クレジット

原作:石森章太郎
脚本:福田卓郎
監督:諸田敏
プロデューサー:
 佐々木基(テレビ朝日)
 菅野あゆみ
 高橋一浩(東映)
制作:
 テレビ朝日
 東映
 ADK

KAMEN RIDER GHOST

放送期間
2015.10.4~2016.9.25【全50話】
主題歌

「我ら思う、故に我ら在り」 / 氣志團

「命、燃やすぜ!」

18歳の誕生日。天空寺タケルは謎の怪人・眼魔に襲われ、命を落としてしまう。謎の空間で出会った仙人風の男の計らいで一時的に復活したタケルであったが、 完全に生き返るためには、英雄の魂が込められた15個の目玉型のアイテム「ゴースト眼魂(アイコン)」を探し出さなければならない。 タケルは仮面ライダーゴーストとして襲い来る眼魔を倒しつつ、眼魂を探し始めるのだった……。そして眼魔との戦いは、世界の行く末を左右する事態へと繋がっていく。

クレジット

原作:石森章太郎
脚本:福田卓郎
監督:諸田敏
プロデューサー:
 佐々木基(テレビ朝日)
 菅野あゆみ
 高橋一浩(東映)
制作:
 テレビ朝日
 東映
 ADK

第1話「開眼!俺!」

第1話「開眼!俺!」

第2話「電撃!発明王!」

第2話「電撃!発明王!」

相関図&各話詳細

 10年前に没した父、天空寺龍の遺したお寺「大天空寺」を住職代理の御成とともに預かる青年、天空寺タケル。彼が迎えた18歳の誕生日の日、幼馴染の月村アカリらといつもの日常を過ごしていると、亡き父からの郵便物が届く。そこに入っていたのは目玉のような謎のアイテム「ブランク眼魂(アイコン)」であった。ブランク眼魂に触れたタケルは、普通の人には見えない幽霊のような怪人「眼魔」が見えるようになり、直後に戦いへと発展。だが、戦う術を知らぬタケルは眼魔の凶刃に倒れ、その肉体は消滅してしまう。
 自分は命を失ってしまったのだろうか。不思議な空間で目覚めたタケルは、そこに突然現れた不思議な雰囲気を放つ「仙人」を名乗る初老の男に「生き返りたいか?」と尋ねられ、命を燃やしきれずに生を終えたことを激しく後悔。すると、父か送ってきたブランク眼魂はタケルの魂が込められた「オレゴースト眼魂」へと変化し、仙人はタケルに「お前は眼魔と戦う運命にある」と告げるのだった。そして、眼魔と戦える力を持つ戦士「仮面ライダーゴースト」へと変身できるベルト状の装具である「ゴーストドライバー」を与えると、タケルが生き返るためには、タイムリミットである〝99日以内に15個揃えることで何でも願いが叶う〟という、歴史上の偉人たちの魂が宿った「英雄眼魂」を集めなければならないことを教えるのだった。
 現世に戻ったタケルは、通常ではあり得ないような不思議な事件の影に眼魔の存在ありと、御成や大天空寺の修行僧であるナリタ、シブヤらとともに「不可思議現象研究所」を設立。アカリからは得意の科学分野でサポートを受けながら眼魔と戦う日々を送り、その傍らで歴史上の偉人たちに関わる遺物から英雄眼魂を生み出していく。
 だが、英雄眼魂を求めていたのはタケルだけではなかった。眼魔の影では黒ずくめの衣装を纏った不気味な男、西園寺主税が暗躍。そして、ゴーストドライバーを持つもうひとりの戦士「仮面ライダースペクター」も、英雄眼魂を求めてタケルたちの前に現れた。
 ゴーストとスペクターが激しく火花を散らすなか、やがてスペクターの正体が幼いころに行方不明になったタケルの幼馴染、深海マコトであると判明する。マコトが眼魂を集める理由。それは、肉体を失ってしまい眼魂のなかに魂を宿すことでかろうじて命をつないでいる妹の深海カノンを生き返らせるためだった。
 そして、戦いの果てについに15個の「英雄眼魂」が揃う。タケルは大天空寺の上空に現れた巨大な魔法陣へと吸い込まれ、謎の声が導くままに叶えたい願いを告げる。その願いとは……!?

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 迎えてしまった命のタイムリミットの日。不思議な空間で父親の天空寺龍と再会した天空寺タケルは、龍の魂と同化することで、なんとか消滅を免れることとなった。新たに99日という命の期限を得たタケルは、龍が最期に言い残した「15人の英雄の心を繋げ」という言葉を胸に、今度こそ本当に生き返るために「不可思議現象研究所」の面々とともに「眼魔」との戦いを再開する。そして今まで敵対関係にあった「仮面ライダースペクター」こと深海マコトと和解。マコトはタケルが自分の願いを反故にしてまでマコトの妹、深海カノンを甦らせてくれたことに深く感謝し、その恩義に報いるためにタケルへの協力を約束するのだった。
 一方で眼魔世界と地球を繋ぐべく各地にゲートをつくっていた、マコトを友と呼ぶ眼魔世界の青年、アランが本格的に行動を開始する。彼は眼魔の技術の結晶であるガントレット型のアイテム「メガウルオウダー」と「ネクロムゴースト眼魂」を使い「仮面ライダーネクロム」へと変身し、タケルの前に立ちふさがった。さらに、アランとは別の思惑で動く眼魔世界の科学「冥術学」の学者であるイゴールが出現。人々のためではなく、自分の優秀さをひけらかすために己の知識を利用するというイゴールの考えに、同じ科学を志す者である月村アカリは激怒。その顔面に怒りの平手を炸裂させるのだった。
 そんなイゴールが使役する眼魔の中には戦いを望まない者もいた。地球の美しさに惹かれ、絵を描くことを望んだ画材眼魔は、タケルと交流して友情を深め大天空寺の居候となりキュビと名付けられた。そして、アカリはキュビが絵を描くときに発する特殊な波動を解析して、眼魔世界に繋がるゲートを完成させる。タケルは自らの思いにケジメを付けるために、眼魔世界へと向かったマコトを追い眼魔世界へ。そこで驚愕の光景を目にすることになる。
 自らの魂を眼魂へと宿して、肉体は棺のようなカプセルに安置する。これによって死から開放されるというシステムで成り立っていたのが眼魔たちの〝完全なる世界〟であった。だが、タケルは棺の中の肉体が塵のように朽ちていくのを目撃。眼魔世界にも異常な事態が発生していることを感じさせた。
 そして、アランの父にして眼魔世界の王である大帝アドニスも、この完全なる世界に疑問を抱きはじめており、アランの兄であるアデルはそんな父に反目。アデルはアドニスを手にかけてアランにその罪を被せると、強制的に肉体を目覚めさせられたアランは眼魔世界から地球へと逃亡する。眼魔から狙われる身となったアランは、肉体を持つことの不便さに苦心。そんなアランにタケルは助けの手を差し伸べると、未だ眼魔世界にいるマコトを助けるという共通の目的のために、アランもタケルに協力することを決意。ふたりは再び眼魔世界へと向かうのだった。

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 三度消滅という憂き目に遭いながらも、仲間たちとの絆を繋いで復活を果たし、もはや生きているのか死んでいるのかもわからない人智を超えた無限の力を手にした天空寺タケル。「眼魔」との戦いを通じてタケルと心を通わせた「英雄眼魂」に宿る15人の偉人たちも自分たちの役目は終わったとタケルにすべてを託そうとするが、タケルはまだできることはあるはずだと偉人たちを発奮させると、彼らもタケルとともに最後まで戦う覚悟を固めるのだった。
 一方、自らが信じる〝完全なる世界〟を求め、タケルを敵視するアデルは、全知全能の存在である「グレートアイ」を守護する防壁である15体の「ガンマイザー」と融合。「仮面ライダーゴースト」「仮面ライダースペクター」「仮面ライダーネクロム」は、地球に送られてくるさまざまなガンマイザーたちと激戦を繰り広げることとなる。そんななか、仙人の正体が眼魔世界の基盤をつくったイーディス長官だと発覚。実は最初に消滅した状態なら仙人の力でタケルを生き返らせることもできたということが露見し、御成や月村アカリらは怒りの感情を露わにする。だが、自分のために怒ってくれている彼らの姿を見たタケルは、自分の不甲斐なさに思わず謝罪の言葉を口にしてしまう。そんなタケルを見て呆れたのか皆の怒りは収まり、改めて気持ちをひとつにすることができたのだった。
 そして、タケルと「パーフェクト・ガンマイザー」となったアデルとの決戦が繰り広げられる。この戦いはタケルに軍配が上がり、兄を救いたいと願うアランの想いに応えるためにもタケルは和解の手を差し伸べるのだが、アデルはそれを拒否。その後、アデルは「ディープコネクト社」を乗っ取ってイゴールに開発させた「デミア」を利用し、地球の人々の心をリンクさせる。本来の目的は、これにより眼魔世界のシステムを安定させるのに必要な地球の人々の魂を一気に吸収することであった。だが、アデルはより完璧な理想の世界を求め、すべての人々の個を奪い、ひとつの存在になるという計画を実行する。
 この恐るべき事態に騒然となるタケルたちは、アデルを止めるために眼魔世界へ。激戦のなかでアデルがタケルの父である天空寺龍の命を奪っていたことが判明しながらもタケルはそれを許し、アデルもまたタケルを通じて父、アドニスに愛されていたことを知るとようやく戦意を収め、ガンマイザーもろとも自分をタケルに倒させることで、長き戦いはようやく終わりを告げたように見えた。
 だが、残っていたガンマイザーの意思がグレートアイを取り込み「グレートアイザー」へと進化。人間は必要ないという結論のもとで地球と眼魔世界の人間たちを次々と消滅させ始める。そんな絶望感すら漂う圧倒的力を見せつけるグレートアイザーを前に、タケルは自分がこれまで繋げていった人間の心が持つ偉大な力を信じ、立ち向かっていく。最後の戦いの果てに待ち受けるのはいったい何か? そして、タケルは今度こそ本当に生き返ることができるのだろうか。

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登場仮面ライダー

主要登場人物一覧

主要アイテム一覧