KAIJIN

げんごろうじゅうじんゲンゴロウ獣人

登場作品
仮面ライダーアマゾン
初登場回/初登場作品
第16話『ガランダーの東京火の海作戦!!』(1975年2月1日放送)

■説明

水生昆虫であるゲンゴロウの特性を備えた獣人。緑がかった巨大な頭部に左右1本ずつ、計2本の牙が突き出た大きな口をもつ。この牙を突き立てて人間を血を吸い、自分のエネルギーとする。また、背中はゲンゴロウの上翅ような部位が覆っており、首元から昆虫の足のようなパーツが数本伸びている。

二股になっている両腕の爪は、一撃で若木を真っ二つにするほどの鋭さがあり、腕を振るうだけでなく射出して遠距離から攻撃することも可能。この爪は一瞬で生やすことができるため、爪を発射したことで武器を失うこともない。

また、昆虫のゲンゴロウの形をした分身を生み出せる。この分身に人間の血を吸わせてから自分の元に戻すことでエネルギーの補給を行うことも可能。さらにこの分身は遠隔操作できる爆弾でもある。

このほか、怪しげな呪文を唱えることで瞬間移動する能力も持ち合わせている。

さまざまな攻撃特性を持つ一方で、寒さを苦手としており、冬場の日本のような気候ではすぐにエネルギーが切れてしまうという弱点がある。

手始めに、分身のゲンゴロウを介して岡村りつ子の血を吸い、エネルギーを補給したのち、東京中に火災を起こす「東京火の海作戦」を敢行。火薬工場やガソリンスタンドなど、発火物のある建物に爆弾のゲンゴロウを放って爆発させ、東京中をパニックに陥れた。そのさなかに、駆けつけたアマゾンと戦闘に。最初こそ優勢に戦ったが、寒さでエネルギーが少なくなったこともあって追い詰められたため、瞬間移動で逃亡を図った。

この失態に激怒したゼロ大帝に処刑されかけるが、撤退したのは寒さでエネルギーを早く失ったからと説明し再びチャンスを得る。そして、りつ子を誘拐して再びその血を吸うと、コンビナートを爆破することで一気に東京を火の海にしようとした。

しかし、口を滑らせてこのことをりつ子に知られてしまい、彼女から計画を聞いた仮面ライダーアマゾンによって爆破を阻止されてしまう。あと一歩のところで邪魔されたゲンゴロウ獣人はアマゾンライダーに襲い掛かるも、一進一退の攻防の末、必殺の「大切断」を受け、額から体液を噴き出しながら息絶えた。

なお、今際の際に分身のゲンゴロウを生み出して飛ばし、その分身はアジトに逃げ帰ることに成功したが、計画失敗に憤ったゼロ大帝によって焼き払われた。


身長:250.0cm

体重:160.0kg

特色/力など:爆発するゲンゴロウの分身を生み出す、両腕の爪、瞬間移動

変身者

  • 行商人

関連人物

  • アマゾン

  • 岡村りつ子

関連怪人

  • ゼロ大帝

  • 黒ジューシャ