仮面ライダー響鬼
かめんらいだーひびき仮面ライダー響鬼

- 登場作品
- 仮面ライダー響鬼
- 初登場回/初登場作品
- 一之巻『響く鬼』(2005年1月30日放送)
■説明
ヒビキが変身音叉・音角(へんしんおんさ・おんかく)を使用して鬼と呼ばれる音撃戦士に変身した、仮面ライダー響鬼(ヒビキ)の基本形態。
人間を襲い餌として喰らう巨大な怪物、魔化魍(まかもう)と戦う組織、「猛士(たけし)」の関東支部に所属しており、鬼となって魔化魍と直接戦う「関東十一鬼」のひとりに数えられる。
鬼たちは魔化魍の特性に合わせて「太鼓」「管」「弦」と呼ばれる楽器を模した音撃武器を使用。響鬼は太鼓を専門としており、主に地上で暴れる機動力の高い魔化魍と戦っているが、15年間以上ものあいだ魔化魍と戦ってきたベテランの鬼であるため経験も豊富。本来は弦で倒すべき防御力の高い魔化魍も、強引に硬い外皮を剥がして太鼓で撃破したり、修行時代は管と弦の扱いもひと通りマスターしているため、管の音撃武器を使用して宙を舞う魔化魍を撃破したこともあった。
また、戦いの技だけでなく咄嗟の判断力にも長けており、予想外の魔化魍の出現にも機転を利かせて対処したり、大きなダメージを負った場合は即時に撤退して作戦を考え直すなど、冷静な判断力もある
魔化魍の出現頻度が上がると、その対応力を買われて様々なケースで他の鬼たちをサポートして戦う「特別遊撃班」に任命され、他の鬼と連携して魔化魍と戦うことが増えていく。ウブメとヤマアラシの2体が合体した強力な魔化魍、ナナシが出現した際は、ヒビキの提案で鬼の仲間であるイブキが変身する仮面ライダー威吹鬼(イブキ)と、トドロキが変身する仮面ライダー轟鬼(トドロキ)の音撃を共鳴させ、撃破している。
このように一見弱点のなさそうな響鬼だが、実は車両の運転が不得手であり、屋久島でやむを得ず車を運転することになった際にエンストを繰り返し、100年に一度しか現れない魔化魍、オトロシとの戦いで威吹鬼と共闘した際には、威吹鬼の専用バイク、竜巻(たつまき)を駆り、華麗なハンドルさばきを見せたと思いきや、実は停車が苦手で威吹鬼ともども飛び降り、マシンを中破させてしまうという惨状を起こした。
だが、特別遊撃班に任命されたことでフットワークの軽さが必要となったため、バイクの運転に関しては修行で克服。猛士から凱火(がいか)と呼ばれる専用マシンが支給され、各地を飛び回ることとなった。
悪意ある者たちの仕業によって魔化魍の出現頻度がさらに上がり、その発生場所は都会にまで波及。戦いが激化の一途を辿るなかで、無数の魔化魍が同時発生し世界を滅ぼすという「オロチ現象」の兆候が見え始める。これを鎮めるため、宗家の鬼である威吹鬼が「大地を清める」という危険な儀式の任に就くこととなるが、儀式当日、響鬼は皆に無断で威吹鬼に代わる形で儀式を実行。
魔化魍がひしめく中で見事に大地を清めてオロチ現象を鎮め、世に平穏をもたらした。
【『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』では……】
海上に出現した巨大魔化魍、オロチとの戦いに敗北。重傷を負う。
この状況に対するため、ヒビキの弟子となった安達明日夢が「甘味処 たちばな」で見つけたオロチに関する文献のなかで、戦国時代で戦う仮面ライダー響鬼と同じ名前の鬼が記述されていた。
戦国時代の響鬼はオロチを倒すために6人の仲間の鬼と共闘。切り札として「響鬼」と彫られた刀を使おうとするも、文献は最後まで書かれておらず、明日夢は結末を見ることができなかった。
だが、この文献をもとに明日夢は「響鬼」と彫られた刀を発見。復帰した響鬼に渡すと、刀は音撃増幅剣・装甲声刃(おんげきぞうふくけん・アームドセイバー)に変化。響鬼は仮面ライダー装甲響鬼(アームドヒビキ)へとフォームチェンジし、オロチを撃破した。
なお、戦国時代の響鬼は、左腰のホルダーにディスクアニマルによく似た巨大化するカラクリ動物、茜鷹(アカネタカ)、岩紅獅子(イワベニシシ)、白練大猿(シロネリオオザル)を携帯している。
変身者:ヒビキ
変身時に使用するアイテム:変身音叉・音角
変身者

スペック
■身の丈(身長):7尺3寸(約222cm)■目方(体重):41貫(約156kg)
■パンチ力:5333貫(約20t)
■キック力:1万666貫(約40t)
■ジャンプ力:一跳び41間(約75m)
■走力:1町(約100m)を3秒
- スペック

口腔部を露出した頭部
「鬼幻術・鬼火(きげんじゅつ おにび)」発動時に口腔部をオープンした状態の頭部。- 口腔部を露出した頭部