CHARACTERS

おりばー じょんそんオリバー・ジョンソン

登場作品
仮面ライダーBLACK SUN
初登場回/初登場作品
第二話(2022年10月28日配信)

「オレもずっと差別と戦ってきた。だから怪人たちの気持ちが痛いほどわかった」

プロフィール

種族:人間

性別:男性

年齢:25~56歳

職業・身分など:活動家

家族など:不明


 演:モクタール


説明

さまざまな差別と戦っていた活動家。

20代半ばだった1972年当時、オリバーは全国的な組織「五流護六」に所属しており、ビルゲニア、ダロム、ビシュム、バラオム、新城ゆかりといった同志とともに、怪人が人間と同等に暮らせる世界の実現を目指して革命運動を展開していた。南光太郎と秋月信彦の知り合いでもあり、ふたりを組織の集会に誘って彼らが運動に参加するきっかけをつくっている。

政府との交渉を模索していたが、なかなか応じてもらえなかったため、ゆかりが状況を打破すべく提案した、時の内閣総理大臣だった堂波道之助の孫、堂波真一の拉致を実行。彼を人質にして総理との会見を実現させた。この会見には、組織を主導する三神官のダロム、ビシュム、バラオムらが代表として臨んだが、教育、労働、参政などの権利保証と引き換えに、戦争の際に怪人が兵器として働くこと、怪人にとって重要な存在である創世王の引き渡しを要求される。しかも「怪人など、いつでも根絶やしにできる」と恫喝されたうえに即答を求められ、ダロムは苦渋の決断でこれを承諾。この結果、政府は公に怪人と人間の共存共栄を掲げることになったが、実質的に怪人が人間の風下に立つことが確定した。

この結果を知ったオリバーは、反発したビルゲニアに従い、光太郎、信彦、ゆかりらとともに組織を離脱。創世王を運び出し、山中に潜伏する。ところが、同行したゆかりは創世王の排除を考えており、光太郎と信彦が彼女に同調。オリバーは、何か隠していると感じてゆかりを問い詰めるも、聞き出して制止するには至らず、のちに彼女は事態を知ったビルゲニアによって粛清された。その現場を木陰から目にしたオリバーは、ゆかりが握りしめていたふたつのキングストーンを回収し、「これだけは守る」と彼女の亡骸に誓いつつ逃走。以後は「五流護六」を離れ、ひとり身を隠していた。

その後、ダロムたちが五流護六を前身にした政党「ゴルゴム党」を結成。のちに国会議員となった堂波真一も所属する与党「民の党」に協力し、現在に続く政府による怪人支配が始まった。

一方、オリバーは「OMORI BAPTIST CHURCH」という教会に潜伏しており、活動の表舞台からは身を退きながらも、怪人の起源について調査を始めていた。規模は不明ながら、オリバーの協力者もそれなりに存在したようで、2002年には活動家の川本英夫、ヨシムラ莉乃を教会に招き、ふたりに自身の活動を明かして、光太郎のキングストーンを託す。その際、オリバーはかつてゆかりが口にした「人間も、怪人も、命の重さは地球以上。1gだって命の重さに違いはない」という信念も伝えている。

この翌年、教会に堂波真一とビルゲニアが現れ、オリバーの手元にあった信彦のキングストーンを奪われる。拷問されたオリバーは数日後に世を去ったが、彼の信念はのちに結婚した川本夫妻を経て、ふたりの娘、和泉葵へと受け継がれることになる。

関連アイテム

  • キングストーン

関連人物

  • 南光太郎

  • 秋月信彦

  • ビルゲニア

  • ダロム

  • ビシュム

  • バラオム

  • コウモリ怪人

  • クジラ怪人

  • 堂波真一

  • 川本英夫

  • 川本莉乃

  • 新城ゆかり

  • 堂波道之助