ゆきおおかみユキオオカミ

- 登場作品
- 仮面ライダーV3
- 初登場回/初登場作品
- 第33話『V3危うし! 帰って来たライダー1号、2号!!』(1973年9月29日放送)
■説明
全身を銀色の毛に覆われた、オオカミの改造人間。
キバ男爵により招集された「キバ一族」のひとりであり、その口からはせり出すように鋭く巨大な牙が露出している。
口から絶対零度の冷気を放ち、浴びたものを一瞬で凍らせる「ウルトラブリザード」を最大の武器としている。また、身体能力や耐久力もずば抜けて高く、瞬間移動のような素早い動きや、3人の仮面ライダーからの猛攻にも耐える防御力も備えている。さらに、牙で噛みつかれた者の血は「呪いの血」へと変わり、ユキオオカミの呪いにより徐々に獣人の姿へと変貌してしまう。
キバ男爵が計画する、光化学スモッグに当てると爆発を起こす光線を使用した「殺人光化学スモッグ作戦」の遂行を目的とする。
人工的に光化学スモッグを作ることに成功した寒川博士とその娘、寒川弓子を誘拐し、弓子に呪いをかけてふたりに協力を強要。弓子には寒川親子が住む別荘を訪れた風見志郎と立花藤兵衛、珠純子、珠シゲルに睡眠薬を盛らせ、彼らを秘密結社「デストロン」のアジトに誘拐しようとした。しかし、改造人間故に睡眠薬が効かなかった志郎に弓子が詰め寄られたため自ら姿を現し、戦闘に突入する。対する志郎も仮面ライダーV3に変身。一進一退の攻防を繰り広げたのちに高速移動で撤退したように見せかけると、V3が変身を解除したタイミングを狙ってウルトラブリザードを浴びせかけた。この奇策が功を奏し、志郎を凍らせることに成功。身動きのできない志郎を連れ、意気揚々とデストロンのアジトへと引き上げた。
アジトでは立花、純子、シゲルに加え、志郎まで捕らえ、ご機嫌な様子で太鼓のリズムを刻みながらキバ男爵が寒川博士に光化学スモッグを発生させる装置にスイッチを入れさせ、立花らを処刑させようとする様子を眺めていた。しかし、どうしても寒川博士が命令に従わなかったため、キバ男爵の指示によりスイッチに入れようとするが、そこに思わぬ乱入者が出現。それはキバ男爵を追って日本に帰還した本郷猛と一文字隼人。ふたりは仮面ライダー1号、仮面ライダー2号にそれぞれ変身してアジト内で大暴れし、結果、立花らに加えて志郎の逃亡まで許してしまう。
アジトから脱出した志郎を追うと、志郎はV3へと変身。ウルトラブリザードを浴びせて一時的に優位に立つも、応援に現れた1号、2号とV3による連携によって徐々に追い詰められる展開に。最後は1号、2号に掴まれて上空へと投げ出され、そこにV3必殺の「V3きりもみチョップ」を叩き込まれて爆散した。
身長:175.0cm
体重:69.0kg
特色/力など:絶対零度の冷気を放つウルトラブリザード、強靭な身体能力、噛みついた相手に呪いをかける
声:沢りつお(さわ・りつお)