かめんらいだーひびき仮面ライダー響鬼
- 登場作品
- 仮面ライダー響鬼
- 初登場回/初登場作品
- 一之巻『響く鬼』(2005年1月30日放送)
大選集祭 第3回募集テーマ
『仮面ライダーキャッチコピー』投稿作品
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その背中をおいかけて
少年は明日を夢見る
■説明
『仮面ライダー響鬼』における主役ライダー。
人間を襲い餌として喰らう巨大な怪物、魔化魍(まかもう)と戦うため、鬼と呼ばれる音撃戦士であるヒビキが、変身音叉・音角(へんしんおんさ・おんかく)が発する特殊な音波をキーにして、自身の肉体を変化させた姿。
魔化魍と戦う組織「猛士(たけし)」の関東支部に所属しており、「関東十一鬼」のひとりに数えられる。
変身の際は、変身音叉・音角の先端部分を鳴らして特殊な音波を発生させ、顔の前にかざすと額に鬼の意匠が浮かび、ヒビキの全身を紫の炎が包む。その炎を気合の一声とともに右手で薙ぎ払うと、そこには紫紺の戦士、仮面ライダー響鬼(ヒビキ)の姿があり、変身が完了する。
響鬼を含めた鬼たちは、厳しい修行によって心身を極限まで鍛え上げることで、変身するための力を会得。これにより常人を遥かに超える身体能力を有しており、巨大な魔化魍の一撃を両腕で受け止め、巨体を持ち上げて転倒させる豪腕、険しい山中でも息を切らすことなく走り続ける持久力、木々の上を飛び回って移動する機動力など、各所でその能力を発揮させている。
また、鬼は魔化魍の特性に合わせて「太鼓」「管」「弦」と呼ばれる楽器を模した音撃武器を使用。響鬼はこの中でも魔化魍に最接近して戦わければならない危険な戦闘スタイルを要求される太鼓を専門としている。
戦いにおいては接近戦を得意とし、武器として先端に備わる霊石、鬼石を介して清めの音を叩き込む二本一対の太鼓のバチ状の音撃武器、音撃棒・烈火(おんげきぼう・れっか)を使用。どのような敵に対しても雄々しく正面から向かい合い、鋭くも重い打撃を次々に叩き込んでいく。
また、響鬼の体内には炎の気が満ちており、それを現出させた技を使用。
口腔部を大きく開いて紫の炎を吐く「鬼幻術・鬼火(きげんじゅつ おにび)」。
音撃棒・烈火の鬼石に灼熱の炎を発生させ、それを火炎弾として放つ「鬼棒術・烈火弾(きぼうじゅつ れっかだん)」。
鬼石から発生させた炎を鋭く伸ばして留め、それを剣のようにして振るって敵を切り裂く「鬼棒術・烈火剣(きぼうじゅつ れっかけん)」。
加えて、多くの鬼が共通して備えている拳の甲から伸ばす4本の鋭い爪「鬼闘術・鬼爪(きとうじゅつ・おにづめ)」も使用でき、敵に組み付かれたときにこれを伸ばして突き刺したり、蔦などに足や体を絡め取られた時にナイフのように使って縛から脱出するなど、臨機応変に利用する。
左腰のホルダーには自律型の小型メカであるディスクアニマルの茜鷹(アカネタカ)、瑠璃狼(ルリオオカミ)、緑大猿(リョクオオザル)の3種を装備。ディスクアニマルは主に魔化魍に居場所を探る索敵を任務としているが、ある程度の攻撃能力も備えており、魔化魍を育てる怪童子や妖姫の足止めなどに使用することもあった。
魔化魍にトドメを刺す際には、ベルトのバックル部分に装着された音撃鼓・火炎鼓(おんげきこ・かえんつづみ)を魔化魍の身体に押し付けることで火炎鼓が巨大化。そこに向けて太鼓のリズムを刻むように音撃棒・烈火を叩きつけ、清めの音を送り込む。
この一連の動作は「音撃打(おんげきだ)」と呼ばれ、叩く強さやリズムの違う多数の型がある。
左右の音撃棒・烈火を連続でリズムよく交互に叩きつける「音撃打・火炎連打の型(おんげきだ・かえんれんだのかた)」。
両手の音撃棒・烈火を同時に叩きつけ、強力な音撃を連続して送り込む「音撃打・一気火勢の型(おんげきだ・いっきかせいのかた)」。
左右の連撃から両手での一撃、これを繰り返す火炎連打の型と一気火勢の型を組み合わせたような「音撃打・豪火連舞の型(おんげきだ・ごうかれんぶのかた)」。
火炎連打の型の振りをより大きくし、強力な音撃を素早く送り込む「音撃打・猛火怒涛の型(おんげきだ・もうかどとうのかた)」。
以上の型を魔化魍や地形の状況などにあわせて使い分ける。
この音撃打を叩き込んでいるときこそ魔化魍に最接近するもっとも危険な状況でもあり、例えばツチグモのような地を這う魔化魍であれば背部に乗り、巨人のような姿のヤマビコであれば、その巨体を地に伏せさせなければならない。
響鬼は長く前線に立ち続けているベテランの鬼であり、かつ太鼓を専門にしているということで、ほかの鬼たちから響鬼に向けられる眼差しは、尊敬の念に満ちているという。
通常の魔化魍とは性質のことなる「夏の魔化魍」の出現に備えて自身をさらに鍛えなおすことで、強化形態である仮面ライダー響鬼紅(ヒビキクレナイ)に、音撃増幅剣・装甲声刃(おんげきぞうふくけん・アームドセイバー)を使用することで、多数のディスクアニマルが鎧となって響鬼に装着された最強形態、仮面ライダー装甲響鬼(アームドヒビキ)へとフォームチェンジができる。
変身時に使用するアイテム:変身音叉・音角
変身者
スペック
■身の丈(身長):7尺3寸(約222cm)■目方(体重):41貫(約156kg)
■パンチ力:5333貫(約20t)
■キック力:1万666貫(約40t)
■ジャンプ力:一跳び41間(約75m)
■走力:1町(約100m)を3秒
- スペック
口腔部を露出した頭部
「鬼幻術・鬼火(きげんじゅつ おにび)」発動時に口腔部をオープンした状態の頭部。- 口腔部を露出した頭部