ぶらっくさん（くろとのさまばったかいじん）ブラックサン（黒殿様飛蝗怪人）

■説明

南光太郎が1段階目の変身を遂げた姿。

光太郎が覚醒して仮面ライダーBLACK SUNとなったあとも、一瞬だけこの姿を経て変身している。

全身が怪人化していて体色は漆黒。腹部にベルトの形状をした世紀王サンドライバーが露出している。両手先の爪は鋭く尖っており、怪人の硬質な皮膚をもたやすく切り裂く。背中から生えている2本のバッタの脚は自在に動かすことが可能で、これを使って仰向けの状態から飛び起きて攻撃に映るなどの動きができる。さらに、背中から引き抜くと剣型の武器となるが、使用できるのは左右一度ずつで再生はしない。

外皮は恐ろしく硬く、和泉葵を襲ったクモ怪人との戦いでは、背中に突き立てられた棘のような腕を逆に砕いている。スピードも圧倒的で、俊敏な動きでクモ怪人の攻撃を回避。両腕に巻き付いたクモ怪人の糸を力ずくで引きちぎるなど並外れたパワーもあわせ持っている。

戦闘ではおもにキック、パンチ、投げ、タックルといった格闘術を駆使。クジラ怪人やシャドームーンとの戦いでは、どちらも最後は馬乗りになってのマウントパンチで相手の戦意を喪失させている。

怪人の中でも屈指の戦闘力を持つが、1972年に起きた創世王との戦いでは、創世王が放つ念動力にまったく歯が立たず、左脚を破壊され、なすすべもなく敗北している。

声：2022／西島秀俊（にしじま・ひでとし）、1972／中村蒼（なかむら・あおい）