KAIJIN

どくばりぐもドクバリグモ

登場作品
仮面ライダーV3
初登場回/初登場作品
第20話『デストロン四国占領作戦』(1973年6月30日放送)

■説明

クモと注射器の特性を併せ持つ機械合成怪人。クモへの変身能力を持つ。

黄色と黒の縞模様の入った丸く膨れた胴体や、そこから伸びた右腕の先に備わる巨大な注射器が目をひく。注射器の容器内には、注入された人間を意のままに操ることができる「コントロールビールス」を含んだ液体で満たされている。コントロールビールスは自分自身にも効果があるため、間違って打ってしまった際に対処するために解毒剤を所持。それはドクバリグモの左腹部に収納されている。

人々を強制的に眠らせてしまうSS装置を用いて四国を占領しようとする「四国占領作戦」の遂行を使命としている。その準備中、SS装置を製作していた人物のひとり深沢秀雄がアジトから脱出したため、ギロチンザウルスとともに追跡するも、深沢が「少年仮面ライダー隊」の隊員である健一とその姉に助けられてしまい、四国での暗躍が風見志郎たちに知られてしまう。

やがて志郎や立花藤兵衛、珠純子と珠シゲル姉弟が四国に上陸。彼らと合流する前に深沢を襲ってコントロールビールスを注入し、嘘の情報を伝えさせて志郎が松山城へと向かうように誘導させた。そして邪魔者がいなくなったところで立花や純子、健一の姉にもコントロールビールスを注入。自身の支配下に置く。

その後はしばらく身を潜めていたが、松山城でギロチンザウルスが志郎の排除に失敗すると、立花、純子、健一の姉を操って休息中の志郎に眠り薬を飲ませる。これにより眠りに落ちた志郎の前に現れ、彼を始末しようとするも、突然目を覚ましてしまう。改造人間である志郎に眠り薬は効果がなく、眠ったフリをしていただけだったのだ。止む無く撤退を決めるも、志郎が深追いしてきたため洞窟で待ち伏せをし、コントロールビールスの注入に成功。完全に操るべくもう一度注射器の針を刺そうとするが、志郎が仮面ライダーV3に変身したことで肉体構造が変化し、コントロールビールスを無効化されてしまう。さらに接近しての肉弾戦のなかで、自分自身に注射器の針を刺されてしまいコントロールビールスが注入。V3に操られそうになり左腹部に備わる解毒剤を使用したため、コントロールビールスの対処法が露見し、解毒剤も奪われてしまった。

その後、本来の目的を果たすべくSS装置を運搬。追ってきたV3をギロチンザウルスとともに迎え撃つが、ふたりがかりでも歯が立たず、最後は「V3反転キック」を受けて爆散した。


劇場版『仮面ライダーV3対デストロン怪人』では、沖田徹夫が発見した放射性元素“サタンニウム”を手に入れるため行動し、V3たちと戦った。


身長:165.0cm

体重:53.0kg

特色/力など:右腕のコントロールビールス入り注射器


声:西崎章治(にしざき・しょうじ)

変身者

  • 黒服の男(劇場版)

関連人物

  • ドクトルG

  • 風見志郎

  • 立花藤兵衛(V3)

  • 珠純子

  • 珠シゲル

  • 深沢秀雄

  • 健一

  • 健一の姉

  • 沖田徹夫

  • 沖田ひろ子

  • 沖田マサオ

関連怪人

  • デストロン首領

  • デストロン戦闘員

  • ギロチンザウルス

  • タイホウバッファロー