おきた てつお沖田徹夫
- 登場作品
- 仮面ライダーV3
- 初登場回/初登場作品
- 劇場版『仮面ライダーV3対デストロン怪人』(1973年7月18日公開)
「こんな恐ろしい鉱石が、もし悪いことに利用されたら、この平和な世界が大変なことになってしまう」
■プロフィール
種族:人間
性別:男性
年齢:不明
職業・身分など:原子物理学者
演:二瓶秀雄(にへい・ひでお)
■説明
世界的に有名な原子物理学者。
四国山脈の山奥で、「サタンニウム」と呼ばれる元素を含んだ特殊鉱石を発見した。サタンニウムは幻の元素といわれ、原子爆弾の原料に用いるウラニウムの数百倍という放射能を有している。当初、沖田は発見を公表するつもりだったが、フェリーで東京へ向かう船上、サタンニウムが大量に集められるようなことになればどのような結果を招くのか想像できず、悪用を恐れて発見の事実を伏せようと考える。
ところが、すでに沖田は秘密結社「デストロン」に目をつけられていた。どこからともなく響いた大幹部ドクトルGの声にサタンニウムがある場所へ案内しろと要求され、沖田はサタンニウムが入ったケースを海へ投げ捨てようとするが、自身をマークしていた黒服の男に阻止されて、和歌山県勝浦町沖の小島に設けられたアジトへ拉致された。
アジトではドクトルGが人間モルモットを用意してサタンニウムの人体実験を準備しており、止めようとした博士はすぐに取り押さえられ、監禁されてしまう。しかし、有名な博士の失踪はメディアで報道されており、立花藤兵衛とともに付近の海域へやってきた風見志郎がアジトに出現。ドクトルGは、すぐさまアジトの放棄を決めて爆破するが、沖田は志郎に救出されて無事にアジトから脱出する。沖田は志郎と立花にサタンニウムについて語り、鉱石の発見場所を問うデストロンには嘘を教え、鉱脈の位置を記した地図を愛媛県の「ホテル奥道後」で働いている妹に預けていると明かした。志郎と立花がすぐに彼女を保護しようと考えるなか、そこに現れたデストロンの怪人タイホウバッファローによる砲撃が炸裂。沖田は志郎たちと物陰へ隠れようとするも、続く砲撃で瀕死になってしまい、志郎に妹の写真を渡しつつ事後を託して絶命した。