや暗殺などを請け負いつつ、廃棄されたバスでの独り暮らしという、荒んだ生活を送っていた。
ある日、仕事の一環で和泉葵の暗殺を請け負うが、光太郎はクモ怪人に襲われる葵を助け、彼女を守ることを決める。また、50年の縛から逃れた旧友、信彦と再会。未だ創世王の排除を諦めていない彼の誘いを断り、我関せずを貫こうとするが、キングストーンを持つ葵がゴルゴム党に狙われていることもあり、否応なしに戦いへと巻き込まれていく。
そして、ビルゲニアの罠にはまった葵がカマキリ怪人に改造されてしまうと、光太郎は今まで溜め込んでいた怒りを爆発させるかのように、新たな姿、仮面ライダーBLACK SUNへと変身を遂げる。
その後、葵がゴルゴム党に拉致されると、光太郎は信彦とともに党本部を襲撃。改めて創世王を倒そうとするがここでも敗北してしまう。瀕死の重傷を負うも、再びコウモリ怪人に救出され、地図にない村へと運ばれた。
数日が経過し意識を回復するも、そこに心変わりしてゴルゴム党の怪人たちの新たなリーダーとなった信彦が、キングストーンを求めて来訪。ともに歩もうという誘いを拒んだ光太郎は、ブラックサンに変身して抵抗するも、信彦が変身した仮面ライダーSHADOWMOONに敗北する。
キングストーンだけは仲間のコウモリ怪人やクジラ怪人たちが確保して無事だったが、光太郎は絶命。しかし、怪人を甦らせる術を知るクジラ怪人による処置、そして葵の想いが光太郎に届き、彼は復活を遂げる。そして、事後を葵たちに託すと、信彦との決着と怪人の未来をかけた最後の戦いに臨むべく、ふたたびゴルゴム党本部へと向かうのだった。
■戦闘時の決め台詞など
「変ー身っ!」
「あのキングストーンは、アイツのものだ。オレらが奪っていいものじゃない」
「一緒にいる間だけは、オレが守ってやる」
「オレも、受け継いでるんだよ。50年前のオレが、ずっと見張ってる。これが最後の戦いだ」