KAIJIN

ぜろたいていゼロ大帝

登場作品
仮面ライダーアマゾン
初登場回/初登場作品
第14話『十面鬼死す!そして新しい敵!?』(1975年1月18日放送)

■説明

世界征服を企む謎の組織「ガランダー帝国」の支配者。

パルチア帝国の末裔を自称しており、西洋風の甲冑と兜を装備し、赤いマントを左肩にかけている。兜にはガランダー帝国の紋章と同様の赤い鳥の翼のような装飾が施されている。

青い長槍を携え、この槍先からはすべてを消滅させる強力なビームを撃ち出す。さらにこのビームは、ギギの腕輪と同調することで、仮面ライダーアマゾンのエネルギーを全放出させ、強制的に変身を解除させてしまうという効果もある。

その性格は冷酷非情。作戦の失敗者を容赦なく処刑するだけでなく、世界征服のための計画が「面白くない」というだけで、あるいは単に見せしめとしても黒ジューシャを手にかけることもあった。しかし、アマゾンライダーによって滅んだ悪の秘密結社「ゲドン」の首領、十面鬼ゴルゴスと違い、獣人が忠誠を誓うカリスマ性も持ち合わせており、モグラ獣人や獣人ヘビトンボ(成虫)のような裏切者は出ていない。また、ゼロ大帝もアマゾンと対峙した際に「わしのかわいい部下の獣人の多くを手にかけた憎き奴」と口にしていることから、獣人への労りの心は持っていたと思われる。

ギギの腕輪の奪取にこだわったゲドンが崩壊に向かうと活動が活発化していき、獣人ヘビトンボ(成虫)を寝返るよう仕向けるなど暗躍。そしてアマゾンライダーに斬り裂かれた十面鬼ゴルゴスの右腕ごとガガの腕輪を回収すると、ゲドン消滅を機に表だって行動を開始する。

ゲドンの失敗を鑑みて仮面ライダーアマゾンのもつギギの腕輪には固執せず、あくまで最終目標である世界征服を最優先に行動。それでもアマゾンは計画の邪魔だと判断しているようで、さまざまな作戦の傍らで何度もその命を狙っている。

数々の作戦をアマゾンに阻止されると、日本の3分の1を灰にしてしまうほどの威力があるヘリウム爆弾で一気に日本を焼け野原にしようと企む。その計画の実行中、アマゾンライダーがアジトへと乗り込んでくるが、手にした槍の力で変身を強制解除し、捕まえることに成功する。

しかし、アマゾンからギギの腕輪を奪おうとしたときに、予想外の事態が発生してしまう。超エネルギーの秘密を知るべくガガの腕輪をアマゾンに近づけると、ガガの腕輪は導かれるようにギギの腕輪と合体。ふたつの腕輪がひとつになったことで超エネルギーを得たアマゾンがアマゾンライダーに変身すると、槍を振るって応戦するもまったく歯が立たず、「大切断」で右腕を斬り飛ばされてしまう。体勢を立て直すべく逃げ出したところ、アジトに仕掛けていた落とし穴に自ら落ちてしまい、穴の底に仕掛けられた巨大な剣山に全身を貫かれるという最期を遂げる。


身長:174.0cm

体重:73.0kg

特色/力など:槍先から発射する火花状のビーム

演:中田博久(なかた・ひろひさ)

関連人物

  • アマゾン

  • 立花藤兵衛(アマゾン)

  • 運搬人

  • 地下作業員

関連怪人

  • 真のゼロ大帝

  • ハチ獣人

  • ゲンゴロウ獣人

  • ガマ獣人

  • ハンミョウ獣人

  • フクロウ獣人

  • キノコ獣人

  • イソギンチャク獣人

  • モモンガー獣人

  • サンショウウオ獣人

  • 黒ジューシャ

関連アイテム

  • ガガの腕輪